

転職Q&A(転職検討・活動の準備)
Q. 転職活動中の住所変更は何かに影響がある?
引っ越しを予定していますが、転職活動は住所変更をしてからがよいのでしょうか? 何か影響はありますか?(26歳/女性)
A. 選考への影響はあまりないので、ご自身の都合で引っ越しを。
引っ越しのタイミングは首都圏の場合と、地方から都内への場合でも異なりますし、どのような基準で家を探したいかによっても変わります。まず、会社側にとっては応募者の引っ越しが応募の後か先かはほぼ選考に影響しないといっていいでしょう。もちろん、九州などの遠方から東京への就職は入社までに引越しすることが前提ですし、現住所から勤務地まで通勤時間が2時間以上かかりそうであれば多少心配されるかもしれません。不安であれば履歴書の住所欄に「X~Xカ月後に転居予定」と書いておいてもいいですし、面接時に通勤時間の長さを尋ねられたときに答えれば十分でしょう。
このように、会社側にとっては引っ越しのタイミングはさほど関係ありませんので、自分の都合を最大限に考えた時期を選ぶのがおすすめです。基本的に内定が出てからの家探しは自分にとって便利な通勤路を選べるところが最大のメリットです。ほとんどの方にとって通勤は毎日のことですから、混雑度合いや乗り換えの有無、時間の長短などはとても重要です。内定後に物件を探して入社前に引越しを終えるのが理想的です。入社後は何かと忙しい場合があるので、電気やガスの手続き、役所への住民票変更届け出といった煩雑な業務は退職前の有給休暇消化期間を使って入社前に終わらせておくと安心です。ただし、完全に会社を退職して、失業期間がある場合は要注意。部屋を借りる際、失業中だと不動産業者の審査に通らないことがあるのです。内定企業から内定証明書を発行してもらえれば問題ないことが多いですが、内定がまだもらえずに引っ越しを進める場合はリスクを覚悟しておきましょう。
地方から上京する場合など、遠方からの引越しと転職活動はなかなか難しい問題です。完全に前職を退職して転職希望先のエリアで就職活動するために、引っ越しを優先させる方も多いですが、結局内定が決まったあとに、通勤経路の関係で引越しを重ねる方や転職活動が長引いて資金難になる方も少なくないため、短期賃貸マンションや短期入居が可能なシェアハウスなども視野に入れるとよいかもしれません。転職活動前に引っ越しする場合で、通勤経路などに関係なく住みたいエリアが決まっている方には、ゆっくり時間をかけられるというメリットもあります。内見もじっくりできるので、通勤日数が少ない方や自宅周辺の環境にこだわりがある方にはおすすめです。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー

加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。