職務経歴書テンプレートの使い方
職務経歴書サンプルを参考にするメリット
職務経歴書は、志望企業の採用担当者に経験やスキルなどの応募者の魅力を伝える大切な書類です。ただし、一方的にアピールするだけでは意味がありません。採用担当者が何を知りたいのか、どのような状況で読むのかを前提にして書く必要があります。
必要な要素をもれなくカバーできる
採用担当者が知りたい情報は職種によってさまざまで、応募する立場で的確に把握することは難しいでしょう。サンプルの内容を参考にすることで、伝えるべき要素を漏れなくカバーした職務経歴書に仕上がります。
採用担当者が読みやすい形式に整えられる
職務経歴書を採用担当者が確認するのは、非常に短時間であることが多く、面接の時間だけしか目を通さない場合もあります。そのため必要な情報が整理され、すぐに理解できる構造になっていることが重要。サンプルを利用することは職種ごとに最適化されたフォーマットを簡単に利用できるという利点もあります。
職務経歴書の使い方のコツ
サンプルをそのまま書き換えるだけではライバルとの差別化ができず、内容が浅く感じられてしまうでしょう。自分の魅力をしっかりと伝えられる、オリジナリティのある職務経歴書にアレンジしていく方法をご紹介します。
STEP.1 職務経歴書サンプルの構造を理解する
- 1タイトル(○○○○のサンプル)、日付、氏名を書きましょう。
- 2職務要約は、職務経歴を4~5行でまとめましょう。
- 3職務経歴は、在籍企業のプロフィールと在籍期間、職務詳細を、表を使って分かりやすく表現します。※職務経歴の記載内容は職種ごとに最適化しています。
- 4PCスキル、資格、活かせる経験・知識・技術には、その職種の人が保有していることが多いものを記載しています。
- 5自己PRには、その職種で働く上で身に付きやすいスキルや能力、アピールポイントになりやすい経験の例を記載しています。背景や事実を含めて書きましょう。
STEP.2 サンプルを参考にオリジナル職務経歴書を作成する
1タイトル、日付、氏名
「職務経歴書」の上部の「○○○○のサンプル」を削除し、日付と名前を書き換えましょう。また、文字サイズなどはサンプル通りでOKです。
2職務要約
4~5行で簡潔にまとめましょう。職務経歴の本文を書いてから最後にまとめると、書きやすくなるのでおすすめです。
3職務経歴
在籍期間や在籍企業名などの定型的な部分はそのまま書き換えるだけでOK。しかし、業務内容などの詳細は、各項目の見出しなど必要な要素だけを残し、実数やエピソードは一から自分の情報を記載することをおすすめします。
必要な情報については、サンプルページに記載されている「職種別POINT」も参考にしてください。採用担当者は似た経験を持つ人の職務経歴書を何枚も同時に見るため、数字の書き換えのみだと、「どこかで見たことのある職務経歴書だ」と判断され、応募者独自の経験や強みが伝わらないので、NGです。あくまでサンプルの書き方や整え方を参考にするだけにとどめたほうがいいでしょう。
●部署異動の経歴を追加する
部署異動の経歴を増やすために職務詳細部分を追加したい場合は、下記図のように追加したい部分を選択してコピーし、「元の表の形式を保持」して貼り付けてください。また、職務経歴が複数社にわたる場合は、職務経歴の表全体を選択してコピーし、貼り付けを行えば追加完了です。
●行・列の幅を調整する
調整したい罫線にカーソルを合わせ、ドラッグして移動させると幅を調整できます。
4PCスキル、資格、活かせる経験・知識・技術
自分が保有している資格などがあれば、取得年月を書き換えてください。持っていなければ行を削除し、他に資格を持っている場合は行を追加して記載しましょう。
※サンプルの資格欄は、保有していない資格を削除して簡単に作れるように、網羅的に記載しています。すべて保有していなければ転職できない、ということではありません。
5自己PR
該当職種で働くことで身につきやすい能力やスキル、該当職種の方がアピールすると評価されやすい経験をサンプルとして記載しています。自分に似たような経験がないかを思い出してみてください。ただし、サンプルの内容をそのまま流用するのはNGです。書類選考を通過したとしても、面接での受け答えができなくなり、結果として合格は遠のいてしまうでしょう。あくまでも表現方法を参考にするにとどめること。書き方に迷ったら「職種別POINT」も参考にしてください。
●準備しておくこと
事前に、これまで経験してきた担当業務や実績を洗い出しておくと職務経歴書サンプルの作成作業がスムーズになります。採用担当者は応募者の経験やスキルを最重要チェックポイントとしているため、職歴はなるべく細かく記載することが大切です。ただし、業務内容と実績を羅列するだけでは不十分。実績を出すためにどんな取り組みや工夫を行ったのかエピソードとして思い出しておくと役に立つでしょう。 下記ページでも、職務経歴書や自己PRの書き方を紹介しているので、参考にしてみてください。
下記ページでも、職務経歴書や自己PRの書き方を紹介しているため、参考にしてみてください。
レジュメビルダーを使う
職務経歴書を見直そう
職務経歴書を作成し終えたら、最後に必ず誤字脱字や記入ミスなどがないかどうかを確認してください。「見直しポイント」にやってしまいがちな間違いをリストアップしているので、志望企業へ提出する前にリストの項目をチェックし、まずはミスのない職務経歴書で採用担当者に好印象を与えられるようにしましょう。
要チェック!やってしまいがちな間違いリスト
書き換えだけの部分にサンプルの内容が残っていないか
職務経歴や自己PRがサンプルの真似ただけになっていないか
誤字脱字、年月などの記入ミスはないか
枚数が3枚以内に収まっているか
項目や表がページをまたいでいないか
採用担当者が理解できない専門用語を使っていないか(異業界・異業種転職の時は特に注意)
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