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韓国に移住して働く人の仕事や生活は?
現地グローバルキャリアアドバイザーに聞きました

更新日:2024/4/19

日本と近い距離にあり、文化面など似ている側面も多い韓国。K-POPをはじめ韓国エンタメは世界中から人気を集めているほか、旅行先としても多くの日本人が訪れています。今回は、韓国在住のdodaのキャリアアドバイザーに、韓国の特徴と日本と韓国の違いについて聞きました。韓国への転職を考えている方は、本記事をぜひチェックしてみてください。

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韓国の現地情報を紹介するキャリアアドバイザーのプロフィール

キャリアアドバイザー写真

林鎭熙(イム・ジンヒ)
パーソルコリア

韓国生まれ。キャリアアドバイザー歴6年(2024年3月現在)。日本には約1年の在住経験あり。韓国で日系企業向けのキャリアアドバイザーとして1年半勤務した後に現職。

韓国在住のキャリアアドバイザーが感じる、国の特徴や日本との違い

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韓国は日本と接点が多く、距離も近いので身近に感じやすい国だといえます。キャリアアドバイザーとして活動している林が、韓国の特徴をお伝えします。

キャリアアドバイザーが感じる、韓国の特徴

韓国は地理的に日本から近く、4万人を超える日本人が在住しており、日本からの観光旅行客も多い国です。韓国を就業地として希望する人も多数いますが、日本人向けの求人は少ないのが実情です。

そのようななかでも、営業経験が豊富な人や医療系、IT系、製造系の専門性の高い技術者はニーズがあります。韓国に進出している日系企業は、これまで韓国の大手メーカー向けに営業を行っていました。しかし、大手だけでは営業対象となる企業が少なく、今後は中小企業へも販路を拡大する必要があります。そのため、豊富な営業経験と人脈を持つ日本人を採用したい企業は増加しています。

さらに、日本人観光客向けのホテル事業や、韓国人向けの飲食業といったサービス業の進出が増加しており、そうした分野の求人もこの先増加していく可能性は高いでしょう。

韓国で就業経験を積んだ後には、日本に帰国して、韓国向けのビジネスを展開する企業で活躍する道もあります。韓国で人脈を構築したり、韓国での仕事の進め方や国民性を深く理解したりしている人は、企業から高く評価される傾向にあります。

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韓国で感じる、日本との「仕事上」の違い

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日本と韓国では、仕事を進めるスピード感が異なります。日系企業の場合、何か新しいプロジェクトを始めるとなると、いくつもミーティングを重ねて入念に進めることも多いです。しかし韓国では、とりあえず早く始めることが重要だという考えがあるので、目標やゴールが決まればすぐに動き出します。もしトラブルが発生した場合は、そのときに対処しながら軌道修正して進めます。

また、会社の同僚との距離感が近いことも特徴のひとつです。お昼になると部署のみんなでランチに出かけるといったことも珍しくなく、家族や恋愛など、プライベートな話を同僚と共有し合うことも多いです。また、仕事終わりの食事会や飲み会も頻繁に行われます。

韓国で感じる、日本との「生活上」の違い

クレジットカード文化が日本より浸透していることが違いとしてあげられます。日本でもクレジットカードを使う人は多いですが、韓国はクレジットカード大国と呼ばれており、百貨店やタクシーはもちろん、個人商店の少額決済などでもカード払いが一般的です。

また、日本以上に上下関係を重んじる文化があります。日本にも上下関係は存在していますが、韓国は日本より厳しい印象です。先輩であれば、名前の後ろに「オッパ」「ヒョン」などと敬称をつけて呼ぶ習慣があります。

現地キャリアアドバイザーが教える韓国に移住・駐在するメリットとデメリット

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韓国で働こうと思った際に、韓国に移住・駐在するメリット・デメリットが気になる人もいるのではないでしょうか。ここでは、韓国生活のメリットとデメリットについてご紹介します。

韓国の移住・駐在で考えられるメリット

スピード感のある環境で仕事ができることがメリットとしてあげられます。韓国では目的やゴールが決まれば、まずは動き出すことを大切にしています。そのため突然仕事が入ってきたり、締め切りが急に変わったりすることも少なくありませんが、判断力と素早い対応力が求められるなかで働くことで、ビジネスパーソンとしての成長が期待できます。

生活環境になじみやすいこともメリットです。韓国は治安がよく、日本のように四季があるので過ごしやすく感じます。また、韓国では日本食が人気で、日本食を手軽に食べられるのもうれしい点です。日本語も通じやすく、大型の公共施設では日本語表記も多く目にします。

そのほか、日本と距離が近いことも利点です。移動時間が短く、LCC(格安航空会社)を利用すれば、国内旅行と変わらないような金額で移動できます。さらに、時差もないので日本の家族や知人と連絡を取りやすいことも便利な点です。

韓国の移住・駐在で考えられるデメリット

デメリットとしてあげられるのが、「キャリアアドバイザーが感じる、韓国の特徴」でも触れた日本人向け求人の少なさです。近年、円安や韓国内における人件費の高騰により、製造業をはじめとした日本企業の投資や進出が減少しています。また、韓国人にとっても就職難で大変な環境であるため、日本を含む外国人が就労ビザを取得するのは比較的困難な状況だといえます。

