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シンガポールで働くために必要な就労ビザとは?取得方法・必要書類についても解説

更新日:2024/7/29

シンガポールで働くためには、いわゆる「就労ビザ」の申請・取得が必要となります。ここでは、シンガポールでの長期就労に必要な就労ビザの種類をはじめ、取得条件や、具体的な申請手順などを解説していきます。シンガポールでの就業に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。申請条件は現地事情により随時変更されることがありますので、最新情報は大使館HPなどをご確認ください。

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シンガポールの就労ビザについて紹介するキャリアアドバイザー

キャリアアドバイザー写真

丸山愛真(まるやま なるみ)
パーソルシンガポール

シンガポール在住3年目。2019年パーソルキャリア新卒入社。
日本にて2年半の新規営業を経験後シンガポール赴任。
現在はシンガポールにて日系企業様のご採用、就労ビザ関連のサポートを行っている。

シンガポールの就労ビザの主な種類

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シンガポールの就労ビザは以下のような種類があります。

Employment Pass(EP:エンプロイメントパス)

対象者

主にエグゼクティブ、シニア・マネジャーレベルや専門職に従事する方

ビザの期間

・初回:2年間
・更新時:3年間

申請手数料

105シンガポールドル(12,075円)

申請条件

定められた最低給与額を満たし、かつ、COMPASS制度で40ポイント以上を取得

S Pass(Sパス:エスパス)

対象者

主にマネジメント職や技術職以外に従事する方

ビザの期間

最高2年間(更新可能)

申請手数料

105シンガポールドル(12,075円)

申請条件

定められた最低給与額を満たしていること

Training Employment Pass (TEP)

対象者

海外の学生や研修生

ビザの期間

3カ月

申請手数料

105シンガポールドル(12,075円)

申請条件

以下条件のいずれかを満たしていること
・月額固定給が3,150シンガポールドル(362,250円)以上
・認定校の学生

Personalised Employment Pass (PEP)

対象者

専門職の外国人や高所得者、高所得のEP保持者など

ビザの期間

3年間

申請手数料

105シンガポールドル(12,075円)

申請条件

以下条件のいずれかを満たしていること
・EP保持者で月額固定給が1万2,000シンガポールドル(1,380,000円)以上
・海外在住で、月額固定給が2万2,500シンガポールドル(2,587,500円)以上

Work Holiday Pass (under Work Holiday Programme)

対象者

18歳~25歳の外国の学生や卒業生

ビザの期間

6カ月

申請手数料

発行後のビザ費用、 Multiple Journey Visaのみ

申請条件

日本、香港、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スイスの認定された大学の学生・卒業生

Entre Pass

対象者

シンガポールで起業しようとする外国人

ビザの期間

・初回、1回目の更新時:1年間 ・2回目以降の更新時:2年間

申請手数料

105シンガポールドル(12,075円)

申請条件

申請者により異なる
■例
イノベータの場合:事業に関連する知的財産を保有している など
投資家の場合:大きな成長が見込める事業に対する投資経験がある など

Tech.Pass

対象者

成長企業や大手企業の創業者。専門性の高い技術者など

ビザの期間

2年間(更新可能)

申請手数料

-

申請条件

以下条件から2つ以上を満たしていること
・直近1年以内の月額固定給が2万2,500シンガポールドル(2,587,500円)以上
・時価総額または評価資本価格が5億米ドル以上、または、資金調達が3,000万米ドル以上のテクノロジー企業で5年以上マネジメント経験がある
・テクノロジー製品の開発現場での、5年以上のマネジメント経験がある

Overseas Networks & Experience Pass(ONE Pass)

対象者

グローバルに活躍するトップタレント

ビザの期間

5年間(更新可能)

申請手数料

105シンガポールドル(12,075円)

申請条件

申請者により異なる
■例
・直近1年以内の月額固定給が3万シンガポールドル(3,450,000円)以上
・シンガポールでの就労で得る予定の月額固定給が3万シンガポールドル(3,450,000円)以上

※1シンガポールドル=115円で換算

なかでも長期就労を目的とした就労ビザとして以下があります。

Employment Pass(EP:エンプロイメントパス)

主にエグゼクティブ、シニア・マネジャーレベルや専門職に従事する方に発給される就労ビザ。

S Pass(Sパス:エスパス)

主にマネジメント職や技術職以外に従事する方に発給される就労ビザ。

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シンガポールの就労ビザ取得に必要となる条件

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Employment Pass(EP:エンプロイメントパス)

基本的には、4年制大学卒業以上または専門スキルを有していることと、学歴・年齢・職務経歴によって定められる給与基準を満たした収入が必要。2023年9月から、新規EPビザの発給に際し、ポイント制度「COMPASS」(※)が導入されます。給与水準に加え、スキル等の個人属性項目、また国籍の多様性やローカル人材へのサポート等の企業属性項目によって構成されており、ビザを申請するにはこの項目で40ポイントを上回っている必要があります。
例:30歳・4大卒・7年間の職務経験であれば、最低月収8,000シンガポールドル(840,000円)前後が必要

雇用パスの資格 シンガポール政府

S Pass(Sパス:エスパス)

基本的には、専門学校・短大卒もしくはそれらと同等かそれ以上の学歴を持ち、基本月給3,150シンガポールドル(約362,250円)以上が必要となります。

※1シンガポールドル=115円で換算
※就労ビザの種類によってさまざまですが、最も一般的な就労ビザの取得条件として記載しています。

シンガポールの就労ビザを申請・取得するための手順

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1.雇用主から就労ビザを申請する

採用内定後、雇用主と被雇用者の間で雇用契約書を交わします。その後、雇用主から人材開発省(Ministry Of Manpower:通称MOM)に就労ビザ申請がされ、申請が通るとIPAレターが発行されます。

2.健康診断を受ける(必要に応じて)

IPAレターに健康診断が必要と記載されている場合は、医療機関での健康診断受診が必要です。

3.Notification Letterが発行される

健康診断免除や健康診断で問題がなかった場合は、有効期限付きのNotification Letterが発行されます。

4.写真と指紋を登録する

Notification Letterの有効期限内に、MOMにアポイントを取得し、MOMにて写真撮影と指紋の登録を行います。

5.就労ビザが発給される

手続きから5営業日前後で、就労ビザが発行されます。

※就労ビザの種類によってさまざまですが、最も一般的な就労ビザの申請・取得手順として記載しています。

シンガポールの就労ビザ取得のための必要書類

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  • ・就労ビザ申請書(Form8)
  • ・パスポートのコピー(Sパスの場合、パスポートの残存期限は最低7カ月必要)
  • ・3カ月以内に撮影したパスポート用写真
  • など

※職務経歴書や卒業証明書など一般的な書類を除く

シンガポールの就労ビザ取得にあたり注意しておきたいこと

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シンガポールでの就労ビザ取得には、事前のオンライン申請・入国後の面接が必要となります。

実際にシンガポールで働く人の仕事や生活については、海外・アジアエリアレポート(シンガポール)の記事で現地グローバルキャリアアドバイザーが解説していますので、あわせてご確認ください。

シンガポールに移住して働く人の仕事や生活は?現地グローバルキャリアアドバイザーに聞きました

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また、就労ビザの概要について気になる方は以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
海外で働くために必要な就労ビザとは?取得方法や期間について解説

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