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連載 ホンネの転職白書 2014.11.17更新

あなたが、自分にボーナスを出すとしたらいくら支給する?

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1:自分がボーナスの支給額を決めるとしたら「もっと多く出す」人が71.2%

まず今年の冬のボーナス予想額を聞いたところ、平均額は31.3万円となりました。さらに、「自分自身を評価して、ボーナス額を決めるとしたらいくらが妥当だと思うか」を尋ねたところ、平均額は50.7万円、実際の額よりも20万円近くも多いという、大きな差がつく結果になりました。

2:会社と自分の評価の差、「20万円未満」が最多。ギャップを埋めるために行動しているのは約2割

7割超を占める「自分が評価するほどには、ボーナスが支給されていない」と感じる方に絞って、「実際の額」と「妥当だと思う額」にどの程度の開きがあるのか、その差額を調べてみました。すると平均は28.0万円でしたが、下記のグラフのようにかなりばらつきがあり、一番多いのは20万円未満となっています。

次いで、妥当だと思うボーナスの額と、実際の額のギャップを埋めるために、何か行動をしているかを聞きました。全体では、「行動しようと思っているが、実際は行動に移せていない」と言う方が多く43.4%となっています。一方、何か行動を起こしている方は21.8%のみとなりましたが、前問で「見合った報酬だ」と感じている方が多いことが要因だと考えられます。

また、実際の額と、妥当だと思う額の差額別に比較をすると、その差額が大きい方ほど、ギャップを埋めるために「行動している」方が多い傾向にあります。「自分はもっと評価されていいはず」と思っている人ほど、それを自分の問題と捉え、課題解決のために行動にしている方が多くいると言えそうです。

3:磨くなら「語学力」「プレゼンテーション能力」が狙い目?

ギャップを埋めると言っても、やみくもに頑張れば差が縮まるわけではありません。そこで、自分自身がビジネスパーソンとしてどういったスキル・能力に強み・弱みがあると考えているか、下記の12の項目について5段階評価をしてもらいました。

最も多くの方が「できている」もしくは「ややできている」と自己評価しているのは、「計画的に物事を安定して進められる」のスキルで、73.4%となります。次いで、「状況判断を素早くできる(臨機応変な対応)」「忍耐力・粘り強さ」「コミュニケーション」「論理思考」「目標達成への執着」「専門知識・革新技術の習得」の6つの項目は「できている」と「ややできている」と回答した方が半数を超えています。逆に、「できていない」「あまりできてない」と回答した方が多い項目は、「プレゼンテーション」や「語学の習得」でした。

自己評価よりも、自分に対する会社の評価のほうが低い。そうしたギャップが生まれる背景には、自分では「できている」「高評価」と思っていることが「会社から認知されていない」か、「会社においてその評価項目は重視していない」という可能性が考えられます。「もっと評価されるべき」と思う方は、そこを一度見直してみるべきでしょう。加えて、スキルの底上げも重要です。得意分野は伸ばしながら、一方では弱点をしっかり補強していくことが、バランスよくキャリアを重ねる上で必要なことです。多くの人が「できていない」と感じている「プレゼンテーション」「マネジメント」「語学」を磨くことこそが、周りとの差をつけるポイントかもしれません。

調査概要

22~39歳のビジネスパーソン500人を対象に、2014年冬のボーナスに関するアンケート調査を実施しました。会社からの評価としての「実際のボーナス額(予想)」と、「自分で自分を評価してボーナス額を決めるとしたら、いくらが妥当か」について聞いたところ、大きなギャップがあることが分かりました。

【対象者】22歳〜39歳のホワイトカラー系職種の男女

【雇用形態】正社員

【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査

【実施期間】2014年10月24日 〜 2014年10月27日

【有効回答数】500件

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