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連載 ホンネの転職白書 2014.3.31更新

未経験の業種・職種に転職できる可能性はどれくらい?

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異業種・異職種へ転職する人はどれくらいいるのか

転職前と後の勤務先の業種を10の業種に、職種を11職種に分類し、転職前と異なる業種に転職したか、異なる職種へ転職したか、その割合を調べました。

その結果、異業種へ転職した人の割合は、全体の半分を大きく超えて59.1%を占めることが分かりました。また、異職種へ転職した人の割合は、全体の33.9%となっています。

「業種」よりも「職種」のほうが、能力・経験・技術・専門知識など短期間では身につかない要素によって決まってくるため、基本的には「今の職種」の延長線上での転職を考える方が多いものと考えられます。

異業種転職の割合・異職種転職の割合

業種別:異業種への転職が多いトップ3は「商社/流通」「小売/外食」「メディア」

業種別に「どの業種へ」転職したか、その割合を調べました。最も異業種への転職者割合が高いのは「商社/流通(88.6%)」、その後に「小売/外食(80.8%)」「メディア(79.5%)」が続きます。逆に、異業種への転職者割合が低い(つまり同業種への転職が多い)のは「メディカル業界(74.0%)」。2番目が「IT/通信(62.0%)」、次いで「メーカー(44.2%)」となっています。

「商社/流通」からの最も多い転職先業種は、同業種ではなく「メーカー」で、24.0%を占めます。ただ、その内訳を見ていくと営業職の割合が高く、例えば電子機器の商社で法人営業をしていた方が半導体メーカーの営業職へ、消費財を扱う商社の営業をしていた方が消費財メーカーへというように、業種こそ異なるものの、商材の知識を活かして、同じ商材を扱う企業へ転職している例が目立ちます。

これに対して「小売/外食」からは、「メディカル」業界のMR職、「IT・通信」業界のインフラエンジニア、「建設・不動産」業界での住宅営業など、転職前の仕事とは全く別の仕事にチャレンジしている事例が多く見られます。

職種別:IT/通信、メディカル、電気/機械の技術職は同職種への転職が多い

続いて、転職前の職種別に「どの職種へ」転職したかを見てみましょう。最も異職種への転職者割合が高いのは「専門職」で、81.2%に達しています。2番目が「販売/サービス系(70.3%)」「事務/アシスタント系(51.1%)」となっています。

反対に、異職種への転職が少ないのは「技術系(IT/通信)(80.4%)」「技術系(メディカル)(76.6%)」「技術系(電気/機械)(74.0%)」。トップ3を技術系職種が占めています。これらの職種に共通するのは、専門性の高い技術・経験を必要とする職種だということです。経験を積むほどに、同じ職種に転職するほうが自分を「高く」売れる可能性が高い職種だと言えます。

異職種への転職者割合が一番高かったのは「専門職」でしたが、ここで言う「専門職」とは、コンサルティングファームや監査法人などのコンサルタント、金融のミドル・バックオフィス、不動産関連、法律事務所などにおける各領域の専門職を指します。転職先として多い職種は「営業系」「企画/事務系」で、約半分を占めます。これら「専門職」が有する専門知識は、技術系のそれとは異なり、別の職種においても活かせるものであることから、こうした結果になっているものと考えられます。

2番目に異職種への転職者割合が高かったのは「販売/サービス系」で、こちらも7割を超える高い割合です。そのうちの43.8%は「営業系」への転職となっており、異職種へ転職した人数で見ると最多のパターンです。中でも、メディカル業界、人材業界などのサービス業、不動産業界の転職が目立ちます。

年代別:年を重ねると、未経験の仕事へのチャレンジは難しくなる?

最後に、年代別に異業種・異職種転職がどの程度の割合を占めるかを見てみます。

異業種転職の割合は、24歳以下の年代では70.5%を占めますが、年齢が上がるにつれて割合が低くなり、35~39歳では50.1%まで下がります。これは異職種転職も同様で、24歳以下では48.0%だった割合が、やはり年齢が高くのに伴って逓減し、35~39歳では28.0%まで低下しています。

この背景の一つには、転職希望者の社会人経験が浅いほど、転職先の業種や職種に関する知識・経験が足りなくてもポテンシャルに期待して採用するという企業側の姿勢があります。もう一つは個人側の考えで、年齢が上がって特定の業種または職種で経験を長く積むほど、それを「活かせる」仕事をしたい、そのほうが年収など条件面でも有利になるという考えがあるのでしょう。

ただ、異業種・異職種への転職だからといって必ずしも給与など条件面で不利というわけではありません。例えば異職種への転職で最も多かったのは「販売/サービス系 → 営業系」のパターンだと先にも述べましたが、そのうちの約8割が20代であり、その多くは転職を通じて年収アップを遂げています。また、メディカル業界への転職者の7割近くは異業種からの転職であり、そのうち6割ほどの方が前職よりも年収が上がっています。

今、大手企業を中心に、新年度の採用計画を固めつつあり、前年度と同じかそれ以上の人数を採用する予定という企業も多数見られます。今後、採用ニーズが高まれば、より未経験の業種・職種への転職のチャンスも少しずつ高まっていくはずです。「実は、本当にやりたいのは別の仕事」「ほかの業界にチャレンジしたい」と考えている方にとっては、チャンス到来と言えるでしょう。

調査概要

4月を迎えるにあたって、何か「新しいこと」「経験したことがないこと」を始めようと決意された方も多いのではないでしょうか。今回は、25〜39歳のビジネスパーソン約10,000人の、2013年の転職事例を調査し、どのくらいの割合で、未経験の業種・職種へ転職を果たしているのか、また年代によってその割合に違いがあるのかなど、異業種・異職種転職の実態を分析しました。

【対象データ】2013年1月~2013年12月の期間に、DODAエージェントサービスを利用して転職したビジネスパーソン

【有効回答数】約10,000件

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