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連載 ホンネの転職白書 2012.9.17更新

転職して良かったこと・後悔したことTOP10

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転職して良かったこと TOP10

■「給料アップ」が1位。「社風が合う」「人に恵まれている」が2位、3位にランクイン

転職して良かったことの1位は「給料がアップした」。転職者のコメントを見ると「給料が前職より30%アップした」と転職後すぐに給料がアップした人もいれば、「入社1年目は前職とほとんど変わらない給料だったが、2年目から右肩上がりに増えた」という人もいるようです。転職する際には提示された給料だけでなく、昇給制度やモデル年収を知っておくことで将来的な自身の年収を予測することができ、ライフプランも立てやすくなります。

続く2位は「社風が合う」、3位は「周囲の人に恵まれている」がランクイン。「社風は自分の努力では変えられないものなので、社風の合う会社を選ぶことが何より大切だと感じた」や、「前職で感じていた人間関係に対するストレスが全くなく、やはり“一緒に働く人”が一番重要だと感じた」といったコメントが見られ、条件面だけでなく社風や人が重要だと感じている人は多いようです。

また、4位の「能力や成果を評価された」は、「前職ではあまり認めてもらえなかったスキルが、転職先の会社では高く評価してもらえた」や、「『あなたがうちに入ってくれて良かった』と言われた時、とても嬉しく感じそれに応えたいと思った」など、企業から認められwin-winな関係が築けていることに満足しているコメントが見られました。

5位〜7位は、「希望する仕事に就けた」、「キャリアアップできた」、「裁量の幅が広がった」など、仕事やキャリアに関する満足度が高まったという答えがランクイン。8位〜10位には、「待遇が良くなった」、「残業が減った」、「休日が増えた」など、働く環境や条件面の改善が挙がっています。

転職して良かったこと TOP10

順位 転職して良かったこと 転職者のコメント
1位給料がアップした・給料が前職より30%アップし、生活に余裕ができた
・成果次第で、1000万円以上のボーナスがもらえるようになった
・入社1年目は前職とほとんど変わらない給料だったが、2年目から右肩上がりに増えた
2位社風が合う・職場の雰囲気が良く、自身のモチベーションが高まり仕事もはかどる
・社風は自分の努力では変えられないものなので、社風の合う会社を選ぶことが何より大切だと感じた
・給料や待遇は前職とほとんど変わらないが、社風が自分にとても合っている会社なので、思い切って転職して良かった
3位周囲の人に恵まれている・尊敬できる先輩や上司が多く、とても刺激的で自分も成長できそう
・仕事に対して前向きな人が多く、一緒に仕事をしていて気持ちが良い
・前職で感じていた人間関係に対するストレスが全くなく、やはり「一緒に働く人」が一番重要だと感じた
4位能力や成果を評価された・「あなたがうちに入ってくれて良かった」と言われた時、とても嬉しく感じそれに応えたいと思った
・入社してすぐに、重要なプロジェクのメンバーに抜擢された
・前職ではあまり認めてもらえなかったスキルが、転職先の会社では高く評価してもらえた
5位希望する仕事に就けた・自身がずっと携わりたかった商材を扱うことができた
・自身の能力や希望によって、携わる仕事を変えることができる
・ずっと携わりたかった職種に、未経験だったが転職することができた
6位キャリアアップできた・専門分野の知識が得られ、国内外でその方面の人脈を築くことができた
・前職は40代以降のキャリアパスがほとんど用意されていなかったが、転職した会社はさまざまな選択肢があり将来を描くことができる
・手を挙げれば挑戦できる会社のため、自身が希望するキャリアを築くことができる
7位裁量の幅が広がった・仕事を与えられるのではなく、自分で仕事をつくることができる
・信頼されているためか、比較的自由に仕事をさせてもらっている
・責任のある仕事を任せてもらえるようになった
8位待遇が良くなった・給与はほぼ変わらないが手当が充実したため、実質の手取りは増えた
・育児休業や復職する社員が多く、女性が長く働ける環境が整っている
・資格手当が細かく設定されているため、スキルアップが給料アップにつながりやすい
9位残業が減った・給料は変わらないが残業が転職前の半分に減り、早く転職すれば良かったと思った
・残業が減り、子供が起きている時間に帰れるようになった
・残業したい日はでき、したくない日は気兼ねなく帰れるため、自分でメリハリをつけて働ける
10位休日が増えた・平日が忙しい代わりに土日はしっかり休むという会社なので、仕事とプライベートのメリハリをつけられるようになった
・前職は月に3日休めれば良い方だったが、転職後はしっかり週休2日がとれている
・土日祝日が休めるようになったため、家族や友人と過ごせる時間が増えた
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転職して後悔したこと TOP10

