27歳女性の転職事情〜データで見るリアル〜

27歳といえば、社会に出て数年が経って仕事にも慣れ、同時にライフイベントなどプライベートに変化の兆しが見えてくる人もいるでしょう。
このまま今の仕事を続けるべき? 結婚・出産後も働くべき? など、仕事や働き方にモヤモヤと悩みが尽きず、キャリアを見直そうと考える人も多いのではないでしょうか。
そんな27歳の女性の職種や年収といったデータとともに、転職先に選んだ職種など、「27歳女性」の転職のリアルをご紹介します。
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27歳で転職した女性ってこんな人

2023年4月~2024年3月にdodaのエージェントサービスを利用して転職した27歳の女性のデータによると、転職前の職種で最も割合が高かったのが「事務・アシスタント」で21.6%を占めました。次に多かったのが「営業」で18.8%、そして「販売・サービス」が13.7%と続きました。
なお、女性全体のデータで最も割合が高いのは「事務・アシスタント」で25.1%、次いで「営業」が15.5%、「販売・サービス」が14.5%となっています。
就業状況を見ると、在職中に転職活動を始めた人が84.3%。また、転職回数の平均は0.4回で、転職経験のない人が69.9%と過半数を占める割合でした。
27歳で転職をした女性の転職前の年収は平均が355.1万円。割合を見ると300万円台が41.6%で最多。次に、400万円台が24.8%、299万円以下が23.0%と同等の割合でした。
27歳を含む転職希望者の年代別の年収は以下で紹介しています。
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27歳の働く女性のボーナス・残業事情
2024年にビジネスパーソン15,000人に調査したデータから27歳の女性の結果を抽出したところ、直近3カ月での1カ月あたりの平均残業時間は19.1時間。冬の平均ボーナスは37.6万円、夏の平均ボーナスは39.2万円という結果でした。
以下のページでは、残業時間、夏・冬のボーナスなどを職種別やランキング形式で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑
平均残業時間の実態調査 残業が少ない・多い仕事は?
ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)
27歳女性の転職を成功させるポイント
27歳は、将来のキャリアを見据えて転職を考え始める重要な時期です。27歳女性の転職を成功させるカギは、まずしっかりとキャリアプランを立てること。3年後、5年後のビジョンを描き、もし結婚や出産などのライフイベントを考えている場合は、それも考慮に入れましょう。
そして、転職の目的も明確に。年収アップ、ワーク・ライフ・バランスの改善、スキルアップなど、自分にとって最も重要なことは何かを見極め、優先順位を付けることで後悔のない選択ができます。
転職活動では、これまでの経験で培ったスキルや強みを客観的に分析し、転職先でどう活かせるかを面接などで具体的にアピールできるよう準備しておくことが大切です。
現職を続けながら転職活動をする場合は、相談相手として転職エージェントを活用するのもおすすめです。
エージェントサービスについて詳しく知る【女性の転職エージェントならdoda】
20代後半から30代はキャリアの転換期というけれど、何をすればいい?
27歳の女性が転職先に選んでいる職種は?
では、実際に転職のときにはどういった職種が多く選ばれているのでしょうか?
2023年4月~2024年3月にdodaのエージェントサービスを利用して転職した女性全体のデータを見ると、転職先の職種の1位は「企画・管理」で25.7%となっています。そして、2位は「事務・アシスタント」で24.8%、3位は「営業」で14.3%という結果になっています。
27歳の場合はどのような職種が選ばれているのか、以下で紹介していきます。
1位事務・アシスタント(23.7%)

