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転職を有利にする資格とは? 
種類や役立つ場面を業界別に解説〈未経験職種への挑戦にも!〉

「転職で有利になるのなら、資格を取っておきたい」
現状のキャリアに不安を持っている人は、そう考えるかもしれません。たくさんある資格一覧を前に、どの資格を取れば自分のキャリアにプラスになるのか、判断に迷うこともあるでしょう。そこでこの記事では、資格取得を考えたときに注意すべきポイントのほか、持っておくと転職で未経験職種にもチャレンジしやすくなる資格、現在の仕事のスキルアップに役立つ資格を、業界別に紹介します。今後の自分のキャリアをどうしていきたいかをセットで考えて、より有益な資格取得を目指しましょう。

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資格にはどんなものがある? 難易度は?

世の中には多種多様な資格があります。大きく二分すると「就業にあたって保有が必須の資格」、そして「業務の幅を広げる資格」です。

前者は、医師免許、弁護士資格など、主に大学や専門学校などに通って取得するもの。専門分野を極めるもので難易度が高く、取得までには時間やお金がかかることが多いでしょう。

一方、社会人が今後のキャリアのために取得を考えたいのは、後者の資格。ある分野に対して「体系的な知識」を身につけていることを証明するものです。働きながら取得できるものもあり、ジャンルや費用、難易度は多岐にわたります。これまでの実務経験を体系的に整理する目的で資格取得を検討してもよいですし、今後のキャリアを考えたときに、身につけておきたい知識を思い描いてみるのもよいでしょう。スキルアップにもつながります。

【資格取得の注意点】活かせる資格は選び方が大切

dodaのキャリアアドバイザーへよく寄せられる相談として、「資格がないので、転職は難しいでしょうか」というものがあります。しかし資格があれば、必ずしも転職がうまくいくというわけではありません。資格取得を考える際に気をつけたいことを〈資格を取る意味〉〈資格の選び方〉〈取得のタイミング〉に分けて、ポイントを解説します。

ポイント1 資格を持っているだけでは転職成功にはつながらない

転職において重視されるのはあくまでも実務経験です。資格は「固有の専門分野の知識があること」「自己研鑽の努力ができること」を証明するもの。中途採用の選考で、あなたと同等の実務経験やスキルの人がいたときに、資格を持っている人が有利になるかもしれない、というレベルのアピール材料であることを忘れずにいてください。

「危険物取扱者免状」や「登録販売者」など、一部の専門分野では応募の際に必須となる資格もあります。募集要項に「有資格者歓迎」と記載されている場合には有利に働くこともあります。しかし、そのような場合を除けば、選考において資格のあるなしは基本的に関係ありません。

ただし、未経験の職種への転職など、実務経験で語れることが少ない場合には、専門的な知識を持っていることはアピール材料になるかもしれません。その際には、なぜその資格を取ろうと思ったのかなど、資格取得に対する意欲を伝えることが効果的です。

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ポイント2 自分のスキルやキャリアパスに合った資格を選ぶ

やみくもに資格取得を目指すと、取得までに想定以上の時間がかかったり、努力して取得したのに実際の業務には活かせなかったということになりかねません。大切なのは、自分のキャリアプランや、なりたい姿に合わせた資格取得を目指すことです。

これまで業務で得た知識を深めてステップアップしたいのか、未経験だけど飛び込んでみたい業界・職種があるのか、自分のキャリアプランを起点に役に立ちそうな資格を調べ、目指すとよいでしょう。

業種ごとに、どのような資格が活かせるのかについて、「未経験分野に挑戦する際にあると心強い資格」の章で後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、資格取得以前に「自分のキャリアの方向性で迷っている」という人は、下記の診断をチェックしてみてください。

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ポイント3 転職タイミングは資格の取得を待つ必要はない

「職務経歴書に書けるような資格を取ってから転職しよう」と考えている人もいるかもしれません。特に未経験分野に挑戦しようと考える際には、資格に頼りたくなることもあるでしょう。

しかし、転職活動でもっとも大切なのは「タイミングを逃さないこと」です。よい求人を見つけたら、資格のことをあれこれ考える前に、まず応募してください。転職活動と並行して、必要に応じて資格取得の準備を進めるとよいでしょう。

実際の選考では、資格よりも経験が重視されますが、資格があれば「強み」としてアピールにつながることもあります。とはいえ、資格取得は時間もお金もかかるもの。転職活動のためだけに取得するのではなく、自分が描く「キャリア像」を軸に、本当に取るべき資格を考えてください。興味のある分野を整理したうえで、今後、必要になりそうな資格を検討することをおすすめします。

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転職を有利にする資格とは?

