スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

【履歴書】本人希望記入欄の書き方~書いてよいこととダメなこと、希望職種・待遇・条件の記入例~

「本人希望記入欄」には「貴社の規定に従います」と書くのが原則です。希望をありのままに書くと、採用担当者から要望の多い人と判断されてマイナスの評価を受けてしまうかもしれません。ただし、状況によっては書いたほうがよい場合もあります。ここでは、本人希望記入欄に書いてよいことや、書かないほうがよいこと、また、その理由を例も交えてご紹介します。履歴書の書き方はこちら。

ツールを使って履歴書を簡単作成

履歴書を作成する(無料)
シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

履歴書の本人希望記入欄の基本ルールと見本(サンプル)

履歴書の本人希望記入欄には、就業する上で絶対に譲れない条件(もしくは、書類選考の段階で応募先に認識してほしい条件)を書き、それ以外の条件は面接で伝えるのがおすすめです。

ただ、本人希望記入欄に希望条件を書かないからといって空欄にしてはいけません。
正しい書き方の例をそれぞれ解説していますので、チェックして履歴書を書いていきましょう。

▼正しい本人希望記入欄の記入例

本人希望記入欄の正しい書き方とポイント

  • 絶対条件がない限り、「貴社の規定に従います」と記載する
  • 選考段階での希望がある場合は、簡潔に謙虚さが伝わるように書く
  • 本人希望記入欄を空欄にしたり、特になしと書いたりするのはNG

本人希望記入欄を書くときの注意点

履歴書の本人希望記入欄を書くときの注意点は以下の通りです。それぞれの項目をクリックすると、その解説に遷移します。気になる内容はチェックしておきましょう。

doda履歴書作成ツール

項目を入力するだけで簡単作成!

履歴書の本人希望記入欄の正しい書き方

「本人希望記入欄」にはカッコ書きで「特に給料・職種・勤務時間・勤務地・その他についての希望などがあれば記入」などと書かれていることも多く、これを文字どおりに捉えると、自分の希望を自由に書いていい欄だと勘違いしてしまいがちです。しかし、書類選考を突破するためという観点で考えると、思いつくままに希望の条件を記入するのは絶対にNG。それでは、本人希望記入欄は何のためにあるのでしょうか。また、どんなことを書くのが適切なのでしょうか。その理由もあわせて紹介します。

本人希望記入欄に書かれたことは絶対条件として捉えられやすい

書類選考の段階では、履歴書の本人希望記入欄は「この希望がかなえられなければ、働くことができない」という強いメッセージを伝える役割を担うケースが多いようです。「本人希望」を「入社条件」という言葉に置き換えると分かりやすいかもしれません。軽い気持ちで書いた「希望」が、企業側に「妥協できない条件」として捉えられ、その条件を満たせないと会社が判断した場合、採用候補から外されることもあります。どうしても譲れない条件や、書類選考の段階で応募先に認識してほしい条件があれば伝えることができる欄と考えておきましょう。

そもそも、仕事に対する希望や勤務条件は選考が進む中で変化することもあります。応募当初は「この条件じゃないと入社したくない」と思っていても、面接を通じて採用担当者に会い、応募先の企業のことを理解するうちに、「最初の条件がかなえられなくてもいいからこの会社に入りたい」という気持ちがふくらむこともよくあります。

求人情報を見て履歴書を記入する時点では、応募先の企業の社風や働き方、働いている人のことが分からないことが多いでしょう。自分に合う企業の選択肢を狭めないためにも、履歴書には絶対に譲れない条件など、最低限の内容だけを書くことをおすすめします。

「貴社の規定に従います」と書いて面接などですり合わせるのが基本

たとえ勤務条件や待遇に関して希望がある場合でも、「絶対に譲れない」という条件でなければ、本人希望記入欄には書かないことをおすすめします。基本的には「貴社の規定に従います」と記入してください。なぜなら、選考が進んでいくと必ず、人事担当者や面接官と勤務条件や待遇の希望を伝えられる機会があるからです。面接の際などに採用担当者と直接話してすり合わせをするのがいいでしょう。

