スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

転職ストーリー

広告営業から愛知県警へ転身。
少年たちの未来を支える警察官に

警察官の父を持つMさんは、学生時代に写真や映画制作を学び、憧れていた広告業界へ就職しました。しかし、働き方や将来への不安から、新たな道を模索するようになります。転職活動中に父からかけられた一言をきっかけに、警察官採用試験に挑戦します。見事合格を果たし、現在は希望していた少年係の警察官として活躍中。広告営業から異色の転身を遂げたMさんに、仕事への思いとやりがいを伺いました。

PROFILE

M.Mさん

愛知県警察 生活安全課 少年係/巡査部長
交番勤務などを経て、現在は少年犯罪の捜査や児童虐待の対応を行っている。

少年たちの本音を引き出す。子どもを守る少年係の日々

現在の業務内容を教えてください。

少年の犯罪捜査を主に担当しています。具体的には、被害届の受理や防犯カメラ映像の確認、暴行・傷害・窃盗事件の取り調べなどを行っています。

入職時から少年係を希望されていたのはなぜでしょうか。

成人が加害者となる刑事事件とは異なる視点で捜査を行えるという点に魅力を感じました。成人が関わる刑事事件では、事件の捜査や被疑者の検挙が大きな目的となります。一方、少年係は事件の解決だけでなく、その先の更生や再犯防止にも向き合う仕事です。根底には「大人の務めとして子どもを守りたい」という想いがあり、少年たちが再び犯罪に手を染めないよう、支えていくことが私たち少年係の使命です。

仕事の中で、前職の経験が活きていると感じることはありますか。

相手の話を丁寧に聞くという点では、前職で営業として培った傾聴力を活かせています。

少年犯罪の捜査では、事件に関わった少年が警察という立場に「怖い」と身構えてしまうことも多く、はじめから対等な目線で会話をすることが難しいケースもあります。私はもともと人と話すことが好きなため、会話のテンポや話し方を相手によって変えるよう意識しており、最初はまったく話をしてくれなかった子でも話してくれることがあります。

子どもたちが心を開いてくれて、信頼関係を築けたと実感した時に、この仕事のやりがいを感じます。ある時、取り調べした少年が、後日「悪い友達と関係を断って、今は仕事を始めて頑張っています」とわざわざ警察署まで報告に来てくれたことがありました。そうした姿を見ると、心から警察官になって良かったと感じています。

厳しい捜査のイメージが強かったので、意外でした。

私は「警察は話を聞くことから始まる仕事」だと感じています。被害者、被疑者、捜査協力者など、話を聞くことから全ての捜査が進んでいきます。県民のみなさんの協力がなければ、警察の仕事は成り立ちません。だからこそ、一人ひとりが警察にとって大切な協力者なのだという気持ちで、日々向き合っています。

父の一言をきっかけに、民間企業から警察官へ

警察官になろうと考えたのはいつのことでしょうか。

学生の頃は全く考えていませんでした。大学では写真や映画制作を学んでいましたし、ものづくりが好きだったため、就職先は広告会社やイベント会社を検討していました。

大学を卒業してからは、希望していた広告業界で営業として働き、広告物やイベントの企画、ディレクションなどを行いました。警察官になろうと考えたのは、広告業界で働いてしばらく経ってからのことです。

なぜ警察官を目指すことになったのでしょうか。

新卒で入社した会社では長時間労働をせざるを得ないことが多く、このまま長く働き続けられるのかと将来に不安を感じるようになりました。転職を考え始めたころ、愛知県警で警察官として働いていた父から「転職するなら、もう一度警察官を受けてみないか」と勧められたことが、再挑戦のきっかけです。

実は新卒時にも父の勧めで警察官採用試験を受けていましたが、その時は不合格でした。当時は警察官になる決意が固まっておらず、父に勧められるまま受験した部分もあったと思います。ただ、子どもの頃から警察官として働く父を尊敬していましたし、警察官という仕事は身近な選択肢の一つでした。そこで転職を機に、まずは「受けることも親孝行になる」と考え、再び試験に挑戦することにしたんです。

