
月次転職マーケットの”今”を知る! 2025年2月20日発表
転職求人倍率レポート(2025年1月)
「転職求人倍率」は、いまの転職マーケットを読み解く、dodaオリジナルのコンテンツです。業種、職種別に転職の難易度がわかりますので、転職活動の計画を立てるときに役立ちます。
全体:転職求人倍率は-0.41ptの2.74倍。求人数は微減し、転職希望者数は増加したため、転職求人倍率は下降。
2025年1月の転職マーケットの概要
- 2025年1月の転職求人倍率は2.74倍(前月差-0.41pt/前年同月差-0.06pt)。
- 求人数は前月比99.4%、前年同月比106.5%。
- 転職希望者数は前月比114.2%、前年同月比108.8%。
-
業種別では、求人数が前月比で12業種(「その他」は除外)のうち5業種で増加。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「エネルギー」(前月比103.0%)、次いで「コンサルティング」(前月比100.6%)。
前年同月比で増加率が最も大きかったのは、「コンサルティング」(前年同月比124.3%)、次いで「人材サービス」(前年同月比113.5%)。 -
職種別では、求人数が前月比で11職種(「その他」は除外)のうち2職種で増加。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「販売・サービス」(前月比101.6%)、次いで「営業」(前月比100.3%)。
前年同月比で増加率が最も大きかったのは、「専門職(化学・食品)」(前年同月比113.4%)、次いで「エンジニア(IT・通信)」(前年同月比112.2%)。
2024年1月の転職マーケット
1月の求人数は前月比で微減しましたが、前年同月比では増加しており、高い水準が続いています。業種別で最も増加率が大きい「エネルギー」では、主に再生可能エネルギー関連の企業で、太陽光発電の導入を目的とした法人営業や、グリーントランスフォーメーション(GX)推進に向けた渉外担当のポジションなどで増加が見られました。転職希望者数は、新年度を新しい環境で迎えることを目指して1月ごろから転職活動を始める人が増えるため、今年も同様に増加しました。求人数は微減し、転職希望者数は増加したため、転職求人倍率は下降しました。
業種別:求人数の増加率が前月比で最も大きかったのは「エネルギー」、次いで「コンサルティング」。
転職求人倍率は、前月差では12業種(「その他」は除外)のうちすべてで下降し、前年同月差では12業種(「その他」は除外)のうち6業種で上昇しました。
求人数は、前月比で12業種(「その他」は除外)のうち5業種で増加しました。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「エネルギー」(前月比103.0%)、次いで「コンサルティング」(前月比100.6%)でした。
職種別:求人数の増加率が前月比で最も大きかったのは「販売・サービス」、次いで「営業」。
転職求人倍率は、前月差では11職種(「その他」は除外)のうちすべてで下降し、前年同月差では11職種(「その他」は除外)のうち3職種で上昇しました。
求人数は、前月比で11職種(「その他」は除外)のうち2職種で増加しました。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「販売・サービス」(前月比101.6%)、次いで「営業」(前月比100.3%)でした。
2025年2月以降の転職マーケット
2月の求人数は、来期の体制を見据えた増員募集を行う企業が多いことから、企業の採用意欲は高い水準となり、横ばいが想定されます。転職希望者数は、1月と同様に4月以降の入社を目指し転職活動を始める人が多いことが予想され、増加が見込まれます。求人数は横ばいで、転職希望者数は増加する傾向から、転職求人倍率は下降する見込みです。(doda編集長:桜井 貴史)
doda転職求人倍率の定義
「doda転職求人倍率」は、dodaの会員登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です(小数第三位を四捨五入)。
【算出式】doda転職求人倍率 = 求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数
※求人数/転職希望者数はdoda独自の定義により算出したものです。
※転職希望者の「業種」「職種」は、希望する業種・職種ではなく、直近の仕事の業種・職種です。