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社会人2年目「仕事疲れた」 と感じた時に 知っておきたいこと キャリアのプロが解説

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監修者:長尾 由貴(ながお・ゆき) dodaキャリアアドバイザー

「社会人2年目になってモヤモヤしている」「モヤモヤの解消方法が分からない」このような悩みを抱えていませんか?

本記事では社会人2年目で仕事がつらく感じたときに知っておきたいことを、20代の方の転職サポート経験が豊富なdodaキャリアアドバイザーが、カウンセリングの場で実際にアドバイスしている内容をもとに解説します。

社会人2年目は…ザックリまとめると

  • 「結果を求められるようになった…」などもやもや悩んでいる方が多い
  • 「主体的に動くスタンス」「最後までやり遂げる意識」などが求められる
  • 同期や友達のSNSを見て、差を感じてしまい「疲れた…」と感じやすい
  • 社会人2年目の悩みは、誰もが通る道。一人で抱え込まず、周りの人に相談しよう

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社会人2年目は1年目と比べて環境が変化する

社会人2年目になると、後輩が入社してきたり、仕事に求められるレベルが上がったりと環境が変化するタイミングです。1年目と比べて環境の変化に漠然とした悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは「仕事がつらい」や「疲れてしまった」と感じている社会人2年目の方に、環境が変化する理由について解説していきます。 

同期との差が見えてくる

1年目は仕事の基礎を教えてもらう機会が多いため、同期との大きな差はまだ生まれにくい状況といえます。しかし、2年目となると基礎業務+αで、仕事ぶりが認められ新たな業務を教えてもらうなど求められるレベルも徐々に上がってくる可能性があります。一人ずつ求められるレベルが違うため、結果として同期との差が開いてしまうように感じるのかもしれません。

例えば、以下のようなタイミングで「同期は仕事や職場の人間関係がうまくやれているのに、自分はできていない」と感じる場合があります。

  • 同期が同じ部署のメンバーと信頼関係を上手に築いている
  • 同期のほうが自分より任せてもらえる業務が増えている
  • 同期が重要なプロジェクトのメンバーになっている

同期と比べて悩むことは誰にでもありますが、自分のペースで成長を積み重ねていくことも大切です。

結果を求められるようになる

1年目と比べて社会人2年目は、自分で考えて行動することが求められます。会社によって、1年目で一通りの業務の教育が終了している場合は、「基礎はもう大丈夫かな」と上司や先輩から思われる機会も増えるでしょう。

例えば営業職の方の場合、具体的には以下のようなケースが想定できます。

「個人の売り上げ目標が徐々に上がる」「新規開拓を任せられるようになる」など仕事の難度が上がり、責任が増えることで「1年目のときに比べてプレッシャーを感じる」と悩んでしまう。

結果を求められるようになる

このような状況を「基礎ができていて当たり前と思われているが、まだ不安が残る」「そんなにすぐには自信が持てない…」と感じ、悩んでいる方も多いようです。

後輩のサポートを期待される

毎年新卒や中途採用を行っている企業では、新人枠で社員が入社してきます。そのため、社会人2年目になると一番立場が近い先輩として、後輩に以下のようなサポートを期待されることも増えてきます。

  • 1年目で習う基礎業務をサポートする
  • 業務で困った際の相談相手となってフォローする
  • 仕事の進め方やコツをアドバイスする

このように一番社歴が近い先輩として、「新入社員が会社になじんでいくためにサポートしてほしい」と会社から期待されることはよくあります。

後輩のサポートを期待される

去年までは、仕事を教えてもらっていた立場だったのが、いきなり教える側に変わるため、仕事の内容を理解できていないと「自分の言葉でうまく話せない」「説明が難しい…」といった悩みが出てくるかもしれません。また、説明する中で「実は今まで、この業務のことをちゃんと理解していなかったのかもしれない」と悩んでしまう方もいるかもしれません。

