スマートフォン版で表示

いい転職が、未来を変える。DODA(デューダ)

ランキング・データ・調査

連載 ホンネの転職白書 2012.5.21更新

グローバル採用の実態調査2012 −企業が求める“英語力”とビジネスパーソンの“英語力”

このエントリーをはてなブックマークに追加

英語力を求める求人が急増!全体の●%が英語必須

■企業のグローバル化が進む今、英語力はどれくらい求められているのか?

企業のグローバル化が進み、グローバル人材の採用が加速する現在。グローバル人材=英語ができる人材というわけでは必ずしもありませんが、英語はコミュニケーションツールとしてますます欠かせないものになりつつあります。そこでDODAでは、実際にどれくらいの企業が英語のできる人材を求めているのかを知るために、2005年〜2012年の間にDODAへ寄せられた約20万件の求人のうち、英語力を求める求人割合の推移を調査しました。

英語力を求める求人割合の推移 (2005年〜2012年)(グラフ)

■英語力の目安

【初級レベル】:簡単な読み書きや会話ができる(TOEIC®テスト 〜500点)

【中級レベル】:相手の意見を理解し、自分の意志を伝えられる(TOEIC®テスト 500〜800点)

【上級レベル】:ビジネスにおける商談・交渉ができる(TOEIC®テスト 800点〜)

■リーマンショックを境に、英語力を求める求人は急増

上のグラフを見てみると、「簡単な読み書きや会話ができる英語力(初級レベル)」を求める求人は、2005年では全体のわずか4.2%だったのに対し、2012年には61.0%と大幅に増加していることがわかりました。特に、2008年を境に急上昇しており、これはリーマンショック(2008年9月)の影響を受け、国内マーケットの需要に限界を感じた各企業が、販路や販売拠点の海外展開に本腰を入れ始めたためと考えられます。

また、「相手の意見を理解し、自分の意志を伝えられる英語力(中級レベル)」、「ビジネスにおける商談・交渉ができる英語力(上級レベル)」を求める求人割合も、2008〜2009年にかけて急上昇し、2012年には約30%を占めています。このように、企業のグローバル化に合わせ、英語力へのニーズも確実に高まっていることがわかりました。

自分の“グローバル力”を知ろう。活躍できるフィールドなどが分かります
グローバル診断

海外進出型と内需型の業種で、求められる英語力に差

■英語力が求められる業種とは?

業種別に英語力を求める求人割合を比較してみると、海外のマーケットや企業を相手にしている業種と、内需型の業種で大きく差が開いていることがわかりました。

【業種別】英語力を求める求人割合(グラフ)

■英語力の目安

【初級レベル】:簡単な読み書きや会話ができる(TOEIC®テスト 〜500点)

【中級レベル】:相手の意見を理解し、自分の意志を伝えられる(TOEIC®テスト 500〜800点)

【上級レベル】:ビジネスにおける商談・交渉ができる(TOEIC®テスト 800点〜)

■90%以上の求人で「簡単な読み書きや会話ができる英語力」が求められるメディカル、メーカー

上のグラフを見てみると、外資系企業が多い「メディカル」や、海外展開に積極的な「メーカー」、海外と取引の多い「商社/流通」などは、90%近くの求人が「簡単な読み書きや会話ができる英語力(初級レベル)」を求めていることがわかりました。

また、海外企業や在日外国人の顧客と接する機会が多い「金融」や、海外進出や海外企業との業務提携などが活発化している「IT」、日本の高いホスピタリティを外国人顧客に提供することを視野に入れる「サービス」業なども、要英語力の求人が増加傾向にあります。

一方、「メディア」をはじめ、「小売/外食」、「建設/不動産」など内需中心の業界では、英語力が求められる求人割合は今のところ他業種に比べ低いようです。ただし、「メディア」の中でも広告代理店などは、各企業の海外進出に伴い海外マーケットの販促活動に対応する動きが見られます。また、「小売/外食」は2011年頃から販売拠点の海外進出が活発化。「建築/不動産」も大手のディベロッパーを中心に海外の工事案件が増加するなど、要英語力の求人も徐々に増えると予想されます。このように、業界によって差はありますが、多くの分野で海外展開が活発化していることで、英語力のニーズは高まっていくことが予想されます。

自分の“グローバル力”を知ろう。活躍できるフィールドなどが分かります
グローバル診断

ビジネスパーソンの“英語力”、企業が求める“英語力”とギャップ

■約8割のビジネスパーソンは英語に消極的。
英語で簡単な読み書きや会話ができる人は23.8%。

英語力を求める求人が増加している一方、ビジネスパーソンの英語力はどれくらいのレベルなのでしょうか?22〜34歳のビジネスパーソン5,000人に対して、自身の英語力について聞いたところ、「英語で簡単な読み書きや会話ができる(初級レベル)」人は23.8%でした。前述の通り、初級レベルの英語力を求める求人割合は全体の61.0%となっており、企業が求める英語力とビジネスパーソンの英語力には、大きなギャップがあることが伺えます。

また、TOEIC®テストの保有スコアを聞いたところ、未受験の人が80%を占めていることがわかりました。このことから、英語の習得に積極的な2割の人と、英語の習得に消極的な8割の人で、二極化が生じていることが見受けられます。

  • 企業が求める英語力とビジスパーソンの英語力(比較)(グラフ)
  • TOEIC®テストの保有スコア(グラフ)

    ■英語力の目安

    【初級レベル】:簡単な読み書きや会話ができる(TOEIC®テスト 〜500点)

    【中級レベル】:相手の意見を理解し、自分の意志を伝えられる(TOEIC®テスト 500〜800点)

    【上級レベル】:ビジネスにおける商談・交渉ができる(TOEIC®テスト 800点〜)

英語ができないと、採用されないって本当?

■企業が注目する、語学力不足を補う他の能力とは?

今回の調査結果から、企業が英語力を求める動きは加速する一方で、ビジネスパーソンの英語力は、企業が求めるレベルに達していないということが浮き彫りになりました。それでは、転職マーケットにおいて、英語ができない人は採用されないのでしょうか?DODAキャリアアドバイザーによると、このように需要と供給がミスマッチする中、語学力を必須条件にあげる企業に、語学力の高くない転職者が合格するケースも少なくない、とのこと。企業が注目する、語学力不足を補う他の能力とどのようなものなのでしょうか?

調査概要

DODAが保有する約20万件の求人情報と、25〜34歳のビジネスパーソン5,000人を対象にしたアンケートをもとに、企業が求める英語力とビジネスパーソンの英語力について調査しました。

【対象者】25〜34歳のホワイトカラー系職種の男女

【雇用形態】正社員・契約社員

【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査

【実施時期】2012年3月10日〜11日

【有効回答数】5,000件

「自分は今、転職すべき?」あなたの悩みを転職のプロに相談!
エージェントサービスに申し込む(無料)
自分の“グローバル力”を知ろう。活躍できるフィールドなどが分かります
グローバル診断
英語ができないと、採用されないって本当?−転職神話を問う−
真相はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加