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【履歴書】趣味・特技の正しい書き方と例文・思いつかないときの作成のコツ

小堀 綾/顔写真

監修:小堀 綾(こぼり・あや)dodaキャリアアドバイザー

履歴書の趣味・特技欄には、面接で聞かれても説明できる、日常の行動や習慣の中から人柄や仕事への向き合い方が伝わる内容を記載します。ギャンブルなどビジネスの文脈で不適切な内容は避け、例文を参考に自分の経験に置き換えて整理しましょう。

ここでは履歴書の趣味・特技欄の正しい書き方と、記入する趣味・特技の選び方について、例文を交えて解説します。また、思い付かないときの作成のコツも紹介します。

なお、趣味・特技欄の書き方以外に、履歴書本文の書き方も確認したい方は、以下の完全ガイドも参考にしてください。

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この記事のポイント

  • 履歴書の趣味・特技欄には、好きなことや得意なことの中から、人柄や仕事への向き合い方が伝わるものを選んで書く
  • 趣味・特技の内容は仕事と関連しているほうが望ましいものの、必須ではない
  • 趣味・特技の内容そのものが評価を大きく左右することは少ないため、無理に目立たせようとせず、面接で説明できる範囲で正直に書くことが大切

履歴書の趣味・特技欄を書くときのポイント【サンプル付き】

履歴書の趣味・特技欄は、採用担当者がひと目で内容を理解できるよう、簡潔かつ具体的に書くのが基本です。箇条書きを活用し、本当に好き・得意なことを正直に記載しましょう。

▼趣味・特技欄の正しい記入例

履歴書の「趣味・特技」欄の正しい記入例を示した画像。欄の左に「①趣味・特技」と表示され、記入例として「趣味:ランニング」「特技:英会話(大学時代に半年間のロンドン留学経験があり、現地で通訳を務めた経験がある)」と具体的な説明付きで記載されている。趣味と特技を分けて書き、特技については経験やレベルを補足することが強調されている。

趣味・特技欄の正しい書き方とポイント

  • ひと目で内容が理解できるよう、箇条書きなどを使って簡潔に書く
  • カッコ書きなどで具体的なエピソードを加えてもOK
  • 面接で質問されることもあるので、本当に好きなこと、得意なことを正直に書く

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採用担当者は趣味・特技欄で何を確認している?

採用担当者は、履歴書の趣味・特技欄で応募者の興味や関心を確認しています。また、応募者の人柄や配属先との相性を判断する材料にもしています。
例えば特技欄に「チームスポーツを長年続けてきた」と書かれている場合、採用担当者は「入社後にチームプレイヤーとして組織に貢献してくれそう」と期待するでしょう。

また面接のアイスブレイクとして、履歴書に書いた趣味や特技を尋ねることもあります。面接官に聞かれたときに答えられるよう準備しておけると万全です。

履歴書の趣味・特技には何を書けばいい?

履歴書の趣味・特技欄は、書かれた内容そのものが書類選考の結果に影響を与えることはほとんどありません。だからこそ、表面的に格好の良いことを書かず、面接で聞かれたときに答えられるよう原則としてあなたが本当に好きなこと、得意なことを書きましょう。

特技に関しては何を書けばいいのか悩むこともあるでしょう。ずば抜けた才能がなくとも、あなたが得意だと感じることを書きましょう。得意なことがないと悩むときには、趣味の中から探すことや、仕事で活かせそうなこと、日常の習慣となっていることを洗い出して、褒められた経験などを振り返ってみるのがおすすめです。

面接で趣味・特技を聞かれたときの適切な回答は?

趣味・特技欄を有効に使うためのポイント【例文付き】

趣味・特技欄は、書き方次第で人柄や強みを補足的に伝えることができます。内容によっては、採用担当者が人物像を具体的にイメージしやすくなり、面接での会話のきっかけにつながることもあります。ここでは、趣味・特技欄を無理なく活用するためのポイントと、具体的な例文を紹介します。

趣味・特技欄の有無などフォーマットを選べる!履歴書テンプレートはこちら

人柄や長所をアピールできるものを書く

好きなことや得意なことの中でも、続けている背景や関わり方から性格が想像できるものを趣味・特技欄に記入すると、人柄や長所のアピールにつなげやすくなります。内容によっては、面接官が興味を持ち、話が盛り上がる可能性もあります。

ただし、本当に好きなこと・得意なことだからといって、長々と書いたり過剰にアピールしたりするのは避けましょう。あくまで履歴書として正しい体裁になるよう、分かりやすく簡潔に書くことがポイントです。

▼実践しているスポーツで体力や積極性、協調性を伝える

履歴書の「趣味・特技」欄の記入例を示した画像。欄内には「サッカー(小学生の頃から続けており、社会人になってからも地域のフットサルチームに所属)」と記載されており、趣味について継続期間や現在の活動状況を具体的に補足している例が示されている。