採用担当者にとって履歴書は応募者を知る最初の手がかりです。まだ選考が進んでいないにもかかわらず、希望条件があれこれ書かれていると、「要望が多い人」や「条件面ばかり気にして企業や仕事内容への興味度合いが低い人」などネガティブな印象を持たれる可能性もあります。また、記入した条件と採用側の条件が合わない場合も、当然、次のステップには進めなくなる可能性が高まってしまいます。

履歴書は応募者のプロフィールや熱意を端的に伝えるためのものと考えるのが基本です。企業側への要求はこの段階では行わないと覚えておくといいでしょう。

履歴書の次は職務経歴書が必要! 3つのステップで簡単作成

専用ツールを使えば、あなたの職種に合わせた例文を参考にしながら書類作成が可能。
無料ですぐ提出できる職務経歴書を作ることができます。

職務経歴書を作ってみる(無料)

履歴書の本人希望記入欄に書いてよいこと

前段で書いたとおり、原則として「貴社の規定に従います」以外は書かないのがベストです。しかし、場合によっては書かなければならないこと、記入したほうがよいこともあります。ここでは、本人希望記入欄に書くとベターなことを、例文とともに紹介します。

複数の職種で募集されていて希望職種がある場合

▼希望職種は求人票に記載されている名称に合わせる

本人希望記入欄


事務職を希望いたします。

クリップボードにコピー

【解説】
応募先の企業が「営業職」「事務職」といった複数の職種を募集している場合は、自分が希望している職種の名称を書きます。「営業マネジャー」「ルートセールス」など、自分でアレンジして書き換えないよう気をつけましょう。求人票や募集要項に書かれている職種の表記に合わせないと、採用担当者にどの職種を希望しているのかを正確に伝えられません。

絶対に譲れない勤務条件や待遇がある場合

▼勤務地の希望は具体的な理由と地域を記入する

本人希望記入欄


母の介護のため、勤務先を東京・神奈川とさせていただければ幸いです。

クリップボードにコピー

【解説】
複数の勤務地がある会社では、転勤を命じられる可能性があります。家庭の事情などでどうしても引っ越しを伴う転勤ができない場合、上記のように「母の介護」というような具体的な理由と「希望している勤務地」をはっきり書きましょう。ただし、あくまでも一方的な印象を与えないように書くことが重要です。また、「首都圏」など可能な限り広いエリアを記したほうが、融通が利くことを伝えられます。

▼勤務時間・休暇の希望は具体的な理由と日時を記入する

本人希望記入欄


息子の保育園の迎えのため、毎週水曜日は18時に退勤させていただければ幸いです。

クリップボードにコピー

【解説】
保育園のお迎え、家族の介護などが理由で勤務時間に制限がある場合、早めに退社したい曜日や退社時刻の希望を具体的に書きます。「夕方までには帰りたい」などとあいまいにすると、企業側が入社後どのように配慮をすればいいのか迷ってしまいます。また、「〇時以降は残業できません」と断定的に書いてしまうと、相談の余地が一切ないと判断され、折り合いがつかないと思われる可能性があります。「採用担当者が読んだらどう思うのか」を意識して、失礼のないように希望を伝えましょう。

健康上の理由で就業に関する希望がある場合

▼業務に支障がないことを明記した上で配慮を願い出る

本人希望記入欄


業務に支障はありませんが、腰痛による通院のため、月に一度午前休暇をとらせていただければ幸いです。

クリップボードにコピー

【解説】
履歴書に「健康状態欄」がなく、健康上の理由で就業上の配慮を求める場合は、本人希望記入欄に書くという方法があります。持病によって定期的な通院が必要な場合は、その理由と頻度を記入しましょう。健康状態にかかわる記載は、「日常業務を問題なく遂行できるのか」「入社後にどのような配慮をすればいいのか」という点の判断材料となる可能性が高いので、業務に支障がないことを明記することがポイントです。

