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【履歴書】趣味・特技の正しい書き方と例文・思いつかないときの作成のコツ

小堀 綾/顔写真

監修:小堀 綾(こぼり・あや)dodaキャリアアドバイザー

ここでは履歴書の「趣味・特技欄」の正しい書き方と、記入する趣味・特技の選び方について、例文を交えて解説します。また、思いつかないときの作成のコツも紹介します。

仕事にあまり関係がないからといって、空欄にする人がいますが、採用担当者は趣味・特技の内容やその書き方からも、応募者の人柄や転職活動への姿勢をチェックしています。書類選考突破に向けて有効な利用方法を覚えておきましょう。履歴書の書き方はこちら。

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履歴書の趣味・特技欄を書くときの基本ルールと見本(サンプル)

▼趣味・特技欄の正しい記入例

趣味・特技欄の正しい書き方とポイント

  • ひと目で内容が理解できるよう、箇条書きなどを使って簡潔に書く
  • カッコ書きなどで具体的なエピソードを加えてもOK
  • 面接で質問されることもあるので、本当に好きなこと、得意なことを正直に書く

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趣味・特技欄の正しい書き方 ~採用担当者は何を確認している?~

履歴書の「趣味・特技欄」に何を書けばいいのかなど、書く内容や書き方のポイントを説明します。

採用担当者は趣味・特技欄で何を確認している?

採用担当者は履歴書の趣味・特技欄で応募者の興味・関心を確認し、応募者の人柄や配属先との相性を判断する材料にしています。
例えば特技欄に「チームスポーツを長年続けてきた」と書かれている場合、採用担当者は入社後にチームプレイヤーとして組織に貢献してくれそうと期待するでしょう。

また面接のアイスブレイクとして、履歴書に書いた趣味や特技を尋ねることもあります。面接官に聞かれたときに答えられるよう準備しておけると万全です。

履歴書の趣味・特技とは?何を書けばいい?

履歴書の趣味・特技欄は応募者の人柄を判断するための材料とお伝えしましたが、書かれた内容そのものが書類選考の結果に影響を与えることはほとんどありません。だからこそ、表面的に格好の良いことを書かず、面接で聞かれたときに答えられるよう原則としてあなたが本当に好きなこと、得意なことを書きましょう。

特技に関しては何を書けばいいのか悩むこともあるでしょう。ずば抜けた才能がなくとも、あなたが得意だと感じることを書きましょう。得意なことがないと悩むときには、趣味の中から探すことや、仕事で活かせそうなこと、日常の習慣となっていることを洗い出して、褒められた経験などを振り返ってみるのがおすすめです。

面接で趣味・特技を聞かれたときの適切な回答は?

履歴書という書類の目的を意識し、簡潔に書く

採用担当者は、趣味・特技欄に書かれている内容が、履歴書という書類にふさわしい形式をとっているかを第一にチェックしています。面接官にとって、履歴書はじっくり読み込む書類ではなく、「端的に応募者の情報を知る」という役割を持った書類です。そこに、小さな文字で長い文章を書くと、どんなに優れた文章、内容だとしても、プラスの評価は受けられません。履歴書という書類を採用担当者がどのような目で見ているのかを理解できていない、つまり相手や目的に対して適切なものを提出できない、自分本位な人とみなされ、逆にマイナスのポイントとなる可能性もあるのです。

採用担当者は多くの履歴書に目を通さなければいけません。短時間で内容が伝わるよう簡潔に書きましょう。ポイントを絞って大きめの文字で書く、箇条書きで書くなど、採用担当者が読みやすい書き方が必須と考えてください。

趣味・特技欄を有効に使うためのポイントと例文

趣味・特技欄に書いた内容が書類選考に影響することはほとんどないと説明しました。しかし、履歴書の中で経歴やスキル以外を伝えることができる数少ないスペースが趣味・特技欄です。内容によっては書類選考から面接へ進むためのプラスアルファにもなり得ます。うまく活用して、採用担当者に会ってみたいと思わせるような内容を盛り込めたらベター。好印象につながる可能性のある内容とその書き方を、例文とともにご紹介します。

