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#077

2026.09.28

Q.手に職をつけたい!働きながら取れる資格や女性におすすめの仕事は?

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会社に依存せず、手に職をつけて将来に備えるにはどうすればいい?

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終身雇用制度が崩壊しつつある中、会社に依存せず、いつの時代も求められる人材になるにはどうしたらいいのでしょうか。今こそ、手に職をつけておくべき?

手に職をつけたい女性へおすすめの資格と仕事について、dodaキャリアアドバイザーの柏木あずさが解説します。

「手に職」につながる資格にはどんなものがある?

手に職をつけたいと考えたとき、まず思い浮かぶのが資格ではないでしょうか。

看護師や美容師のように、専門の学校に通わないと取れない資格もあります。ただ、働きながら目指すにはハードルが高くなります。

ここでは、今の仕事を続けながら取れて、転職で評価されやすい資格を中心に見ていきましょう。

今の仕事を続けながら取れる資格

今の職場で働きながら、独学やオンライン学習でも狙える主な資格としては、日商簿記やMOS、ITパスポートなどが挙げられます。企画系や人事・労務につながるものも含めて見ていきましょう。

日商簿記

経理や財務の仕事の土台になるのが、簿記の知識です。日商簿記はその習熟度を示す資格で、募集要項の歓迎条件に挙げられることも少なくありません。

市販のテキストや通信講座で学べるため、働きながらでも学習の計画を立てやすいのがメリットです。3級から挑戦できますが、できれば2級を目指したいところです。

MOS(マイクロソフトオフィス スペシャリスト)

WordやExcelをどこまで使いこなせるかを、客観的に示せる資格です。専門職そのものに直結するというより、事務系の仕事全般の土台として評価されるものになります。試験は随時開催されているので、自分のペースで受けられます。

ITパスポート

ITに関する基礎知識を幅広く問う資格です。エンジニアを目指すためのものではなく、IT業界の一般事務や経理事務、カスタマーサポートといった職種を目指すときに役立ちます。

Webマーケティング関連の資格

Webマーケティング関連の資格は、企画系の職種に興味がある方の選択肢になります。ネットマーケティング検定、Web解析士、マーケティング・ビジネス実務検定などがあります。

Webマーケティングの仕事につくために資格が必須というわけではありませんが、未経験のうちは何から手をつければいいのか分かりにくい分野なので、学ぶ範囲の道しるべとしても役立ちます。

社会保険労務士

人事・労務の方向に進みたい場合の選択肢としては、社会保険労務士があります。労働・社会保険の手続きや、就業規則などの相談に応じる専門家の資格です。取得するには、ある程度まとまった学習時間が必要になります。

一方で、従業員を雇っている会社であれば、労働・社会保険の手続きは規模や業種にかかわらず発生するもの。学んだ知識は転職先が変わっても活かしやすく、意外にも汎用性の高い資格といえるでしょう。

勉強を始めていること自体が向上心のアピールにもなります。

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資格より実務経験や制作実績が見られる職種も

一方で、資格が評価につながりやすい職種と、そうでない職種があります。

デザイナーやWebディレクターといったクリエイティブ系は、後者の代表格。採用の場で見られるのは資格の有無より、IllustratorやPhotoshop、Figmaなどを扱えるか、そして実際に何を作ってきたかが重要視されます。独学で制作したものであっても、アピール材料として通用します。

システムエンジニアやプログラマも近い傾向があります。プログラミングの基礎を身につけたうえで研修制度の整った技術者派遣会社などで実務経験を積み、そこからキャリアを広げていく人も多いようです。

つまり、どの資格を取るかを考える前に、どの職種を目指すのかを決めておくことが先決になります。目指す方向が定まれば、資格を取るべきか、それともスキルと実績を積むほうが近道なのかも見えてくるでしょう。

女性が「手に職」をつけるメリットは?

では、手に職をつけると働き方にどんな変化があるのでしょうか。

一般的に、専門的なスキルや技術、資格を身につけること、またはそれらを活かして働くことを、「手に職をつける」「手に職を持つ」と言います。

手に職をつけることは、「女性にとってのメリットは多い」と柏木は話します。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

dodaキャリアアドバイザー
柏木あずさ(以下、柏木)

例えば結婚や出産後も働き続けるとなると、家庭と仕事を両立させるには工夫が必要になります。そんなとき、在宅勤務も可能な専門職種に就けば、ワーク・ライフ・バランスもとりやすいです。

また、簿記の資格やITの知識といった専門的なスキルを身につけ、経験や実績を積むことで、出産や育児で一時的にキャリアのブランクがあっても、復帰後の選択肢が広がり復帰のしやすさにもつながります。

ライフイベントでキャリアに変化が生じやすい女性も、手に職をつけることで働き方の自由度が上がるようです。

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手に職をつけると転職に有利?そもそも専門職って何を指すの?

