#034
2019.12.9
Q.仕事の成果よりも長時間労働をしている人のほうが
評価されている気がする。
残業しない私がラクしていると思われていそうでイヤ
効率化して早く仕事を終わらせているだけなのに…
“残業が美徳”の風潮、まだ根強く残ってる。
3人の専門家が出した答えは?
このモヤモヤにアドバイスしてくれた
スペシャリストはこちらの3人!
森もり子
漫画家・漫画原作者
DJあおい
人気アルファツイッタラー、女性の生き方・恋愛アドバイザー
松田智恵子
dodaキャリアアドバイザー
Q.仕事の成果よりも長時間労働をしている人のほうが評価されている気がする。残業しない私がラクしていると思われていそうでイヤ。
ダラダラ残業したって非効率だから、定時内に集中して仕事を片付けているだけなのに、上司も同僚も残っているから先に帰ることに罪悪感。むしろちゃんと評価してほしいのに…そんなモヤモヤにスペシャリストが出した答えは…?
森もり子
あなたの職場では労働時間が大きな評価軸になっているんですね。納得できない気持ちは分かります。
ただ、職場における評価軸が労働時間だけということはあり得ませんよね? 周りと違い、残業することなく業務を終わらせることのできる有能なあなたなら、きっとほかの評価軸でしっかり能力を評価されているはずです。それで十分ではないでしょうか。
それでもラクをしていると思われるのがイヤというのであれば、これからあなたも残業すればいいと思います。ダラダラと仕事をするだけで評価が得られますよ。あなたはそんなことをする必要はないと思いますけどね。
DJあおい
定時で帰る人と残業をしている人、どちらも同じ結果を出しているのなら、定時で帰る人のほうが評価は上になりますよね。
しかし残業をしている人のほうが対価は上になってしまいます。なぜなら残業手当がつくからですね。サービス残業をさせるわけにもいかないので、報酬となる対価は残業をしているほうが上になってしまうわけです。
この矛盾は昇給や役職手当等で埋め合わせていくものなので、評価が目に見えるまでは若干の時間がかかりますが、いずれ長時間労働をしている人と同じくらい、もしくはそれ以上の報酬がいただけると思いますよ。
それでも正当な評価をしてくれない環境なら転職も視野に入れるべき。
成果を出せる能力があるのなら高待遇で迎えてくれる環境が必ずあるはずですからね。
松田智恵子
残業せず、業務時間内に仕事を終わらせる、そんなあなたは働き方改革を前進させているすばらしい方です。
ある調査によりますと、働き方改革は7割以上が「失敗している」「まだまだやれることがある」という結果が出たそうです。まだまだ残業に対する改善が進んでいないのが現状のようですね。
まずは上司と話して、あなたに与えられたミッションを明確にして、何をすると評価されるのか、すり合わせてみてはどうでしょうか?
やみくもに頑張るより、職場の評価軸を知ってそれに向けて頑張ってみるといいのかもしれません。
まとめ
- 自分の意見をうまく言えなくてモヤモヤしている人は…
-
・評価軸は労働時間だけではない(森もり子)
・成果を出せているのなら待遇の良い職場に転職することも(DJあおい)
・自分に与えられた課題を確認。残業するよりも、それができているかどうかが重要(松田智恵子)
というスペシャリストからのアドバイスがありました。
たとえ労働時間が評価軸の一つだとしても、それは数ある評価軸の一側面でしかないのかもしれません。真摯に仕事に取り組んでいても正当な評価が得られないのであれば、評価してくれる環境に身を移すことも考えてみてはいかがでしょうか。変わらない環境に居続けるのはもったいないかもしれません。
20の質問に回答するだけ
解消のヒントが見つかる
- あなたの基本性格
- 日常生活や職場での傾向・
クセを9つのタイプから診断!
- 生き方のヒント
- あなたの不安や悩みに
大きく影響している
モヤモヤの種類とアドバイス
- キャリアのヒント
- 仕事の不満を解消する
満足度UPのポイントを紹介
識者プロフィール
- 森もり子
漫画家・漫画原作者 - 男性作家。2014年に発売した、返事をくれない彼氏を追い込むLINEスタンプ『もっと私にかまってよ!』が話題に。その後、Webメディアを中心に女性の心情をリアルに描いた漫画やコラムなどを連載。代表作に『大人のズル休み』『さよなら、ハイスクール』など。ヤングマガジンに連載された『ギャルと恐竜』原作担当。
- DJあおい
- アルファツイッタラー/独自の恋愛観と核心をついた鋭いアドバイスで、Twitterフォロワー21万人(2022年7月現在)の人気を誇る謎の主婦。女性誌やサイトで連載多数。『キャリアなどに興味はない。それなりに稼げて、ストレスフリーなら、それがいいのだ!』(ワニブックス)、『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(KADOKAWA)
- 松田智恵子
dodaキャリアアドバイザー - これまで5,000人以上のキャリア支援に関わり、現在は、管理部門の方を専門とするキャリアアドバイザー組織の部長職も務める。女性の「キャリア」と「ライフ」に寄りそった「働き方提案」を得意とする。