インドネシアで働くために必要な就労ビザとは？取得方法・必要書類についても解説

更新日：2024/7/29

インドネシアで働くためには、いわゆる「就労ビザ」の申請・取得が必要となります。ここでは、インドネシアでの長期就労に必要な就労ビザの種類をはじめ、取得条件や、具体的な申請手順などを解説していきます。インドネシアでの就業に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。申請条件は現地事情により随時変更されることがありますので、最新情報は大使館HPなどをご確認ください。

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インドネシアの就労ビザについて紹介するキャリアアドバイザー
インドネシアの就労ビザの主な種類
インドネシアの就労ビザ取得に必要となる条件
インドネシアの就労ビザを申請・取得するための手順
インドネシアの就労ビザ取得のための必要書類
インドネシアの就労ビザ取得にあたり注意しておきたいこと
海外・アジア各エリアの就労ビザの取得条件はこちら

インドネシアの就労ビザについて紹介するキャリアアドバイザー

小林佳代（こばやしかよ）
パーソルインドネシア

インドネシア在住5年。イギリス、アメリカでの在住経験あり。短大卒業後、営業事務を経てインテリアプランナーとして就業。子育てや海外生活を経た後、秘書として4年、大学事務局員として2年就業しインドネシアへ。現在は日本人転職希望者のキャリアアドバイザーを務める。

インドネシアの就労ビザの主な種類

インドネシアの就労ビザは以下のような種類があります。

ビザの種類	対象者	有効期限	延長可否	特徴
e-visa（E23） ※一時滞在就労ビザ（旧C312）	インドネシアでの就労を目的に入国する外国人	1年間	可（最長5年）	現地スポンサーまたは、身元保証人、現地法人での雇用が必須
一時滞在ビザ e-visa （C2、5、10、17、 19、20）（旧211シングルビザ）	商談・打ち合わせを目的としてインドネシアへ入国する外国人	1年間	不可	有効期間内は、何度でも訪問が可能（最長滞在60日間）
一時訪問ビザ e-visa（D1、2、17）（旧212マルチプルビザ）	商談・打ち合わせを目的としてインドネシアへ入国する外国人	60日間	不可	インドネシアからの出国時に失効する
到着ビザ（VOA）	商談・打ち合わせを目的としてインドネシアへ入国する外国人	30日間（最長60日間）	一度だけ延長可	料金：50万ルピア（オンライン申請時またはインドネシア入国時に支払う）

※2024年1月に新しいビザシステム導入に伴いビザカテゴリーの名称が変更されています。

なかでも、長期就労ビザとして発給されるのが、以下となります。

e-visa（E23）一時滞在就労ビザ（旧C312）

インドネシアでの就労を目的に入国する外国人に発給される、唯一の就労ビザ。インドネシアでの給与の受給が可能となり、社会保障の加入、納税の義務も生じます。

※一時滞在ビザ（投資家ビザ、帯同家族やインドネシア人の配偶者ビザ、投資額に応じて5年又は10年の長期滞在が出来るゴールデンビザなど）や、出張の際に取得が必要な一時訪問ビザでは、就労はできません。

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インドネシアの就労ビザ取得に必要となる条件

基本的には、役職要件に応じた学歴や5年以上の職務経験を有していることが必要となります。
ただし上記条件がそろわない場合でも、半年の就労ビザの取得が可能です（1年のビザと異なり、更新はできず半年ごとの申請が必要）。

インドネシアの就労ビザを申請・取得するための手順

1．外国人労働者雇用計画書の届け出をする

雇用主から、労働省宛に、雇用する職種、役職、期間、賃金、企業組織図、従業員への教育計画の届け出をします。

2．notifikasi（旧IMTA）の申請をする

労働省宛にnotifikasi（旧IMTA）と呼ばれる労働許可証の申請を行います。承認を得られると、DKP-TKA（外国人労働者雇用保証金）納付書が発行されます。

3．就労ビザが発給される

受け入れ先の企業が労働省宛にDKP-TKAを納付すると、労働者のデータが入国管理局へ受け渡されます。その後、入国管理局の審査を経てe-visaが発行されます。

※就労ビザの種類によってさまざまですが、最も一般的な就労ビザの申請・取得手順として記載しています。

インドネシアの就労ビザ取得のための必要書類

・5年以上の職歴が証明できる退職証明書もしくは在籍証明書
・証明写真（背景赤色指定）
・パスポートの全ページのコピー（カラー指定あり）
・健康保険証のコピーと英訳した文書
など

※職務経歴書や卒業証明書など一般的な書類を除く

インドネシアの就労ビザ取得にあたり注意しておきたいこと

外国人がインドネシアで就労するには、就労許可と滞在許可がセットで必要となります。「notifikasi（旧IMTA）」という就労許可証を取得後、eVISAが発行され、インドネシア入国後「ITAS（旧KITAS）」という滞在許可証を取得します。

実際にインドネシアで働く人の仕事や生活については、海外・アジアエリアレポート（インドネシア）の記事で現地グローバルキャリアアドバイザーが解説していますので、あわせてご確認ください。

インドネシアに移住して働く人の仕事や生活は？現地グローバルキャリアアドバイザーに聞きました

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また、就労ビザの概要について気になる方は以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
海外で働くために必要な就労ビザとは？取得方法や期間について解説

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ビザの種類	対象者	有効期限	延長可否	特徴
e-visa（E23） ※一時滞在就労ビザ（旧C312）	インドネシアでの就労を目的に入国する外国人	1年間	可（最長5年）	現地スポンサーまたは、身元保証人、現地法人での雇用が必須
一時滞在ビザ e-visa （C2、5、10、17、 19、20）（旧211シングルビザ）	商談・打ち合わせを目的としてインドネシアへ入国する外国人	1年間	不可	有効期間内は、何度でも訪問が可能（最長滞在60日間）
一時訪問ビザ e-visa（D1、2、17）（旧212マルチプルビザ）	商談・打ち合わせを目的としてインドネシアへ入国する外国人	60日間	不可	インドネシアからの出国時に失効する
到着ビザ（VOA）	商談・打ち合わせを目的としてインドネシアへ入国する外国人	30日間（最長60日間）	一度だけ延長可	料金：50万ルピア（オンライン申請時またはインドネシア入国時に支払う）

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