そもそも専門職とは、いったいどんな職種を指すのでしょうか。柏木は専門職を以下のように定義づけます。

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柏木

専門職と聞いて、どんな職種を思い浮かべますか?

実は専門職の定義は幅広く、国家資格などの専門資格を必要とする職種だけでなく、特定領域で専門性を活かして業務に従事している職種であれば専門職といえるでしょう。

大切なのは“専門性×市場のニーズ”がある職種かどうか。マーケットで需要があることが、専門職を目指す際に大事な要素になります。

実際にニーズがあるかどうかは、どのように確かめればよいでしょうか?

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

私たちキャリアアドバイザーのようにマーケットを知っている転職エージェントに相談する、求人検索をしてみて、気になった専門職の募集状況を見る、などがおすすめの方法です。

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転職に有利な資格は?女性のキャリアアップや将来の働き方に悩んでいます

女性におすすめの専門職ってどんな職種があるの?

手に職をつけて市場のニーズがある専門職に就くことができれば、ライフイベントにも左右されにくいキャリアが築いていけそうです。

先ほどの専門職の定義を踏まえて、実際にどのような職種があるのか見ていきましょう。

どんなスキルを身につければよいか、手に職をつけるための参考にしてください。

ここでは「25歳・事務職の女性」をモデルケースに、おすすめの専門職別に「ニーズの高さ」「挑戦しやすさ」をチェックしていきます。

女性におすすめの専門職①:管理部門系(人事・経理など)

  • ニーズの高さ:★★★☆☆
  • 挑戦しやすさ:★★☆☆☆

規模や業種にかかわらず管理部門は多くの企業に存在している職種なので、需要は一定数あります。

将来的に、さらに専門性に磨きをかける、得意領域の知識を持つ、といった応用が利く職種です。ただし、未経験の方にとって参入しやすいとは言えないそうです。

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柏木

25歳・事務職の方が、いきなり管理部門の専門職へ転職するのは、やや難易度が高いかもしれません。

まずは人事アシスタントや経理アシスタントといった、管理部門の事務アシスタントとして挑戦するのがベター。

アシスタントで経験を積んでから今後のキャリアアップを目指すといいですよ。

事務アシスタントからであれば挑戦しやすさは星3つになります。

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女性におすすめの専門職②:企画系(マーケティング、リサーチャーなど)

  • ニーズの高さ:★★★☆☆
  • 挑戦しやすさ:★★☆☆☆

企画系は少数精鋭で構成されているため、ニーズがあるものの間口が狭く、実績が求められる職種です。未経験からの参入は可能なのでしょうか?

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柏木

マーケティングやリサーチャーなどは、経験値があればかなりの武器になります。

とはいえ、25歳・事務職からの挑戦はハードルが高いので、マーケティングアシスタントやリサーチャーアシスタントから入って、キャリアのステップを踏んでいきましょう。

こちらもアシスタントからであれば、挑戦しやすさは星3つになります。

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女性におすすめの専門職③:IT系(システムエンジニア、プログラマなど)

  • ニーズの高さ:★★★★☆
  • 挑戦しやすさ:★★★★☆

システムエンジニアやプログラマなどIT系のニーズはさまざまな業種で高い状態が続いています。

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もしIT系の専門職に興味があれば、プログラミングを勉強しておきましょう。

スキルや技術に高い専門性が求められるので、一見ハードルが高そうですが、充実した研修制度を設けていることが多い技術者派遣会社でまずはITの実務経験を積み、そこからキャリアを積み上げるという選択肢があります。

女性におすすめの専門職④:クリエイティブ系(デザイナー、Webディレクターなど)

  • ニーズの高さ:★★★★☆
  • 挑戦しやすさ:★☆☆☆☆

デザイナーやWebディレクター、動画制作、Web制作などがクリエイティブ職に当たります。基本的には、PhotoshopやIllustratorが使えることが必須条件。

独学でコードを書いたり、デザインしたりしたものを転職活動で制作実績としてアピールすることもできるので、努力次第で転職の可能性を高めることができます。

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柏木

クリエイティブ系はリモートでもできることが多く、手に職をつけて在宅勤務をしたい女性にもおすすめです。

挑戦しやすさですが、自分でソフトを操作できたり、サイトを作っていたりしたら星3つになります。

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先の解説にもあるとおり、どの職種でも、専門スキルが求められる職種に未経験で転職するなら、年齢などのタイミングにも気をつけたいところ。

可能な限り早く動いたほうが、キャリアチェンジの可能性が高まるのだそう。

手に職となるスキルを身につけるにはどうすればいいですか?