【例文】
サッカー(小学生のころから続けており、社会人になってからも地域のフットサルチームに所属)

【解説】
運動部の経験は採用担当者に根強い人気があります。体力や積極性、協調性があるという評価につながるのでしょう。長く続けていることを強調できれば持続力・継続力という点でも評価されるかもしれません。

中途採用の場合、学生時代の経験しか書いていないと不自然な印象を持たれてしまいますが、現在も続けているということを書き添えれば問題はないでしょう。面接で想定される質問としては、「今は月どのくらいのペースでやっているの?」「誰とやっているの?」などが考えられます。

▼得意なこと・楽しんでいることから人間性を伝える

履歴書の「趣味・特技」欄の記入例を示した画像。欄内には「旅行(これまでに30都道府県を訪れたことがあります)」と記載されており、趣味について経験の幅や実績を具体的な数値で補足している例が示されている。

【例文】
旅行(これまでに30都道府県を訪れたことがあります)

【解説】
活発で好奇心旺盛そうな性格がうかがえる趣味です。面接では「誰と行くの?」「行く場所はどのようにして決めるの?」といった質問が想定されます。

「同僚や友人と行く」と答えれば「周囲と協調性を持って付き合える」ことを、一人でという場合には「自分で物事を決めて動ける人」という印象を持ってもらえるかもしれません。事前に旅行先でのスケジュールを決めて旅のしおりを作っている場合は、「情報収集が得意」「計画性がある」という評価につながる可能性もあります。

転職後の仕事で役に立つものを書く

応募職種に密接に関係する趣味・特技があるなら、これをアピールしない手はありません。実績や成果も交えて紹介できれば強力な武器となるでしょう。

ただし、応募職種に関連性があればあるほど、面接時に詳しく質問されることは必至です。そのため、実際にはしたことがないことや、知識がないことを書くのは絶対にやめましょう。

ハイリスク・ローリターンと心得て、ビジネスとして使えるレベルのスキル、知識を持っていると確信が持てないときは書かないほうがいいでしょう。

▼実績を交えて即戦力になることをアピールする

履歴書の「趣味・特技」欄の記入例を示した画像。欄内には「アプリ開発(Androidアプリを○本リリースし、累計で△△ダウンロードを達成)」と記載されており、趣味や特技について具体的な実績や成果を数値で補足している例が示されている。

【例文】
アプリ開発(Androidアプリを〇本リリースし、累計で△△ダウンロードを達成)

【解説】
応募職種に直結するような趣味・特技を記載する場合は、数字で実績を記載できるとベターです。書類選考時にそのままプラスポイントになる可能性が高いからです。また、面接での質問に発展するケースが多く、上記の場合は「どんなアプリなの?」「開発環境は?」といった質問が想定されます。

具体的な機能はもとより、どのような環境で、なぜ作ったのかという部分をしっかりと説明することで、スキルの高さやマーケットニーズに対するアンテナの高さをアピールできるでしょう。

趣味・特技欄に書かないほうがいい内容【例文付き】

前述の通り、履歴書の趣味・特技欄の内容自体が評価に影響することはほとんどありません。正直に好きなことや得意なことを書くのが基本です。

しかし、ビジネスマナーとして適切とは言いがたい、面接時のコミュニケーションの糸口として会話が広がりにくいなどといった観点から、あまりおすすめできない内容もあります。

▼一般的によいイメージを持たれにくいもの

【NG例文】
趣味:競馬の観戦と予想

【解説】
ギャンブル・賭け事は金銭トラブルを連想しやすいため、あまりいいイメージを持たない採用担当者が多いようです。応募企業の事業に関連性がない限り、競馬やパチンコなどのギャンブルを記載するのは避けましょう。どうしても書きたい場合は、それを趣味・特技としている理由を書くことが大切です。そのほか、政治、宗教に関することは書かないほうが無難と考えられます。

▼面接で「やってみて」と言われたら困るもの

【NG例文】
特技:漫才(○○お笑いグランプリ 出場)

【解説】
「モノマネ」や「漫才」「歌」「ダンス」といった趣味・特技自体はまったく悪いことではありません。ただしこれらの特技を書くと面接の場で「やってみて」といわれることがあるので、それを覚悟して書いたほうがいいでしょう。

▼仕事の姿勢に疑問を持たれかねないもの

【NG例文】
特技:長時間勤務の耐性(前職では10日間の連続勤務も苦にせず、目標達成のために取り組みました)

【解説】
仕事への責任感は伝わりますが、極端な長時間勤務は業務管理ができないのではないか、効率を意識していないのではないかとかえって懸念を持たれる可能性があります。企業が求めているのは与えられた時間の中で成果が出せる人です。

履歴書の特技欄にはインパクトのある特技を書いたほうがいい?

