#062
2022.8.25
Q.転職のタイミングが難しい。
いつかはするんだろうなあと漠然と思うけど、
どうすればいいの?
そろそろ転職を考えるタイミング?
入社して5年。
一生このままこの会社にいるイメージはない…
このモヤモヤにアドバイスしてくれた
スペシャリストはこちらの3人!
トイアンナ
恋愛・就活ライター
紫原明子
エッセイスト
時田絵里奈
dodaキャリアアドバイザー
Q.いつかは転職するんだろうなあと漠然と思うけど、どういうタイミングで考えるべき?
このままでいいのかなと考えているけど、転職したいという決定的な理由が特になく、漫然と日々働いている…。転職を考えるべきタイミングや、次のキャリアのイメージの仕方が分からない。そんなモヤモヤにスペシャリストが出した答えは…?
トイアンナ
転職を考えているのは、
①業界が傾いているから?
②やりがいを感じないから?
③それとも社内のキャリアパスに魅力を感じないから?
この3つならどれもが、在職時から対策できます。社外・別の部署でも活躍できるスキルを今から磨いておきませんか。
もし「やりがい迷子」に陥ったなら、じっくり性格分析ができる社外のセミナーに行ってみるのもおすすめです。やりたいことが決まっているなら、社内で早めの根回しもお忘れなく(異動希望は年単位で待たされることも……!)。終業後の時間を、選択肢を広げるために使ってみてください。
紫原明子
転職すると決めているのであれば今すぐ準備を始めましょう。いずれ去ると決めている会社でぬくぬくしているとだんだんと行動する意欲がそがれてしまいます。
キャリアアップを考えているのならば少なからず成長したいお気持ちがあるのでしょう。であれば、のんびりしていないですぐに転職先探しを始める、資格を取るなど、何かしら準備を進めましょう。
特に女性の場合、先々出産するかもしれないことを考えると、そのときまでにそれなりの実績を残しておかなければ産休・育休後の復職に支障が出ることもあります。これはひとえに社会システムが悪いんですが、この現実に備えなければならないとなると、残念ながらあまり時間がありません。
今できることから始めておきましょう。
時田絵里奈
まず、転職するタイミングを考える前に、今の会社に「ずっといたい」か考えてみてください。「いたくない」と思ったのなら、その理由を考えてみてください。
例えばお給料がなかなか上がらないとか、結婚したら両立が難しそうとか、何かしら出てくると思うんです。その理由が、あなたにとって働くうえで優先度が高いものなんです。それを基軸に考えてみてはいかがでしょうか。
結婚して出産後も働き続けたいということであれば、なるべく早く出産の計画を立てておく。35歳のときに年収600万円欲しいなら、今の会社でどういう道筋があるのか考える。今のスキルから逆算してどういう道があるのか洗い出してみましょう。
チャレンジする年齢は若ければ若いほどいいと思いますが、とはいえ多くの人が今の会社で何ができるのかを考えられていないのかもしれません。あなたの希望をかなえる選択が本当に転職なのかは、よく考えてみるのがいいかもしれませんね。
転職するベストなタイミングやシーンを考えてみよう
スペシャリストのアドバイスにもあるとおり、まずは、転職したいと考える理由を自分の中ではっきりとさせることが大切です。どんなタイミングで転職するのがいいのかは、人それぞれ。転職理由によってタイミングも変わってきます。ここでは、3つの例をご紹介しますので、参考にしてみてください。
キャリアアップやキャリアチェンジを狙う
キャリアアップを望んでいるけど社内に希望するポジションがない場合や、キャリアの幅を広げたいけど社内では望めない場合は、転職するタイミングかもしれません。今いる会社では目標が実現できないと判断したら、在職中に転職活動を開始し、情報収集をしたり、関連する資格取得に励んだりしてみるのもよいでしょう。
また、新しいキャリアにチャレンジしたい場合には、これまでとは別のスキルが必要になるため、経験のある職種や業界に比べると転職のハードルが高くなります。未経験でも希望するキャリアへ転職できる可能性について、転職エージェントなどに相談してみてもよいでしょう。
結婚・出産・育児・介護などのライフイベントに合わせる
ライフイベントに合わせて、働き方を柔軟に変えたいと考える女性は多いと思います。今のうちに、結婚や出産の際にどんな制度が用意されているのか、会社の就業規則などで確認してみましょう。特にコロナへの対応により、リモートワーク・在宅勤務だけでなく、週休3日制など多様な働き方が選択できるようになった企業も増えました。
まずは一度会社に相談してみてください。今は女性活躍が推進されているので、社内の制度整備などを進めている可能性もあります。結婚・出産・育児・介護などのライフイベントによって会社を退職することなく、仕事との両立ができる環境を目指せるようになってきています。その際、自分のライフプランを簡単に見据えておくとよりイメージしやすいかもしれません。
もしこのような柔軟な働き方を希望していて、現職では制度がない場合は転職を考えるタイミングかもしれません。地方にいながら都市部の会社で働く、または、都市部にいながら地元企業に就職するなど、さまざまな働き方ができる企業が増えています。まずはどんな企業でどんな働き方ができるのか、自分の希望の働き方・ライフプランを考えて、情報収集してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 漠然と転職を考えている人は…
-
・在職時から対策はできる! 終業後の時間を対策に充てて(トイアンナ)
・ぼんやりしている時間はない。出産・復職を考えているなら早く行動を(紫原明子)
・今の会社でできることはないのか考えてみるのも一つの手(時田絵里奈)
というアドバイスがありました。
転職は人生に関わる大きなアクション。タイミングを慎重に考えたいものの、出産や休職、復職を考えるとなると、早めに結論が出せるようにしておきたいですね。そのためにまず、人生において自分が一番優先したいことは何かを考えてみるといいのかもしれません。転職のタイミングを考えるためにも、ライフプランを立ててみることをおすすめします。
20の質問に回答するだけ
解消のヒントが見つかる
- あなたの基本性格
- 日常生活や職場での傾向・
クセを9つのタイプから診断!
- 生き方のヒント
- あなたの不安や悩みに
大きく影響している
モヤモヤの種類とアドバイス
- キャリアのヒント
- 仕事の不満を解消する
満足度UPのポイントを紹介
識者プロフィール
- トイアンナ
- 慶應義塾大学卒。P&Gジャパン、LVMHグループでマーケティングを担当。独立後は主にキャリアや恋愛について執筆しつつマーケターとしても活動。『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』が2万部を突破。ブログ「トイアンナのぐだぐだ」Twitter
- 時田絵里奈
dodaキャリアアドバイザー - IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート経験があり、これまで2,000人以上のキャリアカウンセリングの実績を持つ。2016年に長男を出産。働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。