
履歴書の住所欄はどのように書く?ふりがなはどこまで?
正しい書き方を紹介
この記事では、履歴書への住所の正しい書き方やふりがなのつけ方を紹介します。普段は何気なく書いている情報でも、履歴書を書くときに意識したいポイントや特別なルールがあるのか、ふりがなはどこまで書けばよいのかなど、不安に感じることもあるでしょう。
なお、本記事の最後にはきちんと書けているかチェックするのに役立つリストを用意しています。提出前の最終チェックに活用してみてください。履歴書の書き方 完全ガイドはこちら。
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こちらの画像は履歴書に住所を書く際の完成イメージです。
実際に履歴書に住所を書くときは以下の4つのポイントを意識しましょう。
- 都道府県からの住所を枠内に左揃えで書く
- 都道府県からの住所を枠内に左揃えで書く
- 住所の一部はハイフンなどで省略してもよい
- 連絡先欄(現住所以外の住所記入欄)と現住所が同じ場合は「同上」と記入する
それぞれのポイントごとに正しい書き方や、注意するポイントは何かを紹介します。
都道府県からの住所を枠内に左揃えで書く
住所欄に限らず、履歴書の記載事項はすべて枠内に左揃えで書くのが基本です。そのため、住所も都道府県から左揃えで書きましょう。
中央揃えや右揃えにすると、読む人が読みにくいと感じます。また、ひと目見たときに空欄と勘違いされかねません。そのため、左揃えで書きましょう。
何らかの理由で2行以上に分けて書くときは、2行目以降も左揃えで統一します。
郵便番号・丁目・番地などは算用数字で書く
住所を書くときには、郵便番号や○丁目・△番地など、固有名詞以外の数字は算用数字(1、2、3という書き方)で統一します。固有名詞は、建物名などで『第三○○ビル』のように固有名詞に含まれる数字はそのまま漢数字で書きましょう。
また、パソコンで履歴書を作成する場合、算用数字は半角で統一して読みやすくしましょう。
住所の一部はハイフンなどで省略してもよい
履歴書に書く住所は、○丁目・△番地などをハイフンで省略して書いても問題ありません。住民票をはじめとした公文書には、「東京都港区麻布台一丁目3番1号」のように正式表記で記載されていますが、履歴書には「東京都港区麻布台1-3-1」と書いて問題ありません。
住所にマンションや集合住宅の名称が含まれている場合は、省略せずに書きましょう。
連絡先欄(現住所以外の住所記入欄)と現住所が同じ場合は「同上」と記入する
履歴書には現住所のほかに、連絡先を記入する欄もあります。
▼連絡先欄

これは、何らかの理由で現住所以外の場所に滞在していて、滞在先に宛てて連絡してほしいときに書くものです。
現住所に宛てて連絡してほしいときは、連絡先欄には「同上」と書きます。現住所欄に書いた内容をあらためて書く必要はありません。
「同上」を使用する場合の注意点
連絡先欄に「同上」と書くときには、以下のポイントを意識しましょう。
- 左揃えで書く
- ふりがなを書かない
直上の現住所欄に書いた内容とまったく同じであることを示すため、現住所欄に書いた内容が正しいものであるかもあわせて確認しましょう。現住所欄が正確に書かれていないと、連絡先の情報も間違って伝わります。
「同上」の使い方については、以下の記事でも詳しく解説しています。あわせて確認してみてください。
履歴書の住所にふりがなはどこまで書く?正しい書き方は?
現住所・連絡先ともに、ふりがなを書く欄が設けられているのが一般的です。ふりがなをどのように書けばよいのか迷ったときは、以下の基準で書きましょう。
- ふりがなは左揃えで書く
- ふりがなは町名・建物名まで書く
- 市区町村名がひらがな・カタカナのときもふりがなを書く
ふりがなは左揃えで書く
ふりがなも住所と同じように左揃えで書きましょう。
ひらがなとカタカナのどちらで書くかは、履歴書の表記に従います。「ふりがな」とあればひらがなで、「フリガナ」とあればカタカナで書くのが基本です。
なお、ふりがなを詰めて書くと読みにくくなるため、適宜スペースを空けながら書きます。都道府県名・市区町村名の間にそれぞれスペースをひとついれるとよいでしょう。
ふりがなは町名・建物名まで書く
住所にふりがなを書くときは、基本的に町名・建物名まで書きます。丁目・番地・部屋番号などの数字で表記される部分には不要です。
建物名を書く必要があるときは、その部分にも忘れずふりがなを書きましょう。
例えば、「東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー21階」であれば「東京都港区麻布台」と「麻布台ヒルズ森JPタワー」の部分にふりがなを書きましょう。
市区町村名がひらがな・カタカナのときもふりがなを書く
場合によっては市区町村名がひらがな・カタカナのときもあります。「埼玉県さいたま市」のような場合も、「さいたま市」の部分までふりがなを書くようにしましょう。
ひらがなやカタカナで書かれている部分はふりがなを書かなくてもよいというわけではないため、実際に履歴書を書くときは抜け・漏れがないように注意が必要です。
【ケース別】履歴書の住所欄を書くときに注意したいポイント