趣味・特技欄の有無などフォーマットを選べる!履歴書テンプレートはこちら

人柄や長所をアピールできるものを書く

趣味・特技欄は、履歴書のなかでも「人柄」を表現できる数少ないスペース。仕事以外の一面をアピールできるチャンスでもあります。内容によっては、面接官が興味を持ち、話が盛り上がる可能性もあります。ただし、本当に好きなこと・得意なことだからといって、長々と書いたり過剰にアピールしたりするのは避けましょう。あくまで履歴書として正しい体裁になるよう、分かりやすく簡潔に書くことがポイントです。

▼実践しているスポーツで体力や積極性、協調性を伝える

【例文】
サッカー(小学生のころから続けており、社会人になってからも地域のフットサルチームに所属)

【解説】
運動部の経験は採用担当者に根強い人気があります。体力や積極性、協調性があるという評価につながるのでしょう。長く続けていることを強調できれば持続力・継続力という点でも評価されるかもしれません。中途採用の場合、学生時代の経験しか書いていないと不自然な印象を持たれてしまいますが、現在も続けているということを書き添えれば問題はないでしょう。面接で想定される質問としては、「今は月どのくらいのペースでやっているの?」「誰とやっているの?」などが考えられます。

▼得意なこと・楽しんでいることから人間性を伝える

【例文】
旅行(これまでに30都道府県を訪れたことがあります)

【解説】
活発で好奇心旺盛そうな性格がうかがえる趣味です。面接では「誰と行くの?」「行く場所はどのようにして決めるの?」といった質問が想定されます。「同僚や友人と行く」と答えれば「周囲と協調性を持って付き合える」ことを、一人でという場合には「自分で物事を決めて動ける人」という印象を持ってもらえるかもしれません。事前に旅行先でのスケジュールを決めて旅のしおりを作っている場合は、「情報収集が得意」「計画性がある」という評価につながる可能性もあります。

転職後の仕事で役に立つものを書く

応募職種に密接に関係する趣味・特技があるなら、これをアピールしない手はありません。実績や成果も交えて紹介できれば強力な武器となるでしょう。ただし、応募職種に関連性があればあるほど、面接時に詳しく質問されることは必至です。そのため、実際にはしたことがないことや、知識がないことを書くのは絶対にやめましょう。ハイリスク・ローリターンと心得て、ビジネスとして使えるレベルのスキル、知識を持っていると確信が持てないときは書かないほうがいいでしょう。

▼実績を交えて即戦力になることをアピールする

【例文】
アプリ開発(Androidアプリを〇本リリースし、累計で△△ダウンロードを達成)

【解説】
応募職種に直結するような趣味・特技を記載する場合は、数字で実績を記載できるとベターです。書類選考時にそのままプラスポイントになる可能性が高いからです。また、面接での質問に発展するケースが多く、上記の場合は「どんなアプリなの?」「開発環境は?」といった質問が想定されます。具体的な機能はもとより、どのような環境で、なぜ作ったのかという部分をしっかりと説明することで、スキルの高さやマーケットニーズに対するアンテナの高さをアピールできるでしょう。

趣味・特技欄に書かないほうがいい内容とその理由

繰り返しになりますが、履歴書の趣味・特技欄の内容自体が評価に影響することはほとんどありません。正直に好きなことや得意なことを書くのが基本です。しかし、ビジネスマナーとして適切とはいいがたい、面接時のコミュニケーションの糸口として会話が広がりにくいなどといった観点から、あまりおすすめできない内容もあります。

▼一般的によいイメージを持たれにくいもの

【NG例文】
趣味:競馬の観戦と予想

【解説】
ギャンブル・賭け事は金銭トラブルを連想しやすいため、あまりいいイメージを持たない採用担当者が多いようです。応募企業の事業に関連性がない限り、競馬やパチンコなどのギャンブルを記載するのは避けましょう。どうしても書きたい場合は、それを趣味・特技としている理由を書くことが大切です。そのほか、政治、宗教に関することは書かないほうが無難と考えられます。