社会人2年目が求められるスキルやマインドとは

入社から1年経ち、社内での立ち位置が変わっていくにつれ、社会人2年目は会社からどういったスキルやマインドを求められているのでしょうか。

ここでは、社会人2年目の方の転職サポート時によく聞く、会社から求められているスキルやマインドについて解説します。

主体的に動くスタンス

CAさん

キャリア
アドバイザー

社会人2年目では、担当しているポジションや業務、顧客に対して分からないことを放置せず、主体的に疑問を解消しに行く、知りに行くスタンスが重要です。例えば、1年目に教えてもらった業務を行う中での疑問点をチームに聞きに行ったり、業務に必要となる情報を自発的に先輩へ聞きに行ったりすることなどが挙げられます。

主体的に動くことで、社内や顧客とのコミュニケーションの機会も増え、信頼関係の構築、向上にもつながるでしょう。

ビジネスシーンにふさわしいコミュニケーション力

社会人を1年経験しているからこそ、社会人2年目にはビジネスシーンにのっとったコミュニケーション能力が期待されます。

ビジネスシーンにふさわしいコミュニケーションスキルの特徴は、以下のとおりです。

相手の話すスピードに合わせた会話
質問者の意図を組んだ受け答え
論理的にわかりやすい説明ができる
CAさん

キャリア
アドバイザー

ビジネスシーンにふさわしいコミュニケーションを意識すると、社内外での意思疎通も円滑に進み、上司や先輩、取引先との円滑な関係性が築けるでしょう。また、関係性の構築は仕事をスムーズに進められ、興味がある仕事を任せてもらえることにつながる可能性もあります。

最後までやり遂げる意識

社会人1年目は成果よりも、独り立ちに向けて基礎を固めることが求められていました。しかし、2年目になると徐々に会社から仕事の成果を求められるようになります。

仕事で成果を上げるためには、まずは「期待されていること」を理解し、次に「やるべき行動」を考えて、最後までやり遂げる意識が重要です。

CAさん

キャリア
アドバイザー

例えば、営業職や販売職の場合、自身の予算達成や、担当している店舗の売り上げ達成に向け考えて行動することが期待されています。

予算や売り上げを達成するために、「業務の優先順位を整理してみる」「チーム内で成果が出ている人に秘訣を聞いてみる」など自分のやるべき行動を見つけ、最後までやり遂げる意識を持つことで期待されている成果に近づけるでしょう。

社会人2年目が「仕事に疲れた」と感じてしまう理由5選

社会人2年目は1年目のときと比べて、「後輩のサポートを任されるようになった」など責任が増えてプレッシャーを感じる場面が多くなることから、「仕事に疲れた…」と感じやすくなりますよね。ほかにも、どのような理由で「仕事に疲れた」と感じやすくなるのでしょうか。

転職活動のキャリアカウンセリングの場で、社会人2年目の方からよく聞く理由を5つご紹介していきます。

20代で「仕事に疲れて辞めたい」と感じたとき、どうしたらよい?

担当する業務量が増える

イラスト

社会人2年目は1年目に比べて、担当する業務量が増えることが多く、裁量や責任のある業務も任されるようになるため、そのプレッシャーから「疲れた…」と感じてしまう方が多いようです。

具体的には、「新しい業務を任される」「任される顧客担当数が増える」「チーム内で後輩のサポートを任されるようになる」などが挙げられます。

社会人2年目は業務が増えて大変な時期ですが、その分新しいスキルを学ぶ機会が増えるため、貴重な時期ともいえます。

CAさん

キャリア
アドバイザー

もし、業務に対して負担を感じる場合は、まずは一人で抱え込まず上司や先輩に今の業務状況を正直に相談するなど、周りを頼って業務を整理していくなどもおすすめです。

先輩や上司に頼りにくくなる

イラスト

後輩ができて、少しずつ周りから新人の扱いをされなくなると、「先輩や上司に頼りにくい…」と感じる方も多いと思います。

日々の小さな疑問など質問したいけど、「前にも教えてもらったかもしれない」「こんな小さなことを聞いてしまってもいいのかな」などと考えてしまうと、萎縮してしまう気持ちも分かります。