■「給料が希望と異なる」が1位。「社員と合わない」「社風が合わない」が2位、3位にランクイン

転職して後悔したことを見てみると、“転職して良かったこと”を反転させた回答が上位を占めていることがわかりました。1位は「給料が希望と異なる」で、コメントを見ると「ベースサラリーの昇給が思ったほど良くない」や、「提示された給料と手取りの給料を勘違いしてしまい、入社後に前職より給料が下がることに気付いた」など、転職前に確認することで回避できることも少なくありません。前述の通り、入社を決める前に給料の詳細や昇給制度をしっかり確認しておくことが重要だと、再認識させられる結果となりました。

2位、3位には「経営者や社員と合わない」、「社風が合わない」がランクイン。「社員のタイプが前職と全く異なり、会社に馴染むまでに1年かかった」や、「給料の高さで選んだ会社だったが、社風が合わず半年で辞めてしまった」など、社風や社員と合わないことで苦労している人が多いようです。転職者の中には、給料や仕事内容を重視する反面、社風や社員の雰囲気をあまり確認せずに入社を決める人も少なくありません。入社後のミスマッチを避けるためには、上司になる人と面談を行ったり社内見学をさせてもらうなど、事前に職場の雰囲気を知る機会を設けられると良いでしょう。

また4位の「経営状態や将来性が不安」では、「転職時は売り上げも良かったが、今では大幅赤字となり給料が下がった」、「業界自体が頭打ちで、先行きが不安」といったコメントが見られました。経済やマーケットの変化が激しい今の社会では、転職先の業界や企業を中長期的な視点で見ることも忘れてはいけないポイントです。

5位以降にランクインしているものも、事前に確認をすることで回避できる項目がほとんどです。後悔しない転職を実現するためには、入社を決める前に自身がその会社で中長期的に働く姿をイメージし、曖昧な点や不安点を潰し込んでおくことが重要です。ただし、希望を100%叶えられる転職先を見つけることは非常に困難なため、(1)自身の中で優先順位を整理し、順位の高い項目の希望が叶うか、(2)転職しようと思った理由を振り返り、転職することでそれが叶うか、という視点で判断することをお勧めします。

転職して後悔したこと TOP10

順位 転職して後悔したこと 転職者のコメント
1位給料が希望と異なる・ベースサラリーの昇給が思ったほど良くない
・希望年収を少なめに言ってしまったため、少ない額からのスタートになってしまった
・提示された給料と手取りの給料を勘違いしてしまい、入社後に前職より給料が下がることに気付いた
2位経営者や社員と合わない・社員のタイプが前職と全く異なり、会社に馴染むまでに1年かかった
・大企業から中小企業への転職だったため、社長との距離感や接し方に最初は慣れなかった
・面接で意気投合した上司になるはずの人が入社前に異動してしまった。その人に付いていこうと思っていたため非常に残念だった
3位社風が合わない・給料の高さで選んだ会社だったが、社風が合わず半年で辞めてしまった。今の会社は給料は下がったが、自分にとても合う会社で満足している
・ベンチャー企業から大企業に転職したが、とても古い体質の会社で、自分はベンチャー企業が合っていると気付いた
・前職が軍隊のようなきっちりした会社だったため、転職先の会社がアットホームすぎて張りがないと感じてしまう
4位経営状態や将来性が不安・転職時は売り上げも良かったが、今では大幅赤字となり給料が下がった
・将来性がなく経営方針を持ってない会社だということが判明した
・業界自体が頭打ちで、先行きが不安。社員も次々と辞めていっている
5位残業が多い・残業は月20時間程度と聞いていたが、実際は50時間以上だった
・給料の高さに惹かれて転職したが、毎日終電まで働くハードな環境だった
・サービス残業が当たり前になっている会社だった
6位仕事内容が希望と異なる・やりがいを求めて転職したが、仕事内容が思ったより単調だった
・面接時に聞いた仕事内容と、実際の仕事内容が大きく異なっている
・自分が興味のあった分野から、会社が手を引いてしまった
7位組織や環境が整っていない・若い会社のため組織がうまく機能しておらず、社内で混乱が起きることがある
・他部署との連携が取り辛く、仕事がスムーズに進められない
・前職で当たり前だと思っていた就業環境(備品や空調など)が整っていないことに驚いた
8位休日が少ない・休日出勤が多く、入社前に提示された休日数と実際の休日数が大きく異なる
・休暇が不規則なため生活のリズムが掴みにくい
・残業がない代わりに、休日が少なかった
9位正当に評価してもらえない・今までの経験を活かせると聞いていたが、入社してみると初心者扱いされた
・定期昇給のみで、成果が給与にまったく反映されない
・新卒社員と中途社員で、評価制度が異なる
10位キャリアアップできない・自分よりスキルの高い社員が周囲にいないため、学びや成長の機会が少ない
・スペシャリストを希望していたが、キャリアパスがゼネラリストの道しかなかった
・キャリアパスが不明瞭なため、自分の将来像が描きにくい

【重要!】転職後に後悔しないために、入社前に以下4つのポイントをしっかり確認することが重要です!