韓国で働きたい場合は、ビジネスレベル以上の韓国語と即戦力となる専門スキルをしっかりと身につけておくことをおすすめします。なお、英語スキルは必須ではありませんが、英語ができると採用されるチャンスもより広がるでしょう。

生活面でいうと、近年物価が高くなっていることがデメリットとしてあります。食料品や日用品などの価格が年々高くなっているほか、外食費も値上がりを続けています。

そのほか、韓国では自分名義の携帯電話がないと不都合が多いので注意が必要です。韓国ではスマートフォンの電話番号で本人確認をすることが多く、確認ができないと、ウェブサイトの会員登録やネットショッピングの利用ができません。韓国に移住する際は、なるべく早い段階で自分名義の携帯電話を持っておくと便利です。

韓国は日本から近い国とはいえ、仕事の進め方や文化の違いに戸惑うこともあるでしょう。dodaのキャリアアドバイザーは、韓国でのキャリアパスや海外で働くことの素朴な疑問についてもお答えします。気になる方は、下のボタンからお気軽にお申し込みください。

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韓国で働くうえで知っておきたい基本情報

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ここからは、韓国転職の基本となる情報をお伝えします。

韓国の基礎情報

面積

約10万平方キロメートル(朝鮮半島全体の45%、日本の約4分の1)

人口

約5,156万人(出典:2023年、韓国統計庁)

首都

ソウル

公用語

韓国語

宗教

仏教(約762万人)、プロテスタント(約968万人)、カトリック(約389万人)等(出典:2015年、韓国統計庁)

通貨

ウォン

主要産業

電気・電子機器、自動車、鉄鋼、石油化学、造船

名目GDP

1兆6,643億ドル
(出典:2022年、韓国銀行)

出典:大韓民国(Republic of Korea)基礎データ

待遇・就業に必要な条件

給与の目安

営業:月収2,650,000ウォン~(265,000円~)
技術者:月収2,800,000ウォン~(280,000円~)
事務:月収2,500,000ウォン~(250,000円~)
カスタマーサービス:月収2,500,000ウォン~(250,000円~)
※日本円は1ウォン0.1円で換算
※韓国では年俸制が一般的です。

就労ビザ

就労ビザを取得するためには、就業先で必要となる資格、経歴、学歴の証明書などが必要です。コロナの影響は少しずつなくなってきてはいますが、ビザの取得は難しい状況です。
※現地事情により変更になる場合があります。最新情報は、大使館などでご確認ください。

参考:海外で働くために必要な就労ビザとは?アジアエリア別のビザ取得条件も解説

必要な語学スキル

韓国語(ビジネスレベル以上)※目安 韓国語検定6級以上
英語(上級レベル)※目安 TOEIC(R)テスト800点以上

企業・労働状況

代表的な日系進出企業の業 種

半導体・LCD・LED・自動車部品メーカーおよび商社。近年は、外食産業、アミューズメント施設(カラオケ産業)、消費財メーカーなどの進出も目立っています。

職場環境

従業員50人を超える規模の日系企業では、社長以下、役員クラスに日本人がおり、実務責任者レベルから韓国人が活躍していることが多いです。また従業員5~20人程度の小規模な日系企業では、社長以外はすべて韓国人という企業も多いです。

アジアの他国と比較したときに多い求人

韓国の半導体産業は世界的に見ても大きく、半導体の製造・販売に関わるポジションなどで求人があります。韓国を販売拠点としている日系企業などでは、技術営業やエンジニアといったポジションが多いです。

生活環境

家賃相場(1カ月)

【ソウル市内】
マンション(ワンルーム):400,000~700,000韓国ウォン(40,000~70,000円)
※保証金:5,000,000~15,000,000韓国ウォン(500,000~1,500,000円)
※ほとんどの場合は家具・家電付き(ガスコンロ、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、クローゼット、ソファ、電子レンジなど)

※日本円は1ウォン0.1円で換算
※韓国では年俸制が一般的です。

生活費相場(1カ月)

合計:約950,000~1,000,000韓国ウォン(95,000~100,000円)
(内訳)
通信費:100,000韓国ウォン(10,000円)
光熱費:50,000韓国ウォン(5,000円)
交通費:100,000韓国ウォン(10,000円)
食費・交際費:500,000韓国ウォン(50,000円)
雑費:200,000韓国ウォン(20,000円)

※日本円は1ウォン0.1円で換算

韓国で暮らす日本人

41,717人
(出典:2022年10月、外務省海外在留邦人数調査統計)

参照:外務省 大韓民国

韓国への転職・移住について気になることは、キャリアアドバイザーに相談

韓国在住のキャリアアドバイザーが、リアルな経験を交えて、現地情報を紹介してきました。韓国は日本と似ている面も多く、治安もよいのでなじみやすい国だといえます。韓国への転職や移住に興味を持ったなら、グローバルキャリアアドバイザーへ相談してみませんか?

一人ひとりのキャリアに合わせた求人を紹介するのはもちろん、韓国暮らしへの疑問や質問など、ささいなことにもお答えします。下のボタンからお気軽にお申し込みください。

韓国の具体的な求人情報について知りたい方は、こちらからご覧いただけます。
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