採用試験への再挑戦にあたっては、どのように対策されたのでしょうか。

特に力を入れたのは、面接対策です。新卒時に受験した際、どのような警察官になりたいのかを具体的に描けないまま面接に臨み、自分の考えをうまく話せなかったという悔いが残っていました。その反省から、自分を育ててくれた愛知県や、父が警察官として守ってきた地域のために何ができるのかを深く考え、準備を重ねました。勉強は昔から得意ではありませんでしたが、解答を丁寧に確認するなど、「受けるからには受かりたい」という思いで真剣に取り組みました。

その後、無事に合格したこと自体は嬉しかったのですが、正直入職するかは迷いました。並行して民間企業への転職活動も行っており、他にも内定をいただいていたからです。しかし、面接対策を通じて警察官として働く自分の姿を具体的に思い描いたことで、子どもの頃から漠然と抱いていた「警察官ってかっこいい」という想いがあらためて芽生えたんです。それが後押しとなり、入職を決意しました。

多様な人材が活躍する愛知県警で、少年犯罪のプロを目指す

入職前と比較して、警察官という仕事にギャップを感じる点はありますか。

入職前は上下関係が厳しい組織というイメージを持っていましたが、実際は温かい人が多い職場です。私が電話対応でトラブルを抱えた際、気づいた上司が対応を代わってくれるなど、よく様子を気にかけてくれていると感じます。私自身も、部下とは雑談を交えながら積極的にコミュニケーションを取るようにしています。困っている様子があればこちらから声をかけ、相談や報告をしやすい関係を築くことを心掛けています。

また、長時間労働や休みが取りにくいのではといった懸念もありました。しかし、実際には常に誰かが休みを取っているような状態のため、出勤しているメンバーでお互いにフォローし合うという体制が整っています。想像していた以上に休暇を取りやすかったことも、良い意味でのギャップでした。

警察官になったことで、生活面にはどのような変化がありましたか。

前職では、このままの働き方や収入で将来の生活を築いていけるのかという不安がありました。その点、公務員である警察官には、長く働きながら生活基盤を築ける安心感がありましたね。

入職後は結婚し、2人の子どもにも恵まれました。育児休業を取得し、マイホームを建てることもできたため、家族と安心して暮らせる環境を築けたと感じています。

愛知県警ならではの特徴はありますか。

愛知県警は職員数が全国4位と規模が大きく、部署も多数あります。捜査が得意な人、人と接することが得意な人、体力を活かしたい人など、それぞれが個を活かし、活躍できる環境があります。

また、愛知県警は入職後の居住地の制限がないため、他県からも人材が集まり、多様な意見が生まれやすいという点も特徴です。一つの事件を複数人で担当することも多く、さまざまな視点から意見を出し合える点は、大きな強みだと感じています。

今後の目標を教えてください。

まずは警部補への昇任を目指しています。そして将来的には、県警本部の少年課で勤務することが目標です。少年係を志望した頃は、私自身に子どもはいませんでした。しかし今は2人の子どもの父親となり、子どもたちが事件や犯罪に巻き込まれることを、より身近な問題として感じるようになりました。他人の子どもであっても放っておけないという気持ちも、以前より強くなっています。

少年犯罪に関する知識と捜査経験を積み重ね、子どもたちにしっかり向き合える警察官になりたいです。ゆくゆくは少年犯罪のプロフェッショナルとして、子どもたちの未来を守る役割を担いたいと思っています。

CAREER JOURNEY キャリアの変遷

  1. POINT01

    広告業界を志して就職 ものづくりへの興味から広告会社へ入社。営業として企画やイベント運営に携わる

  2. POINT02

    民間企業から公務員へ転職。警察官に 働き方や将来への不安から転職を検討。父の勧めで警察官採用試験に挑戦

  3. POINT03

    希望していた少年係へ配属 交番勤務や歓楽街の事件捜査を経験し、少年係へ配属

  4. NOW!

    子どもを守る少年犯罪のプロを目指して 少年の更生や再犯防止に向き合いながら、将来は県警本部少年課を目指す

ステップで分かる転職ノウハウ

  • 適職探しのヒントが見つかる!転職タイプ診断

転職サイトdodaをシェア

<a href="https://doda.jp/">転職サイト「doda」</a>