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女性のモヤモヤを解消する100問100答

#052

2020.4.6

Q.光のごとく過ぎ去った20代。
30代に突入したけどこのままでいいの?
キャリアプランの見直しはするべき?

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何かを成し遂げた達成感も
成長した実感も正直薄い…
このままの私で大丈夫?

このモヤモヤにアドバイスしてくれた
スペシャリストはこちらの3人!

紫原明子

エッセイスト

森もり子

漫画家・漫画原作者

時田絵里奈

dodaキャリアアドバイザー

Q.光のごとく過ぎ去った20代。30代に突入したけどこのままでいいの? キャリアプランの見直しはするべき?

特別目標を持って生きてきたわけでもなく、将来の夢があるわけでもない。資格もないしキャリア形成もぼんやり。とりわけ何かをやり遂げた感じもなく30代に突入してしまって「何してたんだろう私…」と焦っている人は多いよう。そんなモヤモヤにスペシャリスト3人が出した答えは?

紫原明子

仕事にも慣れたし、社会の仕組みもだいたい分かった。「分かりません」が以前ほど通用しなくなって、かといって大きなものを動かせる力もない、なかなかにしんどい30代です。

まずは悩んで当然の時期なんだと受け入れましょう。その上でやるべきことは、とりあえず向こう20年(50歳からはまた別のフェーズと考えて)仕事を続けるための仕込みです。20代のうちにうっすら見えてきた自分の適性をより強化するような勉強をしてみてはどうでしょうか。

森もり子

十進法の世界に生まれたので勘違いしがちですが、人生を10年区切りで考えなくちゃいけない決まりなんてありません。ですから30代になったからといって、慌てる必要はありません。

逆に、キャリアを見直す機会なんて年齢に関係なくいくつも存在するし、突然思いがけない形でやってくるものです。

何もないうちからあんまり焦っても仕方がないので、「私はこのままでいいの?」という疑問は持ち続けながらも毎日を真面目に生きていれば、いつそのときがやって来てもちゃんと動けるはずです。

時田絵里奈

焦り始める気持ち、よく分かります。
ひと昔前は「就職=就社」で、20代で出世コースから外れると戻れないというイメージがありました。ですが今は社会の変革期なので、思いも寄らないことで成功する可能性が多分にあるはずです。

これからすべきなのは、興味関心があることや得意なことを磨いておくこと。それらを常々考え続けること、そしてその思いを発信することが大切です。私自身も思いや活動をアウトプットすることで周囲に認識してもらえました。

興味関心があることや得意なことを見つけるためには、“休日何して過ごしているか”の延長線上にヒントがあるかもしれません。

ちなみに私の場合ですが、ライフイベント(結婚・出産)を介して興味関心の幅が広がりました。子どもができて、「彼らが過ごしやすい環境とはいったい何か」といった具合に、社会課題に目がいくようになり、自分に何ができるか考えるようになりました。それが今の仕事やキャリアにつながっているような気がします。

まとめ

30代を迎えて今後のキャリア形成についてモヤモヤしている人は…

向こう20年を見据えて自分の適性をいかした生存戦略をたてるべし(紫原明子)

年齢で焦るのではなく、常に自問自答しておくこと(森もり子)

自分の興味関心や強みに自覚的になり、公言していくこと(時田絵里奈)

というスペシャリストからのアドバイスがありました。

将来について真剣に向き合わず。ぼんやり過ごしてしまったとしても、仕事を頑張っていたのなら、きっと何かしらの武器を持っているはず。そこに気づけたら今後のキャリア形成も見えてくるのかもしれませんね。

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Profile

識者プロフィール

紫原明子/顔写真

紫原明子
エッセイスト
エッセイスト。2児を育てるシングルマザー。個人ブログ『手の中で膨らむ』が話題となり執筆活動を本格化。著書に『家族無計画』(朝日出版社)、『りこんのこども』(マガジンハウス)がある。

森もり子/顔のイラスト

森もり子
漫画家・漫画原作者
男性作家。2014年に発売した、返事をくれない彼氏を追い込むLINEスタンプ『もっと私にかまってよ!』が話題に。その後、Webメディアを中心に女性の心情をリアルに描いた漫画やコラムなどを連載。代表作に『大人のズル休み』『さよなら、ハイスクール』など。ヤングマガジンに連載された『ギャルと恐竜』原作担当。

時田絵里奈/顔写真

時田絵里奈
dodaキャリアアドバイザー
IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート経験があり、これまで2,000人以上のキャリアカウンセリングの実績を持つ。2016年に長男を出産。働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。
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