![](/guide/kyujin_bairitsu/img/topHeading.png)
月次転職マーケットの”今”を知る! 2024年10月17日発表
転職求人倍率レポート(2024年9月)
「転職求人倍率」は、いまの転職マーケットを読み解く、dodaオリジナルのコンテンツです。業種、職種別に転職の難易度がわかりますので、転職活動の計画を立てるときに役立ちます。
全体:転職求人倍率は+0.04ptの2.86倍。求人数、転職希望者数は増加。求人数の増加のほうが大きく、転職求人倍率は上昇。
2024年9月の転職マーケットの概要
- 2024年9月の転職求人倍率は2.86倍(前月差+0.04pt/前年同月差+0.47pt)。
- 求人数は前月比102.8%、前年同月比118.1%。
- 転職希望者数は前月比101.6%、前年同月比98.7%。
-
業種別では、求人数が前月比で12業種(「その他」は除外)のうちすべてで増加。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「コンサルティング」「メディア」(前月比105.9%)。
前年同月比で増加率が最も大きかったのは「コンサルティング」(前年同月比168.3%)、次いで「建設・不動産」(前年同月比126.1%)。 -
職種別では、求人数が前月比で11職種(「その他」は除外)のうちすべてで増加。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「事務・アシスタント」(前月比110.0%)、次いで「営業」(前月比104.4%)。
前年同月比で増加率が最も大きかったのは、「専門職(化学・食品)」(前年同月比134.6%)、次いで「事務・アシスタント」(前年同月比128.9%)。
2024年9月の転職マーケット
9月の求人数は前月比で増加し、引き続き高い水準で推移しました。9月は下期以降の体制整備に向けて求人の掲載を始める企業が多く、すべての業種で求人数の増加が見られました。業種別で増加率が大きい「メディア」では、広告代理店やWebサービスの企業で特に求人数が増加しました。広告代理店は近年のWeb広告需要の高まりから体制強化に向けた営業職や、生成AIの活用を推進するコンサルタント等のポジションで増加が見られました。Webサービスの企業では、事業拡大に向けた法人営業職やエンジニアなどの職種で増加が見られました。転職希望者数も夏季休暇後の9月ごろより年内の転職を見据えて転職活動を始める人が増えるため、今年も増加しました。求人数が転職希望者数の増加幅を上回ったため転職求人倍率は上昇しました。
業種別:求人数の増加率が前月比で最も大きかったのは「コンサルティング」「メディア」。
転職求人倍率は、前月差では12業種(「その他」は除外)のうち11業種で上昇し、前年同月差では12業種(「その他」は除外)のうち11業種で上昇しました。
求人数は、前月比で12業種(「その他」は除外)のうちすべてで増加しました。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは、「コンサルティング」「メディア」(前月比105.9%)でした。
職種別:求人数の増加率が前月比で最も大きかったのは「事務・アシスタント」、次いで「営業」。
転職求人倍率は、前月差では11職種(「その他」は除外)のうち9職種で上昇し、前年同月差では11職種(「その他」は除外)のうち9職種で上昇しました。
求人数は、前月比で11職種(「その他」は除外)のうちすべてで増加しました。
前月比で求人数の増加率が最も大きかったのは「事務・アシスタント」(前月比110.0%)、次いで「営業」(前月比104.4%)でした。
2024年10月以降の転職マーケット
2024年度上期は、前年度と同水準・それ以上に企業の採用意欲が高い傾向が見られましたが、下期もその傾向は続くと推測され、10月以降も求人数の増加が見込まれます。特に欠員補充のための採用のほか、IT・DXや生成AIなどを活用するための専門性の高い人材のニーズは下期以降も続くことが予想されます。転職希望者数は、9月に続いて冬の賞与後の転職を見据えて転職活動を始める人が増えるため、増加すると予想されます。例年の傾向から、求人数が転職希望者数の増加幅を上回ることが予想され、転職求人倍率は上昇するでしょう。(doda編集長:桜井 貴史)
doda転職求人倍率の定義
「doda転職求人倍率」は、dodaの会員登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です(小数第三位を四捨五入)。
【算出式】doda転職求人倍率 = 求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数
※求人数/転職希望者数はdoda独自の定義により算出したものです。
※転職希望者の「業種」「職種」は、希望する業種・職種ではなく、直近の仕事の業種・職種です。