
月次転職マーケットの”今”を知る! 2025年3月19日発表
転職求人倍率レポート(2025年2月)
「転職求人倍率」は、いまの転職マーケットを読み解く、dodaオリジナルのコンテンツです。業種、職種別に転職の難易度がわかりますので、転職活動の計画を立てるときに役立ちます。
全体:転職求人倍率は-0.29ptの2.46倍。求人数は微減し、転職希望者数は増加したため、転職求人倍率は下降。
2025年2月の転職マーケットの概要
- 2025年2月の転職求人倍率は2.46倍(前月差-0.29pt/前年同月差-0.21pt)。
- 求人数は前月比99.0%、前年同月比101.0%。
- 転職希望者数は前月比110.6%、前年同月比109.7%。
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業種別では、求人数が前月比で12業種(「その他」は除外)のうち8業種で増加。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「小売・流通」(前月比102.4%)、次いで「レジャー・外食」(前月比102.3%)。
前年同月比で増加率が最も大きかったのは、「小売・流通」(前年同月比111.1%)、次いで「人材サービス」(前年同月比108.2%)。 -
職種別では、求人数が前月比で11職種(「その他」は除外)のうち6職種で増加。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「事務・アシスタント」(前月比104.4%)、次いで「販売・サービス」(前月比101.1%)。
前年同月比で増加率が最も大きかったのは、「専門職(化学・食品)」(前年同月比109.5%)、次いで「販売・サービス」(前年同月比106.3%)。
2024年2月の転職マーケット
2月の求人数は前月比で微減しましたが、引き続き高い水準が続いています。業種別で最も増加率が大きい「小売・流通」では、ECサイト運営企業での倉庫・物流関連の求人などで増加が見られました。転職希望者数は、前月に引き続き、4月からの新年度に向けた転職を目指して活動を始める人が多く、増加しました。特に40代以上の増加率が大きく、2019年に現在の手法で統計を取り始めて以来の最高水準となりました。求人数は微減し、転職希望者数は増加したため、転職求人倍率は下降しました。
業種別:求人数の増加率が前月比で最も大きかったのは「小売・流通」、次いで「レジャー・外食」。
転職求人倍率は、前月差では12業種(「その他」は除外)のうちすべてで下降し、前年同月差では12業種(「その他」は除外)のうち1業種で上昇しました。
求人数は、前月比で12業種(「その他」は除外)のうち8業種で増加しました。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「小売・流通」(前月比102.4%)、次いで「レジャー・外食」(前月比102.3%)でした。
職種別:求人数の増加率が前月比で最も大きかったのは「事務・アシスタント」、次いで「販売・サービス」。
転職求人倍率は、前月差では11職種(「その他」は除外)のうちすべてで下降し、前年同月差でも11職種(「その他」は除外)のうちすべてで下降しました。
求人数は、前月比で11職種(「その他」は除外)のうち6職種で増加しました。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「事務・アシスタント」(前月比104.4%)、次いで「販売・サービス」(前月比101.1%)でした。
2025年3月以降の転職マーケット
3月の求人数は、4月からの新年度に採用を計画しているポジションの求人が継続され、企業の採用意欲が高いことが見込まれます。転職希望者数は、転職活動を開始する人が多かった1・2月と比較すると、やや落ち着く見立てとなり、2月比では減少する見込みです。特に3月は、賃上げの提示を行う企業もあることから、転職活動を様子見する人も一定数いることが予想されます。求人数は横ばいで、転職希望者数は減少する傾向から、転職求人倍率は上昇する見込みです。(doda編集長:桜井 貴史)
doda転職求人倍率の定義
「doda転職求人倍率」は、dodaの会員登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です(小数第三位を四捨五入)。
【算出式】doda転職求人倍率 = 求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数
※求人数/転職希望者数はdoda独自の定義により算出したものです。
※転職希望者の「業種」「職種」は、希望する業種・職種ではなく、直近の仕事の業種・職種です。