35歳女性の転職事情〜データで見るリアル〜

35歳を過ぎると、プライベートと仕事のバランスを取りながら働いている女性、仕事における自分の得意領域が明確になってキャリアにアクセルを踏む女性など、ワークもライフも多様性が増してくるのではないでしょうか。
ここではdodaで転職をした35歳の女性にフォーカスし、職種や年収といったデータとともに転職先に選んだ職種など、「35歳女性」の転職のリアルをご紹介します。
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33歳で転職した女性ってこんな人

2023年4月〜2024年3月にdodaのエージェントサービスを利用して転職した35歳の女性のデータによると、転職前の職種で最も割合が高かったのが「事務・アシスタント」で31.5%を占めました。続いて「企画・管理」が13.8%、「営業」が10.8%と続きました。
なお、女性全体のデータで最も割合が高いのは「事務・アシスタント」で25.1%、次いで「営業」が15.5%、「販売・サービス」が14.5%となっています。
就業状況を見ると、在職中に転職活動を始めた人が82.0%。転職回数は、0回が33.9%で最も多く、1回が25.4%、2回が20.7%となり、平均は1.3回でした。
35歳で転職をした女性の転職前の年収は平均403.0万円。割合を見ると300万円台が33.0%で最も多く、次に400万円台が25.8%、500万円台が14.1%という結果でした。
35歳を含む転職希望者の年代別の年収は以下で紹介しています。
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35歳の働く女性のボーナス・残業事情
2024年にビジネスパーソン15,000人に調査したデータのうち35歳の女性の結果を抽出したところ、直近3カ月での1カ月あたりの平均残業時間は15.4時間。冬の平均ボーナスは38.8万円、夏の平均ボーナスは37.5万円という結果でした。
以下のページでは、残業時間、夏・冬のボーナスなどを職種別やランキング形式で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑
平均残業時間の実態調査 残業が少ない・多い仕事は?
ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)
35歳の女性が転職先に選んでいる職種は?
では、実際に転職の時にはどういった職種が多く選ばれているのでしょうか?
2023年4月〜2024年3月にdodaのエージェントサービスを利用して転職した女性全体のデータを見ると、転職先の職種の1位は「企画・管理」で25.7%となっています。そして、2位は「事務・アシスタント」で24.8%、3位は「営業」で14.3%という結果になっています。
35歳の場合はどのような職種が選ばれているのか、以下で紹介していきます。
1位企画・管理(32.5%)

35歳で転職した女性の転職前の職種で13.8%だった「企画・管理」ですが、転職先に選んでいる職種としては32.5%で最も多い割合でした。
人事、経理、総務、経営企画、マーケティングなど多くの専門分野に分かれる「企画・管理」。自分の専門分野の中でさらにスキルを磨いたり、経験を積んだりできる環境を求める人が「企画・管理」を希望する傾向があります。
実際にこの職種に転職した35歳女性の転職前の職種を見ると、約35.9%が同じ「企画・管理」でした。また、31.0%を占める「事務・アシスタント」の人も、「経理事務から経理」「人事アシスタントから労務」のように、同じ領域の「企画・管理」へ転職しているケースが多いようです。
「企画・管理」は比較的リモートワークがしやすい職種でもあるため、35歳前後の女性では育児と両立しながら時短で働くワーキングマザーの転職事例も増えています。
また、IT業界など成長企業では、経理・人事・マーケティングなどの経験者に対するニーズが高く、転職を通じて年収アップしているケースも少なくありません。
2位事務・アシスタント(22.1%)

35歳で転職した女性の転職前の職種で最も多かった「事務・アシスタント」ですが、転職後の職種でも22.1%で2番目に多い割合でした。育児などのプライベートとの両立がしやすいイメージを持つ人が多いことが人気の理由の一つです。
実際にこの職種に転職した35歳女性の転職前の職種を見ると、68.0%が同じ「事務・アシスタント」でした。他職種からの転職でも、「販売・サービス」から「受付」への転職など、これまでの経験やスキルを活かしているケースが目立ちます。
35歳前後になると、専門性やマネジメント経験などが企業から求められるようになってきます。事務の基本スキルに加えて専門知識やスキルなど、アピールできることを準備しておくと良いでしょう。
3位営業(10.8%)

35歳で転職した女性の転職前の職種で10.8%だった「営業」。転職先に選んでいる職種としても、同じく10.8%と3番目に多い割合になりました。
「営業」に転職した35歳の女性は、半数近くが「事務・アシスタント」や「販売・サービス」など、ほかの職種からのキャリアチェンジでした。
最近では、在宅やフレックス勤務など柔軟な働き方を取り入れている営業の求人も多く、結婚・出産などのライフイベントを経た35歳前後の女性の転職事例も増えています。
また、売り上げという実績が評価されることが多いのも、時短で働くワーキングマザーにとって魅力的でしょう。「事務・アシスタント」や「販売・サービス」の職種と比較すると、平均年収も高いのが特徴です。
さらに、特定の業界に特化した営業スキルや、マネジメント経験、広い社外人脈などが企業から評価され、転職で年収アップするケースもあります。
また、35歳の転職では、管理職を目指す人もいれば、自分の専門性をより高めるために転職する人もいます。
営業実績に加えて、自分にしかないアピールポイントや目指したいキャリア方針を伝えられると、転職の幅が広がるでしょう。
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調査概要
■35歳で転職した女性ってこんな人 【調査対象】dodaエージェントサービスを利用して転職した女性 【調査期間】2023年4月~2024年3月 【有効回答数】約6,000件
■35歳の働く女性のボーナス・残業事情 【調査対象】20~59歳の男女 【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、doda会員登録の状況については不問) 【調査期間】2024年8月 【有効回答数】15,000件(うち35歳の女性のデータをピックアップして集計) (ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施)
■35歳の女性が転職先に選んでいる職種は? 【調査対象】dodaエージェントサービスを利用して転職した女性 【調査期間】2023年4月~2024年3月 【有効回答数】約6,000件
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