▼面接で「やってみて」と言われたら困るもの

【NG例文】
特技:漫才(○○お笑いグランプリ 出場)

【解説】
「モノマネ」や「漫才」「歌」「ダンス」といった趣味・特技自体はまったく悪いことではありません。ただしこれらの特技を書くと面接の場で「やってみて」といわれることがあるので、それを覚悟して書いたほうがいいでしょう。

▼仕事の姿勢に疑問を持たれかねないもの

【NG例文】
特技:長時間勤務の耐性(前職では10日間の連続勤務も苦にせず、目標達成のために取り組みました)

【解説】
仕事への責任感は伝わりますが、極端な長時間勤務は業務管理ができないのではないか、効率を意識していないのではないかとかえって懸念を持たれる可能性があります。企業が求めているのは与えられた時間の中で成果が出せる人です。

履歴書の特技欄にはインパクトのある特技を書いたほうがいい?

アピールできる趣味・特技がないときの対処法

履歴書の欄はすべて埋めるのが原則です。たとえどんなに経歴や志望動機が立派だったとしても、記入欄に「特になし」ばかりが続くと、やる気のない人と評価されるリスクがあり、良い印象にはつながりません。まずは、履歴書の記入欄はすべてが自己アピールのチャンスと考えることが大切。とはいえ自分には履歴書に書けるような立派な趣味・特技はないと悩む人も多いでしょう。そんなときは以下の観点で考えてみることをおすすめします。

好きなこと・ものから書く

立派な趣味・特技は思い浮かばなくても「好きなこと・もの」なら誰にでもあるのではないでしょうか。やっていて楽しいことやつい時間を忘れて没頭してしまうものを膨らませて書いてみましょう。

【例文】
趣味:散歩(歩くことが好きなので、週2~3回は家の周りを散策します。季節の移ろいを身近に感じられ、良い気分転換になっています)

【解説】
自分なりに気持ちを切り替える方法を理解しており、ストレス耐性や自己管理ができていると評価してもらえるでしょう。

工夫やこだわりから書く

趣味・特技とはかけ離れているように見えることでも、自分なりの工夫やこだわりを記載することで、立派なアピール材料になります。

【例文】
趣味:料理(味だけでなく、限られた時間内でいかにたくさんの品数を食卓に出せるか日々工夫しています)

【解説】
日ごろ行っている家事をテーマにしていますが、自分なりの工夫やこだわりを記載することで、仕事でも成果を出すために自分なりに考えて取り組んでもらえそうと好感を持ってもらえるでしょう。

よく褒められることを書く

趣味・特技が思いつかないときは、周囲からよく褒められることを書くのも一つの手段です。家族や友人、同僚にそれとなく聞いてみるのもよいでしょう。

【例文】
特技:初対面の人ともすぐに打ち解けられること(同僚からは、親しみやすく小さなことでも相談しやすいとよく評価されます)

【解説】
社内外の関係者と良好な人間関係を構築することは、ビジネスにおいて大切な要素です。特に転職後はイチから人間関係を構築することが求められますので、コミュニケーション能力をアピールすることで、入社後に早期にキャッチアップしてくれそうだとイメージしてもらえるでしょう。

どうしても思いつかない場合の対処法

ここまでご紹介した観点を踏まえても履歴書に書けるほどの趣味・特技が思いつかない場合は、正直に「特になし」と書きます。趣味・特技がないからといってうそを書いたり、誇張したりするのは絶対にNGです。実際には趣味・特技ではないことを書くと、面接で上手な受け答えができず、面接官に不信感を抱かれる可能性があります。この欄で大切なのは、履歴書としての体裁をきちんと守り、うそを書かないことです。この2つに注意を払っていれば大きなマイナス評価につながることはないでしょう。

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