転職前の職種として最も多かった「事務・アシスタント」ですが、転職先の職種としても23.7%で最多でした。結婚・出産などのライフイベント後も無理なく仕事を続けられるイメージを持つ人が多いことが理由として考えられます。
2025年3月時点の「事務・アシスタント」の転職求人倍率は0.45倍で、全体の転職求人倍率が2.51倍であることと比較すると、その差がよく分かります。
女性からの人気が高い一方で、企業としては採用人数が限られているため、競争率が高いのがこの職種の特徴です。
この職種に転職した27歳の女性の転職前の職種と見ると、41.6%が同じ「事務・アシスタント」で、経験者が多いことが分かります。ほかには、「営業」が19.1%、「販売・サービス」が18.8%と大きく2つの職種が占めていました。
最近は、基本的な事務スキルに加えて、より専門的な知識や経験が求められる傾向にあります。例えば、「経理システムの導入経験を活かし、請求・支払い業務のフローを改善したい」などといった、具体的な目標や成し遂げたい軸を持っていることが企業から評価される傾向にあります。
転職を考える際は、志望する会社の事業内容を十分に理解し、その中で自分が成し遂げたい目標や貢献できる点を明確にしておくことが大切です。さらに、簿記やITパスポートなどの資格取得にチャレンジすることで、自身の専門性をより高められるでしょう。
「事務・アシスタント」への転職に役立つ資格については、以下で紹介しています。
2位企画・管理(22.5%)

27歳で転職した女性の転職先として2番目に多かったのが「企画・管理」で22.5%を占めました。「企画・管理」は、人事、経理、総務、経営企画、マーケティングなど多くの専門分野に分かれています。
dodaのキャリアカウンセリングでは、結婚・出産などのライフイベント後も長く活躍するため “専門性”を身につけたいという人がこの職種を志望する傾向にあります。
「企画・管理」に転職した27歳の女性の転職前の職種を見ると、7割以上が「事務・アシスタント」や「営業」などほかの職種から転職を実現しています。
これまでの経験だけでは「企画・管理」の応募条件を満たさないけれど、この職種に挑戦したいという方は、一度目の転職で足りない要素を補い、二度目の転職で「企画・管理」に転職するという考え方もおすすめです。
例えば、メーカーの営業から広告・宣伝職にキャリアチェンジをした方の転職事例では、メーカーから広告の営業に転職し、広告関連の知識を身につけた上で、マーケティングの広告・宣伝職への転職を実現しています。
このように、30代に向けて中長期的にキャリアプランを立て、逆算して27歳の過ごし方を考えてみてもよいでしょう。
3位営業(16.1%)

転職前の職種で2番目に多かった「営業」は転職先としても3番目です。転職後も16.1%の女性が選んでいました。
ヒアリング力やプレゼンテーション力、情報収集力、課題解決力などの幅広いビジネススキルが身につけられるということで、20代のうちに経験を積みたいという人が「営業」を志望する傾向にあります。
また、売り上げという成果が給与に反映されやすいというのも志望されるポイント。「事務・アシスタント」や「販売・サービス」と比較して、この職種の平均年収は高い傾向にあるため、安定した収入を求める転職希望者にとって人気の高い選択肢となっています。
「営業」は職種別の転職求人倍率が示すとおり、市場の中では比較的求人が多い職種です。中でも、特に20代はポテンシャルが期待され、他職種からのキャリアチェンジとして「営業」に転職する事例も多くあります。
「営業」に転職した27歳の女性の転職前の職種を見ると、同じ「営業」からの転職が46.1%、「販売・サービス」が20.9%を占める結果でした。
相手に合わせて適切な物やサービスを売るスキルは、職種や会社が変わっても活かせる経験であることが分かります。
自分に合う仕事・
働き方が分かる!
女性の転職事情 〜データで見るリアル〜
調査概要
■27歳で転職した女性ってこんな人
【調査対象】dodaエージェントサービスを利用して転職した女性
【調査期間】2023年4月~2024年3月
【有効回答数】約6,000件
■27歳の働く女性のボーナス・残業事情
【調査対象】20~59歳の男女
【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、doda会員登録の状況については不問)
【調査期間】2024年8月
【有効回答数】15,000件(うち27歳の女性のデータをピックアップして集計)
(ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施)
■27歳の女性が転職先に選んでいる職種は?
【調査対象】dodaエージェントサービスを利用して転職した女性
【調査期間】2023年4月~2024年3月
【有効回答数】約6,000件
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