どの専門職が合っているのか分からないときは?

未経験でも、段階を踏みながら手に職をつけてキャリアを積むことで、専門職に就ける可能性があることが分かりました。

ただ、取り立ててやりたいことが明確にあるわけではない場合、どうやって専門職を選んだらいいのでしょうか。

経験・スキルを活かせる職種を探す

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柏木

自分がこれまで培ってきたキャリアやスキルが、なるべく活かせるといいと思います。

異業種に転職する際、ゼロから頑張るイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、今の仕事の地続きでできることは何かを考えてみてください。

ただし、未経験の場合はいきなり希望の職種に就けるわけではないこと、年収が下がってしまう可能性があることも想定しておきましょう。

実務経験がない状態で専門性のある仕事に就くハードルは高いです。たとえ一時的に年収が落ちたとしても、中長期で見てキャリアを描いていくことを意識しましょう。

これまでの経験・スキルを棚卸しして自己分析をする際は、簡単な質問に答えるだけで適職探しのヒントが分かる便利な診断ツールを活用してみてください。

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キャリアアドバイザーに相談してみる

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柏木

何かの専門職に惹かれても、やってみたら向いていないなんてこともあるので、適性も含めてキャリアアドバイザーに相談してみるのもよいでしょう。

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「手に職」をつけるためのアプローチ方法

ここまでキャリアアドバイザーの話をもとに「手に職」をつけるメリットや専門職の定義、女性におすすめの職種を見てきましたが、最後に実際に手に職をつけるまでのアプローチについても見ていきましょう。

実務経験を積みながらスキルアップする

最も確実なのは、実際の職場で経験を積みながら専門性を身につけていく方法です。

先述したとおり、人事や経理、マーケティング職などもアシスタントからスタートすることができれば、日々の業務を通じて必要な知識やスキルが自然と身についていきます。

現場ならではのコツや業界の慣習を、実際に体験しながら覚えられるのも大きな魅力です。

最初のうちは希望より年収が低くなるかもしれませんが、経験を重ねるうちに専門性が高まり、中長期的に見れば理想のキャリアに近づく可能性が高まるでしょう。

自己学習で基礎を固める

「まずは基礎知識を身につけてから挑戦したい」という方は、オンライン学習などの自己学習から始めてみるのもよいでしょう。

自分のペースで学習できるので、今の仕事を続けながら無理なくスキルアップを目指せます。

また、履歴書に書ける資格を取得すれば、専門知識に加え、学習意欲の高さのアピールにもつながります。

ただし、資格や学習自体がゴールになってしまうと、時間や労力を無駄にしてしまう可能性があります。その資格を活かしてどんな仕事をしたいのかを明確にした上で取り組むのがポイントです。

もし「そもそも資格が必要か分からない」「自分のキャリアに合っているか不安」という場合は、キャリアアドバイザーに相談することも検討してみてください。

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まとめ

手に職をつけたくてモヤモヤしている人は…

・“専門性×市場のニーズ”が高い職種を検討してみる

・まずは専門職のアシスタントからのスタートも視野に入れて

・これまでの自分のキャリアが活かせる職種を探す

というアドバイスがありました。

手に職をつけておくと、これからの時代やライフスタイルに合わせた働き方も見つけやすくなるでしょう。働きながら取れる資格を調べてみるのも、その第一歩になります。一度検討してみてはいかがでしょうか。

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識者プロフィール

柏木あずさ/顔写真

柏木あずさ
国家資格キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー
キャリアアドバイザーとしてインテリジェンス(現:パーソルキャリア)に入社後、10年以上にわたり営業・販売接客など顧客と接する部門での経験を持つ方の転職を幅広く支援。産休・育休を経て復帰してからは、女性の働き方はもちろん、キャリアとライフの双方の視点から転職活動を親身にサポートすることを心がけている。
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