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27歳女性の転職事情〜データで見るリアル〜

27歳女性の転職事情 〜データで見るリアル〜 27歳女性の転職事情 〜データで見るリアル〜
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掲載日:2017年5月22日

27歳といえば、社会に出て数年が経って仕事にも慣れ、同時にライフイベントなどプライベートにも変化の兆しが見えてくるころ。このまま今の仕事を続けるべき?結婚・出産後も働くべき?など、仕事や働き方にモヤモヤと悩みが尽きず、キャリアを見直そうと考える方も多いのではないでしょうか。そんな27歳の女性の職種や年収といったデータとともに、転職後に選んだ職種など、27歳の転職のリアルをご紹介します。

27歳で転職した女性ってこんな人

【転職前の職種】 【就業状況】 【転職回数】 平均0.4回 【年収】 平均370.4万円

2016年4月~2017年3月にdodaのエージェントサービスを利用して転職した27歳の女性のデータによると、転職前の職種で最も割合が高かったのが「事務・アシスタント系」で25%を占めました。次に多かったのが「営業系」で22%、そして「販売・サービス系」の13%と続きました。就業状況を見ると、仕事をしながら転職活動をしていた人が70%。また、転職回数の平均は0.4回で、転職経験のない方が66%と過半数を占める割合でした。

27歳で転職をした女性の転職前の年収は平均が370.4万円。割合を見ると43%が300万円台で最多。次に、299万円以下が21%、400万円台が24%と同等の割合でした。

※27歳を含む年齢別の(転職希望者の)年収を紹介しているページはこちら(2016年平均年収)

27歳の働く女性のデータいろいろ

1カ月の残業時間 平均12.0時間 冬のボーナス 平均32.5万円 夏のボーナス 平均31.9万円

2016年6月にビジネスパーソン15,000人に調査したデータのうち27歳の女性の結果を抽出したところ、1カ月の残業時間は平均12.0時間。冬のボーナスは32.5万円、夏のボーナスは31.9万円という結果でした。

※27歳を含む、残業時間、夏・冬のボーナスなどを職種別に紹介しているページはこちら(職種図鑑)

27歳の女性が転職後に選んでいる職種は?

転職後の平均年収

317.4万円

「事務・アシスタント系」に
転職した人の前の職種
グラフ:「事務・アシスタント系」に転職した人の前の職種グラフ:「事務・アシスタント系」に転職した人の前の職種

1位事務・アシスタント系(27%)

転職前の職種として最も多かった「事務・アシスタント系」ですが、転職後の職種としても27%で最多でした。結婚・出産などのライフイベント後も無理なく仕事を続けられるイメージを持つ人が多く、27歳でdodaを通して転職した女性のうち約半数がこの職種を希望していました(エージェントサービス登録時に希望職種として選択)。

女性からの人気が高い一方で、職種別に有効求人倍率を見ても分かるとおり、企業としては採用人数が限られているため、競争率が高いのがこの職種の特徴。ただ、最近は企業の採用ニーズの高まりによって、「事務・アシスタント系」の求人数も2016年年度は前年度の約1.5倍に増加。それに伴い、転職事例も増加傾向にあります。この職種に転職した27歳の女性の転職前の職種と見ると、65%が同じ「事務・アシスタント系」。他には、「営業系」が13%、「販売サービス系」が11%、「企画・管理系」が8%と大きく3つの職種に分かれていました。

最近は、基本的な事務スキルに加えて、「○○の経験を活かし、経理の請求・支払い業務のフローを改善したい」といった、成し遂げたい軸を持っていることが企業から評価される傾向があります。転職先の会社の事業内容を理解し、その中で自分が成し遂げたいことは何か、自分にできることが何かをアピールできるよう準備しておくと良いでしょう。

転職後の平均年収

382.9万円

「営業系」に
転職した人の前の職種
グラフ:「営業系」に転職した人の前の職種グラフ:「営業系」に転職した人の前の職種

2位営業系(24%)

転職前の職種で2番目に多かった「営業系」。転職後も24%の女性が選んでいました。dodaのキャリアカウンセリングでは、ヒアリング力やプレゼンテーション力、情報収集力、課題解決力などの幅広いビジネススキルが身につけられるということで、20代のうちに経験を積みたいという人が「営業系」を志望する傾向があります。また、売上という成果が給与に反映されやすいというのも志望されるポイント。転職後の平均年収も、「事務・アシスタント系」や「販売・サービス系」よりも高い結果でした。

「営業系」は職種別の有効求人倍率 が示すとおり、他の職種と比較して市場の中で求人が多い職種。「事務・アシスタント系」と同様に企業の採用ニーズは高まる一方で、2016年度の「営業系」求人数は前年度の1.4倍程度に増えています。中でも、特に20代ではポテンシャルが期待され、他職種からのキャリアチェンジとして「営業系」に転職した事例が増えています。実際に「営業系」に転職した27歳の女性の転職前の職種を見ると、半数は同じ「営業系」ですが、「販売・サービス系」が29%を占める結果でした。

転職後の平均年収

393.7万円

「企画・管理系」に
転職した人の前の職種
グラフ:「企画・管理系」に転職した人の前の職種グラフ:「企画・管理系」に転職した人の前の職種

3位企画・管理系(15%)

27歳で転職した女性で3番目に多かったのが「企画・管理系」で15%を占めました。人事、経理、総務、経営企画、マーケティングなど多くの専門分野に分かれている「企画・管理系」。「事務・アシスタント系」同様に女性から人気が高く、27歳でdodaを通じて転職した女性の約25%がこの職種を希望しています(エージェントサービス登録時に希望職種として選択)。dodaのキャリアカウンセリングでは、結婚・出産などのライフイベント後も長く活躍するため “専門性”を身につけたいという人が、この職種を志望する傾向があります。

「企画・管理系」の求人数も2016年度は前年度の約1.4倍に増加。また、「企画・管理系」に転職した27歳の女性の転職前の職種を見ると、半数以上が他の職種から転職を実現しています。

これまでの経験だけでは「企画・管理系」の応募条件を満たさないけれどこの職種に挑戦したいという方は、一度目の転職で足りない要素を補い、二度目の転職で異職種に転職するという考え方もおすすめです(参照:「憧れのあの職種に転職するには?異職種転職のかなえ方」)。例えば、メーカーの営業から広告・宣伝職にキャリアチェンジをした方の転職事例では、メーカーから広告の営業に転職し、広告関連の知識を身につけた上で、マーケティングの広告・宣伝職に転職を実現しています。このように、30代に向けて中長期的にキャリアプランを立て、逆算して27歳の過ごし方を考えてみても良いでしょう。

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