ここでは、dodaキャリアアドバイザーへの取材をもとに、転職の際に役立つ可能性の高い資格を〈未経験分野に挑戦する際にあると心強い〉〈どの業界・職種でも活かしやすい〉〈現在の職種で専門性を高める〉の観点から紹介します。

未経験分野に挑戦する際にあると心強い資格

転職でこれまでの職種とは異なる、未経験の分野に進みたいと思っている場合、資格がプラスに働くこともあります。ただし、中途採用では経験やスキルを重視されることが多いもの。必ずしも資格のみで優位になるわけではありませんが、意欲や知識が評価されることもあります。自身が望むスキルアップを見据えて検討しましょう。

【Web・IT系】に転職する際に有利な資格

応用情報技術者試験(AP)

資格の概要 高度なITエンジニアを目指す情報処理技術者の国家試験。IT技術のほか、管理や経営など多岐にわたる知識と応用力が求められる
どう活かす? ITエンジニアとしての実務経験が募集要項のレベルに達していなくても、応募先企業に、経験を補う知識を持っていると捉えてもらえる可能性がある

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

資格の概要 Googleが認定する個人認定資格。Analyticsの習熟度の指標となるものでオンライン受験が可能
どう活かす? アクセス解析やクエリ分析など、Web解析の知識を一定身につけているアピールになり、Webマーケティングやサイトディレクションのポジションへの応募にプラスに働く可能性がある

ITパスポート試験(IP)

資格の概要 経済産業大臣実施の情報処理技術者の国家試験。AIなど新しい技術をはじめ、経営やセキュリティなど総合的な知識が必要
どう活かす? エンジニアの実務経験がなくても、基礎的な知識を持っていることがアピールできる。販売サービスをしていた人が、サポートデスクのポジションの選考に通過することができた事例も

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

資格の概要 エクセルやワードなど、マイクロソフトオフィス製品のユーザースキルを証明する資格。一般レベルと上級レベル(エキスパート)があり、転職には後者が有利
どう活かす? データ分析やプレゼン資料の作成業務で知識が活かせる。前職では事務だったが、エキスパート資格を持っていたことで、数値分析の特技を活かしたマーケティングのKPI管理業務に転職成功した例もある

CCNA(Cisco Certified Network Associate)

資格の概要 ネットワークエンジニア技能の世界共通基準資格のひとつ。最新のネットテクノロジーに関連する基礎知識が問われ、9種の資格がある
どう活かす? ネットワークエンジニアやプログラマ、インフラ設計や構築、運用などの業務で知見が活かせる

IT業界では、上記の資格のほか、ソフトウェア開発のプラットフォーム「GitHub(ギットハブ)」や、プログラミング情報交換に特化したコミュニティサイト「Qiita(キータ)」でソースの公開や質疑応答を行っている場合は、アカウント提示が有効になることもあるようです。

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【経理・人事・事務系】に転職する際に有利な資格

日商簿記検定(3級以上)

資格の概要 企業の営業取引や経営状況を正しく記録・管理する技術をはかる資格。3級で商業簿記、加えて2級では工業簿記、1級ではさらに会計学や原価計算のスキルが必要
どう活かす? 経理未経験でも、専門知識を持っていることや研鑽意欲を示すアピール材料となる。営業職から経理に転職成功したケースもある。経理の中途採用では2級以上を必須条件としている企業も多いが、3級でも評価される場合も

税理士試験/科目合格

資格の概要 税理士になるための必須資格(要受験資格)。試験は11科目から5科目を選ぶが、ひとつでも合格していると評価の対象になることがある
どう活かす? 会計事務所や、企業の経理・財務部門などの業務に活かせる

USCPA(米国公認会計士資格)

資格の概要 米国各州によって認定される公認会計士資格。協定を結ぶ国でも、公認会計士として働くことが可能
どう活かす? 会計事務所や監査法人、金融機関での勤務、企業の経理・財務部門など。国際ビジネスコンサルティングなど海外での活躍の場も期待できる

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

資格の概要 エクセルやワードなど、マイクロソフトオフィス製品のユーザースキルを証明する資格。一般レベルと上級レベル(エキスパート)があり、転職には後者が有利
どう活かす? 事務の中途採用シーンではエクセルスキルが重視されるため、エキスパートレベルを持っていれば未経験からでも事務職へチャレンジする可能性が広がることも

国家資格キャリアコンサルタント

資格の概要 職業選びやスキルアップの相談に、助言・指導できる国家資格。学科・実技試験ともに合格することで「キャリアコンサルタント」となる
どう活かす? 人材紹介会社のキャリアアドバイザーや、企業の人事として社員のキャリア形成支援に携われる可能性が広がる。営業職から人材紹介会社のキャリアアドバイザーに転身した例も

