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月次転職マーケットの”今”を知る! 2014年5月19日発表

転職求人倍率レポート(2014年4月)

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全体:2014年4月の求人倍率は、前月比-0.02ptの1.19倍。若手層は異業界への転職がよりしやすく

2014年4月の求人倍率は、前月比-0.02ptの1.19倍となりました。これは、転職希望者数の増加が求人数の増加を上回ったためで、求人数は前月比101.2%、転職希望者数は同102.7%となりました。
例年4月は転職希望者数が減少する時期で、特に新たに転職活動を始める人は3月比で約5〜10%減少します。しかし、2014年は4月になってもほとんど減少せず横ばいでした。目新しい求人が増えていることに加え、今夏の入社を目指し早めに活動を開始した人が多かったようです。こうしたことから、転職希望者数は4カ月連続で過去最高数を更新しました。
一方で、求人数は全体では前月比101.2%と微増であったものの、4月に新しく募集が開始された新規求人数は同107.4%と大幅に増加しました。また、全ての業種で求人が前月よりも増加しており、これは2011年2月以降3年2カ月ぶりのことです。

企業側も例年4月は、新卒採用や新卒の受け入れ研修のために新たな中途採用の動きは落ち着くのですが、今年は衰えず、懸念されていた消費税増税の影響もほとんどないと言えそうです。これらの背景には、今後も業績が伸びる見通しの企業が増えており、業務過多に伴う人員増強を行っていること、2014年度入社の新卒採用者数が目標に達しなかったために、大手メーカーのグループ会社などでも20代の若手を対象とした複数名募集が開始されていることなどが挙げられます。

5月以降の転職マーケットは、10月入社に向けた採用活動が本格化するため、コンサルティングファーム、金融機関、製薬会社などを中心に求人数は増加する見込みです。また、今年度の新卒採用に目途が立つ6月中旬頃には、新卒採用の不足を中途採用で補てんする企業の求人も出てくるでしょう。転職希望者、特に若手層にとっては選択肢の多い状況が当面継続しそうです。一方で、転職求人倍率のなだらかな低下が示すように、求人数の増加以上に転職希望者数が増加しているために人気の高い求人は応募が殺到し、短期間で募集が終了している求人も少なくありません。

また、人材を確保するために選考のステップを短縮化する企業も増えており、採用の流れはかなりスピードアップしています。ですから、「売り手市場だから求職者に有利」とのんびり構えていると、より高条件・高待遇の求人を見逃すおそれがあります。転職の意向が固まっているなら、できるだけ早く転職活動を開始することをお勧めします。まだ意向が固まっていない人も、求人の数・バリエーションともに豊富な今のうちに、自分自身のキャリアと希望条件に合う求人の傾向について情報収集だけはしておいたほうがよいでしょう。

年/月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2008年 1.29 1.21 1.30 1.29 1.29 1.18 1.20 1.23 1.12 1.15 1.11 1.12
2009年 1.02 0.90 0.73 0.68 0.69 0.70 0.68 0.74 0.73 0.74 0.77 0.86
2010年 0.80 0.84 0.83 0.92 0.96 0.98 1.01 1.02 1.08 1.12 1.13 1.28
2011年 1.20 1.28 1.30 1.20 1.12 1.12 1.11 1.18 1.25 1.24 1.29 1.36
2012年 1.28 1.23 1.23 1.31 1.29 1.32 1.34 1.39 1.39 1.35 1.46 1.56
2013年 1.38 1.40 1.37 1.31 1.28 1.22 1.24 1.30 1.28 1.28 1.27 1.30
2014年 1.22 1.20 1.21 1.19
転職求人倍率・求人数・転職希望者数【グラフ】

業種別:「商社/流通」が+0.03ptの0.35倍。求人数は調査開始以降の最高値を更新

業種別で最も倍率が上昇したのは「商社/流通」で+0.03ptの0.35倍となりました。求人数の伸びが大きく、転職希望者数が前月比95.5%と減少したのに対し、求人数は同102.3%となり調査開始以降の最高値を更新しています。
取引量の拡大に伴い営業職の求人が増加していることはもちろん、経理職や人事職、アシスタント職、社内SEの求人も増加しています。

一方で、「小売/外食」は求人数が全8業種中(「その他」を除く)最も増加し前月比103.9%となったものの、-0.05ptの0.54倍となりました。転職希望者数が同113.6%と過去1年間で最大の伸びを記録したためです。

業種 2014年4月求人倍率 前月差
全体 1.19 ▲ 0.02
IT/通信 2.37 ▲ 0.05
メディア 0.88 0.00
金融 0.82 0.00
メディカル 1.63 0.00
メーカー 0.80 ▲ 0.03
商社/流通 0.35 0.03
小売/外食 0.54 ▲ 0.05
サービス 1.47 ▲ 0.05
その他 0.45 0.09
業種別の転職求人倍率【グラフ】

職種別:「専門職」が+0.10ptの2.17倍。コンサルティングファームで第二新卒採用積極化の動き

職種別で最も倍率が上昇したのは「専門職」で+0.10ptの2.17倍でした。求人数が前月比102.3%に対し、転職希望者数が前月比98.0%となりました。外資系コンサルティングファームを中心に数十名規模の採用活動は続いていますが、これに反して転職希望者数は減少に転じています。そのため、企業側は一層育成に重きを置いた採用に戦略をシフトさせつつあります。今後は、他業界で基本的なビジネススキルを身につけた若手層に、より門戸が開かれるようになる見通しです。キャリアチェンジを希望する方にとっては好機といえるでしょう。

一方、求人倍率が大きく下降したのが「技術系(メディカル)」で-0.16ptの1.11倍となりました。求人数が前月比95.3%に対し、転職希望者数が同108.8%と大幅に増加しました。介護・福祉関連の専門職経験を持つ転職希望者数が増加していることが背景にあり、 「小売/外食」業界と同様、就業環境の改善を目的とした転職希望者が増加しているようです。

職種 2014年4月求人倍率 前月差
全体 1.19 ▲ 0.02
営業系 1.11 0.01
企画・事務系 0.74 0.05
技術系(IT・通信) 2.67 0.05
技術系(電気/機械) 1.69 0.00
技術系(メディカル) 1.11 ▲ 0.16
技術系(化学/食品) 0.52 ▲ 0.06
技術系(建築/土木) 2.22 ▲ 0.05
専門職 2.17 0.10
クリエイティブ系 1.43 ▲ 0.03
販売/サービス系 0.50 ▲ 0.02
事務・アシスタント系 0.42 ▲ 0.15
職種別の転職求人倍率【グラフ】
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