#002
2019.4.22
Q. 定時後も帰りにくい空気、
仕事よりもプライベートを大切にしたいと
言えずにモヤモヤ。みんなの本音は?
仕事も頑張りたいけど、生活を犠牲にしてまで身を削りたくはない。でもみんな頑張っているし、プライベートを大切にしたいなんて、言えなくて…。データで見る女性の本音を探ります。
女性の本音① 「仕事と生活ははっきり分けたい」が圧倒的多数派
20歳〜49歳の働く女性約1,300人を対象にパーソルキャリアが行った「『仕事』に対する意識調査」によると、7割以上の女性が「仕事と生活ははっきり分けたい」と回答しています。
ここで気になるのが、回答者が考える仕事と私生活の比重です。例えば、活き活きと働く女性像としてカテゴライズされやすい「キラキラ女子」や「バリキャリ女子」。SNSで彼女たちの動向をチェックすると、仕事を目一杯こなしながらプライベートも最大限に楽しむ投稿が数多く見受けられます。
働くアラサー女性たちの大多数が、彼女たちのように、 “何ごとにも全力で頑張る日々”を送っているのでしょうか。
女性の本音② 実は「プライベート重視」が半数以上!
本音を知る鍵となるのが、次の回答。「仕事よりも私生活を優先したい」という質問に対して、6割以上の女性が「はい」と答えているのです。
実際に、働くアラサー女性たちの意見を聞いてみました。
「仕事は好きだし、スキルアップもしたい。仕事を頑張るためにも、プライベートを大切にしています」(27歳/ネイリスト)
「以前は仕事を第一に考えていていました。しかし、職場で朝を迎えることも多く、だんだん仕事の効率が悪くなり…。転職を機に私生活を大事にするようになってからは調子も良く、より仕事を楽しめるようになりました」(30歳/出版業)
彼女たちのように、私生活を充実させることが仕事にも良い影響を及ぼすと考えている人もいるようです。一方で、こんな意見もありました。
「少し前までは、仕事重視派でした。でも、仕事を頑張っても評価されないという現実に直面し、プライベート重視へシフトチェンジ。自分が心地良いと思う時間を大切にするようになってからは、仕事以外に自分の生きがいを見つけられた気がして、気が楽になりました」(30歳/事務)
このように、私生活を優先したい背景として、他者からの評価やストレスなどから自分を守ろうとしている人もみられました。
女性の本音③ 刺激的な人生より「穏やかな人生」を送りたい!?
最後に、興味深い回答を紹介します。「穏やかな人生を送りたい」と思う人の割合は、8割以上に及びました。
この回答結果から、仕事も私生活も全力投球してせわしなく過ごすより、日々の暮らしを大切にしたいと思う人が多いことが分かります。このことから、働くアラサー女性の多くがバリキャリを目指しているわけではないですし、キラキラして見える人も、実は心の中で私生活をもっと大切にしたいと思っているのかもしれません。
2017年の新語・流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれたことからも分かるように、SNSは“他人からの目”を意識する場であることも事実。「キラキラ女子」や「バリキャリ女子」が輝いて見えるのは、ネガティブな要素がフィルタリングされた結果なのかもしれません。
まとめ
- 仕事とプライベートの関係性。データで見る女性の本音は…
-
・ 「仕事と生活ははっきり分けたい」73.6%
・ 「仕事よりも私生活を優先したい」62.9%
という調査結果となりました。
プライベートを大切にしたいと思う人は多いものです。「自分だけ先に帰るとよく思われないかも」と勝手に思い込みがちですが、建前ではなく本音で話してみてはどうでしょう?すぐそばに同じ考えの人が見つかるかもしれません。
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<調査概要>
【対象者】20歳~49歳の女性
【雇用形態】正社員、派遣社員、契約社員
【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
【調査期間】2018年5月
【有効回答数】1,300件