社会保険労務士

資格の概要 雇用など労働における問題や、社会保険や公的年金などを法律で解決する専門家
どう活かす? 企業の人事部門や、人事労務のコンサルティングなどのポジションへの応募でアピール材料となる。総務職から労務管理のポジションに転職成功した例も

中小企業診断士

資格の概要 中小企業の経営コンサルに携わる際に必要とされるスキルを問う国家資格。経済やSCM、法務、財務・会計など、経営に関する幅広い知識が求められる
どう活かす? 社内外問わず、経営に関するコンサルティングで活用

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【法務系】に転職する際に有利な資格

ビジネス実務法務検定

資格の概要 企業のあらゆる場面で必要とされる法務知識をはかる民間検定試験。2級以上では、外部専門家への対応や、実務知識に基づいた高度な判断が必要となる
どう活かす? ガバナンス強化や契約法務などの業務に活かせる知識の裏付けとなる。法務の実務経験が少なくても2級以上を保有していれば資格が重視される場合も

行政書士

資格の概要 官公署への申請書類作成や提出代理業務、相談など行政手続きに関わる専門家資格
どう活かす? 企業のコンサルティングや法務のほか、遺言書や賃貸契約書の作成、自動車登録など幅広い分野で活躍できる。未経験でも行政書士事務所に転職成功した例もある

労務分野では、司法試験の受験経験があるだけでも、有利になることがあります。履歴書上に「資格」としては記載できませんが、自己PR欄でアピールしましょう。

【金融系】に転職する際に有利な資格

AFP資格

資格の概要 FPとしての知識を持った上で、適切な助言や提案ができる人に与えられる。研修を受けるには、FP2級や実務経験などが必須となる
どう活かす? 銀行や証券会社、生命保険会社などで知識を活かせる。メーカーの営業コンサルや医療機関の総務人事部などで活躍できることも

日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

資格の概要 株式市場や財務などを分析し、投資アドバイスを行うための資格
どう活かす? 資産運用会社(AM)への転職に有利

アクチュアリー

資格の概要 数学的観点から保険の評価を行う専門家。一般的な「アクチュアリー」は全試験を合格した「正会員」を指すが、「準会員」「研究員」でも有利になることがある
どう活かす? 保険会社などのアクチュアリー職で専門性を活かせる。有資格者が少ないため、他分野での需要がある

公認会計士

資格の概要 監査業務ができる唯一の国家資格。短答式、論文試験の後、実務試験(要2年以上の実務経験)を経て取得可能
どう活かす? M&Aコンサル(FAS)や証券会社の運用などで活躍。税務や経営企画に携わるチャンスが増える

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【不動産系】に転職する際に有利な資格

宅地建物取引士

資格の概要 不動産取引に関する専門的な知識がある者に与えられる国家資格。試験合格後に、登録手続きが必要
どう活かす? 不動産会社での販売営業や賃貸管理のほか、建築会社での物件販売にも有効

【医療系】に転職する際に有利な資格

TOEIC

資格の概要 英語のコミュニケーション能力をはかる世界共通基準。聞く・読む・話す・書く観点から総合的なスキルを評価する
どう活かす? 医療機器や製薬会社での、海外営業・マーケティングや治験などに活かせる。グローバル規模での開発が主であるため、700点以上のスコアがあれば、未経験でもメディカルの案件にチャレンジしやすい

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どの業界・職種でも活かしやすい資格

業界や職種を問わず、業務でプラスとなる資格はあります。例えば、グローバル化が進む現在において、語学力はその最たるものでしょう。英語を専門とする職業だけでなく、医療やIT、法務、事務など、あらゆる場面で重宝するスキルです。

職種に合う専門資格ではなくても、ほかの人が持っていなければ「個人としての強み」となります。語学力やパソコンスキルなど、ビジネスシーンでの汎用性が高く、実務で活かせるスキルは重視されるようです。

TOEIC

資格の概要 英語のコミュニケーション能力をはかる世界共通基準。聞く・読む・話す・書く観点から総合的なスキルを評価
どう活かす? 機械・電気、法務、医療、人事など

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

資格の概要 エクセルやワードなど、マイクロソフトオフィス製品のユーザースキルを証明する資格
どう活かす? 事務、ITなど

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現在の職種で専門性を高める資格

現職を軸足にしてより専門性を高めたい場合、資格の勉強を通して体系的な知識を身につけるのも有効な手段でしょう。業種別に、専門性を高めるための資格を紹介します。

【Web・IT系】で専門性を高める資格

PMP(Project Management Professional)

どう活かす? プロジェクトマネジメントの実践経験に加え、継続的な自己研鑽の姿勢をアピールできる

ORACLE MASTER

どう活かす? サーバー・DBエンジニアへのチャレンジに活かせる

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

どう活かす? ウェブ解析に関して体系的な知識を習得していることのひとつの指標となる。データをよりどころとしたWebマーケティングの施策立案や効果測定ができることをアピールできる

