月次転職マーケットの”今”を知る！ 2024年8月22日発表
転職求人倍率レポート（2024年7月）
「転職求人倍率」は、いまの転職マーケットを読み解く、dodaオリジナルのコンテンツです。業種、職種別に転職の難易度がわかりますので、転職活動の計画を立てるときに役立ちます。
全体：転職求人倍率は＋0.14ptの2.74倍。求人数が増加し、転職希望者数は減少したため、転職求人倍率は上昇。
2024年7月の転職マーケットの概要
- 2024年7月の転職求人倍率は2.74倍（前月差＋0.14pt／前年同月差＋0.45pt）。
- 求人数は前月比102.5％、前年同月比119.6％。
- 転職希望者数は前月比97.4％、前年同月比99.8％。
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業種別では、求人数が前月比で12業種（「その他」は除外）のうち10業種で増加。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「コンサルティング」（前月比112.2％）、次いで「小売・流通」（前月比104.5％）。
前年同月比で増加率が最も大きかったのは「コンサルティング」（前年同月比150.5％）、次いで「建設・不動産」（前年同月比130.1％）。 -
職種別では、求人数が前月比で11職種（「その他」は除外）のうち8職種で増加。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「エンジニア（IT・通信）」（前月比105.6％）、次いで「専門職（建設・不動産）」「企画・管理」（前月比103.1％）。
前年同月比で増加率が最も大きかったのは、「エンジニア（機械・電気）」（前年同月比132.6％）、次いで「専門職（化学・食品）」（前年同月比131.9％）。
2024年7月の転職マーケット
7月の求人数は前月比で増加し、引き続き高い水準で推移しました。業種別で特に増加率が大きい「コンサルティング」では、DX・ITに加えて、生成AI関連のコンサルティング需要の高まりを見込んで、エンジニアやデータアナリストなどのポジションで求人数が特に増加しました。次いで増加率の大きい「小売・流通」のうち「流通」では、間外労働上限規制の影響もあり、人員不足が加速しているバス運転士やドライバーなどのポジションで特に求人数の増加が見られました。一方、転職希望者数は、例年夏季休暇の影響で7～8月は転職活動を休止する傾向が見られるため、今年も減少しました。求人数は増加し、転職希望者数は微減したため、転職求人倍率は上昇しました。
業種別：求人数の増加率が前月比で最も大きかったのは「コンサルティング」、次いで「小売・流通」。
転職求人倍率は、前月差では12業種（「その他」は除外）のうち11業種で上昇し、前年同月差では12業種（「その他」は除外）のうち11業種で上昇しました。
求人数は、前月比で12業種（「その他」は除外）のうち10業種で増加しました。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「コンサルティング」（前月比112.2％）、次いで「小売・流通」（前月比104.5％）でした。
職種別：求人数の増加率が前月比で最も大きかったのは「エンジニア（IT・通信）」、次いで「専門職（建設・不動産）」「企画・管理」。
転職求人倍率は、前月差では11職種（「その他」は除外）のうち8職種で上昇し、前年同月差では11職種（「その他」は除外）のうち8職種で上昇しました。
求人数は、前月比で11職種（「その他」は除外）のうち8職種で増加しました。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは「エンジニア（IT・通信）」（前月比105.6％）、次いで「専門職（建設・不動産）」「企画・管理」（前月比103.1％）でした。
2024年8月以降の転職マーケット
8月の求人数は、引き続き欠員補充や事業成長のための増員募集を行う企業が多いことが想定され、増加が見込まれます。一方で、転職希望者数は、７月と同様に夏季休暇の影響で例年転職活動を一時休止する傾向があるため、減少が見込まれます。求人数は増加し、転職希望者数は減少するため、転職求人倍率は上昇するでしょう。（doda編集長：桜井 貴史）
doda転職求人倍率の定義
「doda転職求人倍率」は、dodaの会員登録者（転職希望者）1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です（小数第三位を四捨五入）。
【算出式】doda転職求人倍率 ＝ 求人数（採用予定人員）÷ 転職希望者数
※求人数/転職希望者数はdoda独自の定義により算出したものです。
※転職希望者の「業種」「職種」は、希望する業種・職種ではなく、直近の仕事の業種・職種です。