1.社風や現場の雰囲気

2.給与や待遇(福利厚生、手当など)、就業条件(就業時間、休日など)、評価制度

3.担当業務の詳細やキャリアパス

4.企業の経営状態や業界の将来性

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[職種別]転職して良かった・後悔したこと TOP5

■転職して良かったこと、営業、エンジニアは「給与アップ」、企画、販売サービスは「社風が合う」が1位

転職して良かったことを職種別に見てみると、企画管理系や販売・サービス系は、1位が「社風が合う」、2位が「周囲の人に恵まれている」で、給料より社風や人に満足している人が多いようです。一方、IT系エンジニアや機械系エンジニアは、1位が「給料がアップした」、2位が「能力や成果を評価された」と、給料や評価の高さに満足していることがわかりました。また営業系は、全体で6位の「キャリアアップできた」が3位にランクインしていることが特徴的です。

また、転職して後悔したことを職種別に見てみると、ほとんどの職種は「給料が希望と異なる」が1位ですが、事務アシスタント系、建築/土木系、クリエイティブ系のみ「経営者や社員合わない」が1位になっています。

職種別 転職して良かったこと TOP5

順位 1位 2位 3位 4位 5位
全体給料がアップした社風が合う周囲の人に恵まれている能力や成果を評価された希望する仕事に就けた
営業系給料がアップした社風が合うキャリアアップできた周囲の人に恵まれている希望する仕事に就けた
企画管理系社風が合う周囲の人に恵まれている給料がアップした能力や成果を評価された残業が減った
事務アシスタント系周囲の人に恵まれている社風が合う雇用が安定した希望する仕事に就けた給料がアップした
販売・
サービス系
社風が合う周囲の人に恵まれている裁量の幅が広がった通勤が便利給料がアップした
IT系
エンジニア
給料がアップした能力や成果を評価された周囲の人に恵まれている希望する仕事に就けた社風が合う
機械系
エンジニア
給料がアップした能力や成果を評価された雇用が安定したキャリアアップできた待遇が良くなった
建築/
土木系
給料がアップした希望する仕事に就けた休日が増えた裁量の幅が広がった能力や成果を評価された
化学/食品/医療系待遇が良くなった能力や成果を評価された希望する仕事に就けた給料がアップした通勤が便利
クリエイティブ系周囲の人に恵まれている希望する仕事に就けたキャリアアップできた能力や成果を評価された給料がアップした

職種別 転職して後悔したこと TOP5

順位 1位 2位 3位 4位 5位
全体給料が希望と異なる経営者や社員と合わない社風が合わない経営状態や将来性が不安残業が多い
営業系給料が希望と異なる経営者や社員と合わない残業が多い経営状態や将来性が不安社風が合わない
企画管理系給料が希望と異なる経営者や社員と合わない社風が合わない残業が多い経営状態や将来性が不安
事務アシスタント系経営者や社員と合わない給料が希望と異なる経営状態や将来性が不安社風が合わない組織や環境が整っていない
販売・
サービス系
給料が希望と異なる経営者や社員と合わない残業が多い休日が少ない社風が合わない
IT系
エンジニア
給料が希望と異なる経営者や社員と合わない仕事内容が希望と異なる組織や環境が整っていない休日が少ない
機械系
エンジニア
給料が希望と異なる経営者や社員と合わない社風が合わない正当に評価してもらえない経営状態や将来性が不安
建築/
土木系
経営者や社員と合わない給料が希望と異なる仕事内容が希望と異なる経営状態や将来性が不安休日が少ない
化学/食品/医療系給料が希望と異なる経営者や社員と合わない社風が合わない組織や環境が整っていない経営状態や将来性が不安
クリエイティブ系経営者や社員と合わない給料が希望と異なる経営状態や将来性が不安社風が合わない残業が多い

調査概要

25〜39歳の転職経験者1,000人を対象に、転職後に「転職して良かったこと」と「転職して後悔したこと」についてアンケート調査しました。

【対象者】25〜39歳で、直近1年以内に転職したホワイトカラー系職種の男女

【雇用形態】正社員・契約社員

【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査

【実施時期】2012年5月

【有効回答数】1,000件

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