ウェブ解析士

どう活かす? Webディレクターやデジタル広告運用のポジションへの応募にプラスに働く可能性がある

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【経理・人事・事務系】で専門性を高める資格

日商簿記検定(2級以上)

どう活かす? 2級の財務諸表を読み解く力は、各部署の課題を数字で読み解くスキルが身につけられ、経営管理に役立てられる。1級は経営分析やコンサル業でも重宝される

国家資格キャリアコンサルタント

どう活かす? 企業の人事部門で採用や社員教育を担うほか、人事部門で社員教育やキャリア支援に携わるなど、人事領域での選択肢が広がる

TOEIC

どう活かす? 外資系のアウトソーサーや海外支店がある会社での業務などに活かせる。730点を目標に

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【法務系】で専門性を高める資格

ビジネス実務法務検定

どう活かす? 企業の法務・知的財産分野に活かせる。業界でのスキルアップを目指すのであれば2級以上を目標に

ビジネス実務法務検定

TOEIC 英文契約書の確認などで有用。600点あれば書類選考において有利に働く場合も

【不動産・建築系】で専門性を高める資格

電気主任技術者

どう活かす? 設備保全、ユーティリティ保全の技術力を証明する資格であり、高い評価につながることがある。品質管理エンジニアが電気主任技術者資格を取得したことで、ユーティリティ計画・保全のポジションに転職成功した例も

1級建築士

どう活かす? 1級になると担当できる案件規模の上限がないため、設計事務所やゼネコン、住宅メーカー、ディベロッパーなど大規模な設計に携われるようになる

管工事施工管理技士

どう活かす? 管工事だけでなく、ビル全体の維持管理の職種(プロジェクトマネジメント、ビルマネジメントなど)でも、活躍できる可能性がある

電気工事士(1~2種)

どう活かす? ビルメンテナンスなどの施設メンテナンスの業務では持っていることが望ましいとされている

ボイラー・タービン主任技術者

どう活かす? プラント保全や管理など、プラント関連のメンテナンスには必要不可欠ともされる資格

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【医療系】で専門性を高める資格

TOEIC

どう活かす? 医療機器や製薬会社での、海外営業・マーケティングやCMSなどに活かせる

登録販売者

どう活かす? ドラッグストアや調剤薬局での勤務(第1類医薬品販売と、調剤業務は除く)に活かせる

【クリエイティブ業界】で専門性を高める資格

資格取得よりも、実務経験が重視される傾向が強いようです。活動と並行して、実務経験や個人の制作活動を通して自己研鑽を進めることがベストでしょう。

【建築業界】

資格を取得するには、実務経験が必要となることも。工学部の指定学科卒業者は、資格取得時に必要な経験年数が軽減されるなど、学部重視の傾向もあります。

そのほか、事務系の職種では、実務経験に加えエクセルスキルを問われることが多いようです。

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転職活動で資格を活かすには、職務経歴書の書き方にも工夫を

資格が取れた場合には、ぜひ職務経歴書でもアピールしましょう。資格名だけでなく、現職や過去に活かせた経験があれば自己PR欄に必ず書きましょう。

その際は、「外国語の研鑽を活かして文献を読み解いた」「セキュリティの資格で得た知見を活かした提案ができた」など、どんな場面でどう活用できたか、具体的なエピソードがポイントとなります。実際の業務で、資格が活きた出来事を明確に伝えることができれば、採用側も業種にかかわらず、「うちではこのような仕事を任せられるかもしれない」と想像しやすくなるでしょう。

なお、職務経歴書に資格を書く際には、省略せずに必ず正式名称で、グレード(等級)など細かな点まで記載してください。資格の名称は後々変わることがあるので、取得当時から変更がないかどうかも確認しましょう。

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世の中にはさまざまな資格がありますが、活かせるかどうかは自分次第。資格取得にあたっては、自分のビジョンを軸に考えることが大切です。挑戦したい分野で有利となるもの、現在のスキルを深めるために必要な知識は何か。キャリアアドバイザーなど専門家に相談したり、求人情報の条件を確認したりしながら、取得を目指しましょう。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

碓井 彩子(うすい・さえこ)

【経歴】
ウェディング業界でプランナー、個人向けの営業を経験後、パーソルキャリアに入社。dodaのキャリアアドバイザーとして主に営業職を中心とした幅広い職種経験、ご経歴をお持ちの方々への多数の転職支援をしてきました。 現在は販売サービス領域に携わる方の転職支援のサポートをしています。
【メッセージ】
特に20代のキャリア構築に悩む方々へのサポートを得意としています。私自身も転職経験があるので、転職する際にぶつかる壁や悩みに真摯に答えていきます。

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