しかし一人で悩みを抱え込んでしまうと、結果として業務がなかなか前に進まなくなったり、精神的につらくなったりしてしまうかもしれません。

CAさん

キャリア
アドバイザー

仕事や業務の疑問は「小さなこと」と思わずに「○○で認識合ってますでしょうか」や「以前教えていただいたかもしれないのですが…」など声に出して少しずつでも周りを頼り、疑問を解消していきましょう。

仕事へのプレッシャーが強くなる

イラスト

社会人2年目になると、仕事へのプレッシャーを強く感じる方も少なくありません。

前述した、「担当する業務量が増えたり先輩や上司に頼りにくくなったりすること」も原因となっています。
少し前まで1年目として仕事をしていたため、突然環境が変わってしまいプレッシャーを感じてしまうのは無理もありません。

CAさん

キャリア
アドバイザー

具体的には以下のようなシチュエーションが想定されます。

【プレッシャーを感じるシチュエーション例】

上司から突然「期待しているから次は頼むよ」と言われてしまう
後輩に対して「模範を示さなければ」などの意識が芽生える
上司や先輩から「もうできるはず」などの前提で業務を渡される

同期や友達・SNSの情報と比べてしまう

社会人1年目は自分の業務などに精いっぱいになりがちですが、社会人2年目になると、業務にも慣れて周りを見る余裕が出てきます。

余裕が出ると友達の仕事や楽しそうなSNSの投稿や、会社内チームメンバーや同期の活躍をみて、自分との能力の差を比較してしまうかもしれません。さらに、比較した結果「自分は仕事ができないのかな」と焦ってしまうこともあるでしょう。

しかし、キャリアの築き方や仕事への向き合い方は人それぞれ異なり、正解はありません。あなたが現状に満足できているかが大切です。

もし比較するときは、周りではなく「少し前の自分より成長しているか」を基準にしてみましょう。

「このままでいいのかな?」と不安を感じる

置かれている状況を振り返ったときに、「このままでいいのかな?」と不安を感じる方もいらっしゃいます。具体的には以下のようなシチュエーションが想定されます。

  • 2年目に入り自分の成長を実感できない
  • 先輩や上司を見て、今後のことを予想してしまう
    (社内でのスキルアップ、給与のことなど)

「このままこの会社にいてもいいのか」といった悩みはもちろん、「今の仕事が本当に合っているのか」や「自分が本当にやりたいことは何なのか」と感じるのは、社会人経験が少ない故のことで、漠然とした不安を感じるのは仕方がないことです。

仕事にやりがいがないと感じる原因は?

仕事や会社への不満度をチェックしてみよう

パーソル総合研究所の上席主任研究員である小林祐児氏が考案した「不満を可視化するセルフチェックツール」を用いて、自身の仕事や会社への不満度を可視化する方法をご紹介します。

仕事の不満を可視化する
セルフチェックツール

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6項目に対して「不満の強さ」と「その不満の変わらなさ」を選択後、
「結果を見る」ボタンを押してください

1.仕事・業務内容

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2.給与・報酬・評価

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3.組織の人間関係(直属の上司以外)

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4.直属の上司との関係

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不満度

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5.社風・経営の方針

×

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6.働きやすさ(忙しさ・柔軟さなど)

×

不満度

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※全て選択してください。

結果

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一般的に転職を決断することが
多い基準値は「85」です

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社会人2年目の悩みや不安を解消するためのヒント

ここまで、社会人2年目ならではのお悩みについて解説してきました。

本章では、社会人2年目の方からキャリアカウンセリングの場でよく相談を受ける「キャリアの悩みや不安」をピックアップして紹介します。それらを解消するためのヒントもあわせてお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

今任されていることを自分で工夫して進めてみる

例えば、「先輩・上長からのアドバイスをもとに、担当している業務を主体的に進める」や「必要があれば積極的にスキルを磨いてみる」などが挙げられます。

このように、経験を少しずつ積むことで、「自分は何が得意で、何が苦手なのか、何をやりがいと感じるのか」と自己理解が深められます。
長期目線で見ると自身のキャリア形成のヒントにつながるなどメリットも感じられるでしょう。

