#064
2024.4.26
Q.言うことがコロコロ変わる!上司の指示に振り回されて何度もやり直す羽目に…
上司の言ってることがコロコロ変わって
そのたびに修正対応
「任せる」って言ったのに…
このモヤモヤにアドバイスしてくれた
スペシャリストはこちらの3人!
DJあおい
ソーシャルメディアインフルエンサー、女性の生き方・恋愛アドバイザー
トイアンナ
恋愛・就活ライター
時田絵里奈
dodaキャリアアドバイザー
Q.言ってることがコロコロ変わる上司…どうすればいい?
上司の言うことがコロコロ変わって、言い返したい気持ちはあるものの、今後の関係を考えるとぐっとこらえなければならず…かといって自分の中だけで収めておいてはストレスがたまる一方。
言うことがコロコロ変わる上司の対処法について、スペシャリスト3人が出した答えは?
DJあおい
現場をよく知らない管理職がダイレクトに下の者に指示を出すような環境だと、現場は大混乱ですよね。
そういうときは現場を取り仕切るジャイアンのような存在が必要。そう、皆さんの大好きな『お局様』が活躍するシーンです。
お局様というと何かと煙たがられる存在ですが、管理職と現場をつないでくれるパイプ役として暗躍しています。
優秀な現場には必ず優秀なお局様がいるもので、現場がスムーズに回っているのは、実はお局様のおかげだったりするわけですね。
『みんな仲良く』という現場ではお局様は生まれません。誰かが矢面に立って現場を取り仕切る覚悟を決めなければ、その現場は何も知らない上司によって黒く塗りつぶされてしまうでしょう。
仕事や職場に対して
不満がある人におすすめ!
トイアンナ
上司の指示がコロコロ変わると面倒ですよね。本人は覚えていないことも多いので、なおさら厄介。こういう上司を「変えよう」とすると、大変苦労します。
対処法として、今後はすべての相談をメールでしてみてはいかがでしょう。
さすがに履歴が残っているものに対して「言ってない」と怒る上司は少ないはず。口頭で指示を受けたとしても、「先ほどの件、議事録代わりにメールいたします」と後でメールを送っておいてくださいね。
時田絵里奈
まずは、どうしてそうなったのか根本原因を探ってみましょう。考えられるのは、言ったことを忘れてしまう上司の性格。もう一つは、業務上の仕組み。
しかし実際のところ多くは前者です。何度もやり直すということは、その状態を受け入れてしまっているということでもあり、そのため、言うことがコロコロ変わる上司は困難な状況を自覚していないのかもしれません。
防ぐ方法としては、指示があったときに目的と期限をちゃんと確認すること。そして、メールでエビデンスをとっておきましょう。
それでも変更を余儀なくされる場合ですが、できない部分まで受けてしまうのは本来仕事として正しい状態ではありません。安易に引き受けず、時には感情を込めて伝えてもいいと思います。
また、周りに同じように尻拭いしている人がいたら、相談してみるのもあり。「どういうふうに対応していますか?」と聞いて、対策を立ててみてください。
言うことがコロコロ変わる人の心理は?振り回されないようにする対処法
上司が言うことを変えてしまったとき、取りがちな対応は大きく分けて2つあります。1つ目は、意見を言って対立し、人間関係や評価の悪化につながってしまうこと。2つ目は、何も言えずに我慢してストレスを抱えてしまうこと。この2つの対応は、あなたにとってデメリットしかありません。
では、言うことがコロコロ変わる人とうまく付き合っていくためにはどうすればよいか、その対処法を具体的に考えてみましょう。
自分の解釈で進めないで、まずは確認を
同じチームや部署で働いているとしても、上司とあなたは別々の人間です。もちろん、仕事の領域も持っている情報量も異なります。
言うことがコロコロ変わる上司の心理までは理解できなくても、相手と自分との間に認識の違いがあることは留意しておきましょう。自分の解釈で勝手に進めてしまわないように、指示を受けたら内容を確認することを忘れずに。
例えば「急ぎの仕事」を頼まれたとき、「急ぎ」の認識が異なっていたということはないでしょうか? 自分の解釈で進めてしまわず、まずは「期限は●日まで(●時まで)ですか?」など、具体的に確認しましょう。
期限のほかにも、指示の内容を要約して復唱することで、お互いの認識にずれがないかを確認することができます。
変更になった理由を客観的に聞いてみる
上司の言うことがコロコロと変わる場合は、なぜ前回と指示が変わったのか、その理由を確認しましょう。その際には、「上司」を主語にするのではなく、「変更する理由」を主語にして聞くようにしてみましょう。
「あなたはなぜ前回と異なる指示をするのか」と「上司」を主語にすると、相手は質問というより責められていると感じてしまう可能性も。お互い気持ちよく仕事をするためにも、変更になった背景を聞くようにしてみましょう。
例えば、「今回変更になった理由は何ですか」と話し出すことで、上司も質問を受け入れやすくなりますし、今回変更になったことを客観的に捉えることができるのではないでしょうか。
メールなどの文面に残す
上記を試してみた上で、それでも「そんなことはお願いしていない」などと言われる状態が改善されない場合、指示を受けたときにメモを作成するようにしましょう。
そして、業務に取り掛かる前に改めて「こういう内容で依頼されましたが、間違いないですよね?」と確認するとよいでしょう。
または、口頭で指示された場合は事実確認のため、毎度こちらから社内メールやチャットでメッセージを送り文書で残しておくのも効果的です。
こうすれば、お互いの認識のずれにも気づくことができ、やり直す回数も減るかもしれませんね。
今回紹介した対処法を活用してうまく付き合えたとしても、腹が立ったり、イライラしてしまうこともあるでしょう。
そんなときは以下の記事がおすすめすよ。
まとめ
- 上司の言うことがコロコロ変わって困るときの対処法は…
-
・現場を取り仕切っている「お局様」を頼ってみよう(DJあおい)
・上司から指示を受けたら議事録代わりにメールすること(トイアンナ)
・指示を受けたら「目的」と「期限」を確認しメールを残すこと。無茶振りを安易に引き受けないこと(時田絵里奈)
というアドバイスがありました。
上司に変わってもらうのは至難の業。状況を変えるためには、未然に防ぐための対策を取ることを心がけたいですね。ほかにも同じように、言うことがコロコロ変わる上司に振り回されている人がいたら、同盟を組んで立ち向かってみるのもいいのかもしれません。
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識者プロフィール
- DJあおい
- アルファツイッタラー/独自の恋愛観と核心をついた鋭いアドバイスで、Twitterフォロワー21万人(2022年7月現在)の人気を誇る謎の主婦。女性誌やサイトで連載多数。『キャリアなどに興味はない。それなりに稼げて、ストレスフリーなら、それがいいのだ!』(ワニブックス)、『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(KADOKAWA)
- トイアンナ
- 慶應義塾大学卒。P&Gジャパン、LVMHグループでマーケティングを担当。独立後は主にキャリアや恋愛について執筆しつつマーケターとしても活動。『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』が2万部を突破。ブログ「トイアンナのぐだぐだ」Twitter
- 時田絵里奈
dodaキャリアアドバイザー - IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート経験があり、これまで2,000人以上のキャリアカウンセリングの実績を持つ。2016年に長男を出産。働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。