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マレーシアで働くために必要な就労ビザとは?取得方法・必要書類についても解説

更新日:2024/7/29

マレーシアで働くためには、いわゆる「就労ビザ」の申請・取得が必要となります。ここでは、マレーシアでの長期就労に必要な就労ビザの種類をはじめ、取得条件や、具体的な申請手順などを解説していきます。マレーシアでの就業に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。申請条件は現地事情により随時変更されることがありますので、最新情報は大使館HPなどをご確認ください。

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マレーシアの就労ビザについて紹介するキャリアアドバイザー

キャリアアドバイザー写真

倉川紫音(くらかわ しおん)
パーソルマレーシア

マレーシア在住歴6年、キャリアアドバイザー歴6年。シンガポール、カンボジアでの滞在経験あり。大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。東日本大震災を機に海外へ渡り、飲食店の立ち上げなどに携わった後、海外で人と関わる仕事をしたいと考え、パーソルマレーシアに入社し現職。

マレーシアの就労ビザの主な種類

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マレーシアの就労ビザは以下のような種類があります。

ビザの種類

対象者 ビザの期間 家族帯同 申請条件

雇用パス
(カテゴリーⅠ)

マレーシアで登記された
外国企業の支店・
法人化された子会社・
駐在員事務所などの
雇用主に雇用される、
専門職・管理職に就く外国人
5年間
(更新可)
最低月額給与
10,000リンギ
(約330,000円)以上

雇用パス
(カテゴリーⅡ)

2年間
(更新可)
最低月額給与
5,000~9,999リンギ
(約150,000~299,970円)

雇用パス
(カテゴリーⅢ)

1年間
(更新は2回まで)
不可 最低月額給与
3,000~4,999リンギ
(約90,000円~149,970円)

プロフェッショナル
ビジットパス

マレーシア国内で1年以内の
短期就労をおこなう外国人
1年間 不可 申請元の企業は、
入国管理局のESDを通じて
申請する必要がある

レジデンスパス

国家重要経済分野に貢献する
優秀な外国の人材
10年間 マレーシアでの3年以上の就労経験、
かつ、15,000リンギ
(約4,500,000円)以上

※参照元:JETRO 外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用

なかでも長期就労を目的とした就労ビザとして以下があります。

雇用パス(EP:Employment Pass)

マレーシアで登記された外国企業の支店・法人化された子会社・駐在員事務所などの雇用主に雇用される専門職・管理職に就く外国人に発給される、マレーシアでの長期就労を目的に発給される最も一般的な就労ビザ。

※就労ビザの有効期限は通常1~5年(更新期間は給与額や役職によって異なります)
※配偶者ビザ(配偶者が就労ビザや永住権を所有している場合に取得できるビザ)でも就労許可の取得が可能な場合があります。

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マレーシアの就労ビザ取得に必要となる条件

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雇用パスの取得には、最低月額給与として5,000リンギット(約150,000円)以上が必要です。
基本的に年齢制限について明確なものはありませんが、職位にふさわしい資格・実務経験が求められるほか、中卒・高卒での申請は難しい傾向にあり、大卒以上かつ3年以上の関係業務の経験を有することが必要となります。

※1リンギット=30円で換算
※カテゴリーⅢの雇用パスを申請する会社は、最低月額給与5,000リンギの要件を免除する旨の認可を内務省から受けた後、初めてカテゴリーⅢの申請が可能になる。
※就労ビザの種類によってさまざまですが、最も一般的な就労ビザの取得条件として記載しています。

マレーシアの就労ビザを申請・取得するための手順

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1.就労ビザ申請元の企業が各種事業ライセンスの申請を行う

企業コンプライアンスの遵守や事業運営の適格性を示すために、企業活動に必要なライセンスの取得を完了させる必要があります。

2.ESDアカウント稼働の申請を行う

企業がコンプライアンスや事業運営の適格性を有していると判断されると、ESDアカウントの稼働が許可されます。許可が降りたら、オンライン上で就労許可証の申請を行えるようになります。

3.就労許可証の取得申請をする

企業宛に許可が降りたESDアカウント上で就労許可証の取得申請を行い、問題がない場合は承認レターが発行されます。

4.E-visaの申請・取得をする

ESDから承認レターが発行されたら、マレーシア大使館で就労ビザE-visaの申請・取得をします。

5.就労ビザが発給される

就労ビザでマレーシアへ入国し、ESD当局で就労許可証の発行を申請することで、パスポートに就労許可証が貼付されます。

※就労ビザの種類によってさまざまですが、最も一般的な就労ビザの申請・取得手順として記載しています。

マレーシアの就労ビザ取得のための必要書類

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  • ・証明写真カラー2枚(背景色の指定を確認)
  • ・パスポートの全ページカラーコピー(パスポートの有効期限は最低18カ月必要)
  • ・雇用契約書(給与額は5,000リンギット以上であることと、雇用年数の明記が必要)
  • など

※職務経歴書や卒業証明書など一般的な書類を除く

マレーシアの就労ビザ取得にあたり注意しておきたいこと

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マレーシアの就労ビザ申請には、マレーシア入国管理局で承認された入国許可証(Entry Approval Letter)が必要となります。

※入国許可証は、基本的に現地の受け入れ会社が申請手続きをおこないます。

実際にマレーシアで働く人の仕事や生活については、海外・アジアエリアレポート(マレーシア)の記事で現地グローバルキャリアアドバイザーが解説していますので、あわせてご確認ください。
マレーシアに移住して働く人の仕事や生活は?現地グローバルキャリアアドバイザーに聞きました

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海外・アジア各エリアの就労ビザの取得条件はこちら

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また、就労ビザの概要について気になる方は以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
海外で働くために必要な就労ビザとは?取得方法や期間について解説

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