販売職の平均年収はどのくらい？　年代・種類別の比較や年収アップのコツも紹介

販売職／サービス職全体の平均年収

販売／サービス系全体の平均年収は334万円となっており、全職種の平均年収414万円と比べると低めです。

生涯年収においては、全職種の平均と比較すると5,000万円程度の差があることが分かります。

※2023年12月時点

販売職／サービス職全体の年収分布

販売／サービス系の年収分布は、300万円未満や300〜400万円未満の層が大部分を占めていることが分かります。

300〜400万円台では、男女の割合がほとんど同じで、400万円以上になると男性のほうがやや多くなっています。

出典：doda「平均年収ランキング」

店長／販売職の平均年収＜全体／男女別／年代別＞

販売／サービス系職種の中から、「店長／販売スタッフ」の平均年収をピックアップすると、平均年収は335万円でした。

年代別の平均年収を見ると、20～30代では65万円と上がり幅が大きく、30代～40代は42万円、40代～50代は13万円と、幅は徐々に小さくなりつつも上がっていきます。

出典：doda「平均年収ランキング」

給与水準が高い企業の販売職に転職する

同じ販売職であっても、今より給与水準が高い企業で転職先を探すという方法があります。

販売スタッフから店長やマネジメント職などに昇進する

販売スタッフから、店長やエリアマネジャーに昇進することを目指すのも、年収アップの方法です。

経験を活かし、別の職種に転職する

販売職の経験を活かして、「営業職」や「一般事務や受付」「コールセンターのSV（スーパーバイザー）」といった他職種へキャリアチェンジすることも一つの方法です。

営業職

営業職は販売職の接客で培ったコミュニケーション能力や臨機応変な対応力を活かせます。

年収アップだけでなく、女性のキャリアにおいても営業職は結婚・出産した後なども比較的復帰や勤務時間の調整がしやすいです。

事務職

一般事務や受付などは基本的にデスクワークで、社内の人とも接することが多い職種です。

販売職の経験を活かした細やかなコミュニケーション能力や在庫管理などで培った事務処理能力も発揮できるでしょう。

コールセンターSV

コールセンターのオペレーターの育成やフォローを担うSVも経験が活かせます。顧客が抱えるニーズのヒアリング、問い合せへの対応などでは、販売職での臨機応変な顧客対応の経験が強い武器となります。

オペレーターの教育やフォロー、勤務シフト、勤怠管理、人間関係の調整など、販売職で店舗を運営していた際のスキルも活かせます。

商品企画やマーケティングなど企画職種

未経験の職種として難易度は高いですが、顧客が何を求めているか理解していることは、商品企画やマーケティングの仕事で重要です。

社内異動の機会などあれば、現場経験と何かしらの現場での企画やマーケティングの実戦経験（「店舗のSNS運営で成果を出した」など）をアピールしてみるのもいいでしょう。