アピールできる趣味・特技がないときの対処法

アピールできる趣味・特技が思い付かない場合でも、視点を変えることで履歴書に記載できる内容を整理しやすくなります。趣味・特技欄は特別な実績を書く場所ではなく、日常の行動や考え方から人柄や仕事への向き合い方を伝える項目です。そのため、「好きなこと」「日ごろの工夫」「周囲から評価されている点」などを切り口に整理することで、無理なく自己アピールにつなげられます。

好きなこと・ものから書く

立派な趣味・特技は思い浮かばなくても「好きなこと・もの」なら誰にでもあるのではないでしょうか。やっていて楽しいことや、つい時間を忘れて没頭してしまうものを膨らませて書いてみましょう。

【例文】
趣味:散歩(歩くことが好きなので、週2~3回は家の周りを散策します。季節の移ろいを身近に感じられ、良い気分転換になっています)

【解説】
自分なりに気持ちを切り替える方法を理解しており、ストレス耐性や自己管理ができていると評価してもらえるでしょう。

工夫やこだわりから書く

工夫やこだわりから書くのも方法の一つです。趣味・特技とはかけ離れているように見えることでも、自分なりの工夫やこだわりを記載することで、立派なアピール材料になります。

【例文】
趣味:料理(味だけでなく、限られた時間内でいかにたくさんの品数を食卓に出せるか日々工夫しています)

【解説】
日ごろ行っている家事をテーマにしていますが、自分なりの工夫やこだわりを記載することで、仕事でも成果を出すために自分なりに考えて取り組んでもらえそうと好感を持たれるでしょう。

よく褒められることを書く

趣味・特技が思いつかないときは、周囲からよく褒められることを書くのも一つの手段です。家族や友人、同僚にそれとなく聞いてみるのもよいでしょう。

【例文】
特技:初対面の人ともすぐに打ち解けられること(同僚からは、親しみやすく小さなことでも相談しやすいとよく評価されます)

【解説】
社内外の関係者と良好な人間関係を構築することは、ビジネスにおいて大切な要素です。特に転職後はイチから人間関係を構築することが求められますので、コミュニケーション能力をアピールすることで、入社後に早期にキャッチアップしてくれそうだとイメージしてもらえるでしょう。

どうしても思い付かない場合の対処法

ここまでご紹介した観点を踏まえても履歴書に書けるほどの趣味・特技が思いつかない場合は、正直に「特になし」と書きましょう。

趣味・特技がないからといってうそを書いたり、誇張したりするのは絶対にNGです。実際には趣味・特技ではないことを書くと、面接で上手な受け答えができず、面接官に不信感を抱かれる可能性があります。

この欄で大切なのは、履歴書としての体裁をきちんと守り、うそを書かないことです。この2つに注意を払っていれば大きなマイナス評価につながることはないでしょう。

履歴書の趣味・特技に関するQ&A

Q.趣味・特技欄はどのくらいの文字数で書くのが適切ですか?

A.1項目あたり30〜60文字程度を目安に、簡潔にまとめるのが適切です。長すぎると読みづらくなり、要点が伝わりにくくなります。一方で、短すぎると具体性に欠けるため、趣味や特技の内容に加えて、簡単なエピソードや補足を添えるとバランスよく伝わります。

Q.趣味・特技は複数書いても問題ありませんか?

A.2〜3個程度であれば複数記載しても問題ありません。
ただし、数が多すぎると一つひとつの印象が薄くなるため注意が必要です。それぞれ簡潔に説明できる範囲に絞り、内容に一貫性や人柄が伝わる組み合わせを意識しましょう。

Q.趣味・特技が仕事と関係なくても大丈夫ですか?

A.問題ありません。仕事との直接的な関連性は必須ではありません。
趣味・特技欄はスキルのアピールだけでなく、人柄や価値観を伝える目的もあります。そのため、無理に仕事に結び付けるよりも、自分らしさが伝わる内容を選ぶことが重要です。

趣味・特技欄は「人柄」を伝えるチャンス

履歴書の趣味・特技欄は、選考結果に直接大きな影響を与える項目ではありません。しかし、応募者の人柄や価値観、仕事への向き合い方を伝えられる貴重なスペースです。

大切なのは、見栄えのよい内容を書くことではなく、自分が本当に好きなこと・得意なことを、簡潔かつ具体的に伝えること。その上で、エピソードや工夫を添えることで、プラスの印象を持ってもらう可能性があります。

もし書ける内容が思い付かない場合でも、無理に作り込む必要はありません。好きなことや日常の工夫、周囲から評価されている点などを整理し、自分らしさが伝わる内容を意識しましょう。

趣味・特技欄を上手に活用し、書類選考を突破する一歩につなげてください。

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