近いうちに引っ越しを予定しているなど、住所を書くときに迷うこともあるでしょう。ここでは、よくある状況への対処法として以下の4つを紹介します。
- 住所が長くて書ききれないときは2行にする
- 引っ越しを予定しているときは連絡先欄に書く
- 住民票の住所と現住所が違う場合は現住所を書く
- 街区変更などで住所が変わる可能性がある場合は書く
住所が長くて書ききれないときは2行にする
住所が長く、1行に書ききれない状況もあるでしょう。市区町村名が長いときや、建物名などがある場合が該当します。もし、1行に書ききれないのであれば2行に分けて書いても問題ありません。
住所を2行に分けて書くときは、区切りがよいところで改行します。建物名がある場合は建物名の前、町名が長い場合は町名の前など、読む人にとって分かりやすい部分で改行しましょう。中途半端なところで改行すると読みにくくなるため注意が必要です。
引っ越しを予定しているときは連絡先欄に書く
今後引っ越しを予定していて、選考結果が出るまでに住所が変わる可能性があるときは、そのことを連絡先欄に書くとよいでしょう。ここでは、パターン別に2つの書き方を紹介します。
引っ越し先が決まっているときは転居先住所と時期を書く
すでに引っ越し先の住所と時期が決まっているときは、そのことを書きましょう。連絡先欄に転居先住所を「東京都◯◯区◯◯1-1-1」などと書き、その後に「◯年◯月転居予定」のように書くと、すでに引っ越したのではなくこれから引っ越すことが明確に伝わります。
近距離の引っ越しを想定していて、引っ越し先が未定のときは書かなくてよい
生活圏が大きく変わらない場所への引っ越しを想定しているが、具体的な場所が決まっていない場合、履歴書には何も記載しなくて問題ありません。ただ、この次の章で紹介するような、現住所とまったく異なる地域への引っ越しを検討している場合は、連絡先欄に「○○地域に引っ越し予定」と書きましょう。
遠距離の引っ越しを想定していて、引っ越し先が未定のときはその旨を書く
例えば、関東から関西など、現住所と異なる地域への引っ越しを想定しているが具体的な場所が決まっていない場合、連絡先欄に「関西地域に引っ越し予定」と書きましょう。転居先が決まったら、そのとき企業の採用担当者に連絡すれば問題ありません。
住民票の住所と現住所が違う場合は現住所を書く
住民票の住所と現住所が異なる場合は、現住所を書きましょう。単身赴任や、災害の影響で一時的に避難している場合などが該当します。
上記の状況で住民票の住所を記載すると、郵便物を受け取れなかったり連絡が取れなかったりする可能性が考えられます。そのため、確実に郵便物を受け取れる現住所を書くのが基本です。
街区変更などで住所が変わる可能性がある場合は書く
状況によっては、自宅の建て替えや行政による街区変更によって住所が変更されることもあります。引っ越さないとしても上記のような理由で住所が変わる可能性があるときは、事前にそのことを書きましょう。
本人希望欄や連絡事項欄に「◯年◯月 市街地再開発事業に伴う街区変更により住所変更予定」のように書いておくと、採用担当者が分かりやすくなります。
書き忘れると郵便物が届かなくなって連絡が取れなくなる可能性があるため、十分に注意しましょう。
履歴書の住所欄を書き終えた後のチェックポイント
履歴書の住所欄を書き終えたら、最後に以下のチェックリストに従ってきちんと書けているかチェックしましょう。誤字があると選考結果に影響する場合もあるため、提出前にしっかり確認しましょう。
誤字脱字や書き間違いがないか
文字が左揃えになっているか
ふりがな→ひらがな、フリガナ→カタカナになっているか
固有名詞以外の数字が算用数字になっているか
郵便番号を書き忘れていないか
都道府県名から正確に書いているか
ふりがなが町名・建物名まできちんと書かれているか
連絡先が異なる場合はきちんと書いているか
引っ越しの予定や住所変更の予定がある場合はきちんと書いているか
履歴書の項目ごとの書き方・サンプル
住所欄以外の履歴書の項目・欄の詳しい書き方も解説しています。それぞれ確認して、履歴書を完成させましょう。
履歴書の住所欄は基本的なルールを押さえて正しく書こう
転職活動で提出する履歴書は、基本的な情報を伝える上で重要な役割を果たします。普段何気なく書いている住所も、いざ履歴書に書くとなるとどのように書けばよいか不安になることもあるでしょう。
これから履歴書を書く人は、本記事で紹介した情報を一通りチェックしておくことで、迷わず正確に書けるようになります。
dodaではガイドに従って入力するだけで履歴書を作れるツールを用意しています。本ツールを利用すれば迷わず履歴書を書き進められるため、ぜひ活用してみてください。
ツールを使って履歴書を簡単作成
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この記事を監修したキャリアアドバイザー

【経歴】
2020年にパーソルキャリア株式会社に入社後、法人営業として企業の採用支援を担当。その後、キャリアアドバイザーとして多くの方のキャリア相談を担当しております。企業側の採用支援の経験も活かしつつ、「はたらいて、笑おう。」を実現している方を一人でも多く増やせるようにと考えております。
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