CAさん

キャリア
アドバイザー

社会人という大きなキャリアを考えた時に、社会人2年目の段階では「経験を積み重ねていき、何が得意で何をしているときが楽しいのか」など「自分を知る」ことが重要です。まずは今のポジションで与えられた仕事に向き合い、自分で工夫して取り組んでみることが経験を積み重ねていく大切なポイントとなります。

過去の自分と比較して成長を実感する

社会人2年目の方でキャリアカウンセリングに来られる方の多くが、「スキルが身につかない」や「今の会社では成長できない」と悩んでいます。

そんな方に向けてキャリアカウンセリングの場では、「過去の自分と比較し、小さい気づきを得ることが成長実感に繋がりますよ」とアドバイスを行っています。

昔の自分と比較すると、以下のような場面で成長に気づくきっかけとなるでしょう。

先月より仕事のスピードが上がった
先週に比べて1日の架電数が4件増えた
チーム全体を意識して仕事できるようになった

このように、小さな成功実感を積み重ねていくことが自信につながっていきます。

自分にとって「仕事とは何か」を考えてみる

CAさん

キャリア
アドバイザー

社会人2年目を迎えたタイミングで改めて自分にとって「仕事とは何か」など仕事との向き合い方を考えてみましょう。仕事との向き合い方を考えることは、「このままでいいのかな」といった漠然とした不安を解消するヒントにもなります。

仕事に対する漠然とした不安として「やりたい仕事が分からない」「どんな仕事が自分に合っているか分からない」というお悩みをキャリアカウンセリングでもよく聞きます。

このお悩みに対して、日ごろキャリアカウンセリング時にアドバイスしていることを簡単に解説していきます。

やりたい仕事が分からない場合

「そもそもこれまでやりたい仕事をできたのか?」を自分に問いましょう。もしできていなかった場合、今までやってきたことを振り返ってみて、「やってきたことの延長線上」や「やってきた得意なことを活かす」方向で見つけてみる方法がおすすめです。

経験や得意なことを活かせるので、やりがいにもつながりやすく、納得感を持って仕事ができるでしょう。

やりたい仕事がわからない方へ、年代別に見つけ方を解説

自分に合っている仕事が分からない場合

いまの仕事に漠然とした不安を抱える方の中には「自分に合った仕事が分からない」と悩む人もいるでしょう。そんな方は、「まずは自分が何を求めているか考えてみる」ことがおすすめです。

例えば「成果をしっかり評価してくれる環境がいい」「お客さまから直接感謝されたい」など、仕事に対して何を求めているか考えてみると、「自分に合う仕事」が見つけやすくなるでしょう。

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「仕事が向いていない」6つのサイン!向き不向きの判断方法や転職活動のポイントを解説

キャリアのプロに相談してみる

現在の悩みをキャリアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。dodaキャリアアドバイザーは、個人の転職支援をサポートするだけでなく、キャリア形成の方法など転職・キャリアに関するアドバイスをする専門家です。

キャリアアドバイザーへの相談は転職活動をしていない方や、まだ検討している段階の方でも相談できます。相談してみると、客観的な視点からアドバイスをもらえるため「やりたいこと」や「強み」に気づけるかもしれません。

また、もし「今の状況がつらく仕事が合わない」「精神的に疲れて仕事の継続が困難」などと感じている場合は、転職も視野に入れることもおすすめします。

今の仕事やキャリアに悩みや不安を感じたら、気軽にキャリアアドバイザーへご相談ください。

20代で転職したいけどスキルがない?アピールポイントの見つけ方を転職のプロが解説

20代で未経験の転職は可能?成功させるポイントや転職事例をご紹介!

仕事の悩みは自分と向き合う時間をつくったり、一人で抱え込まずに周りに相談しよう

CAさん

キャリア
アドバイザー

社会人2年目の悩みは、みんなが通る道です。焦らずに自分と向き合ったり、一人で抱え込まずに周りの人に相談したりすることで、モヤモヤを解消できるかもしれません。

あなたらしく今を受け入れながら、自分らしい働き方やキャリアの方向性を探っていきましょう。

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