連絡方法や退職予定日などの転職活動に関する希望がある場合

▼連絡がつながりにくい時間帯を、理由を添えて記入する

本人希望記入欄


現在就業中のため、平日9~17時はお電話に出られない場合があります(12~13時は休憩時間のため、出られる可能性が高いです)。
メールでのご連絡か、お電話の場合は恐れ入りますが留守番電話にメッセージを残していただけますと幸いです。

クリップボードにコピー

【解説】
面接日の設定などで、採用担当者から電話で連絡が来ることもあります。現職の都合で電話に出られない時間帯がある場合、上記のようにつながりにくい時間帯やつながりやすい時間帯を書いておくと親切です。また、応募先の企業の就業時間が9~18時の場合、連絡可能な時間帯を9時よりも前や18時よりもあとに設定すると、採用担当者の負担を増やすことになるので注意が必要です。可能な限り企業側の都合に合わせましょう。

▼退職日が決まっている場合に「いつから働けるのか」を明記する

本人希望記入欄


退職予定日:2025年3月31日
入社可能日:2025年4月1日より就業可能

クリップボードにコピー

【解説】
いつから転職先で勤務できるのかがあらかじめ分かっている場合は、退職予定日や入社可能日を具体的に記入してもいいでしょう。もしくは、「内定後、2カ月で入社可能」という書き方をしても問題ありません。ただし、退職日が確定する前に、想像で記入したりするのはNGです。採用担当者は履歴書を見て採用のスケジュールを組むこともあるからです。退職日が明確でない場合は、無理に書く必要はありません。

履歴書の本人希望記入欄に書いてはいけないこと

書類選考を通過するという観点で見たときに、本人希望記入欄に書いてしまうとネガティブに働く可能性が高い内容もあります。代表的な例を紹介するので、しっかりと確認しておきましょう。ポイントは応募先の企業に希望を伝えすぎないこと、本人希望記入欄の役割を理解することです。

給与・待遇などの希望

給与・待遇などの希望は、書かないように注意しましょう。書類選考の段階から希望年収などを一方的に伝えてしまうと、前述のようにネガティブな印象になります。面接で希望年収・条件を聞かれ、目線を合わせる機会があります。企業から指定がなければ、履歴書では給与や待遇については触れないようにしましょう。

志望動機や自己PR

本人希望記入欄はフリースペースになっているため、志望動機や自己PRを記入すべきか迷う方もいるかもしれません。しかし「本人希望記入欄」とある以上、ここに希望以外の内容を記入することはNG。採用担当者から、求められていることに対して適切に応えられない人と判断されないためにも、各項目の意味を理解し、自己PRや志望動機はそれぞれ専用の欄に記入しましょう。

自己PR発掘ツールを使ってみる(無料)

「特になし」「ありません」

譲れない条件が特にない場合でも、「特になし」「ありません」などの表記は避けましょう。おおざっぱな印象を与えてしまうほか、履歴書の書き方を調べていないとネガティブな印象を与える可能性があります。書くことがなにもないからと空欄にするのも、記入漏れがあると思われるためNGです。ここでは、「貴社の規定に従います」の一文を必ず記入しておきましょう。

履歴書の本人希望記入欄に関するよくある質問

履歴書の本人希望記入欄を記入する際のよくある疑問・質問です。「どう書けばよい?」と思った時は、チェックしてみてください

Q.応募先が「貴社」と呼ぶ業態でない場合、「貴社の規定に従います」と書いてもよいのでしょうか?

A.応募先が一般企業ではない場合は、応募先の敬称に書き換えましょう。例えば、以下のように記載します。

  • 医療法人の場合:「貴法人の規定に従います」
  • 病院など施設の場合:「貴院の規定に従います」
  • 銀行などの場合:「貴行の規定に従います」
  • 学校の場合:「貴校の規定に従います」
doda履歴書作成ツールで履歴書を簡単作成!
履歴書を作成する(無料)
質問に答えるだけでカンタンに職務経歴書作成ができる!
レジュメビルダーで書類作成する
転職活動のスタートはまずここから
会員登録する
シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

ステップで分かる転職ノウハウ

  • 【最新版】転職成功者の平均年齢