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月次転職マーケットの”今”を知る! 2016年5月16日発表

転職求人倍率レポート(2016年4月)

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全体:求人倍率は1.07倍。新年度の採用活動が始まり、求人数は17カ月連続で最高値を更新

◆概要◆

・2016年4月の求人倍率は、前月比-0.03ptの1.07倍。
・求人数は前月比101.3%、転職希望者数は前月比104.2%。
・求人数は前年同月比141.5%、転職希望者数は前年同月比167.2%。
・求人数は17カ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新。
業種別では、「メディア」「金融」「メーカー」「サービス」の4業種で求人数が増加。 求人数が特に伸びたのは、「サービス」(前月比104.2%)、「メーカー」(前月比103.6%)。
・職種別では、「技術系(IT/通信)」「技術系(電気/機械)」「技術系(建築/土木)」
「専門職(コンサルタント/金融/不動産)」の4職種で求人数が増加。 求人数が特に伸びたのは、「技術系(電気/機械)」(前月比106.8%)、「技術系(建築/土木)」(前月比104.9%)。

4月の転職マーケット

求人においては、4月に新年度の採用を開始した企業が多かったため、求人数が増加しました。転職希望者においては、希望の条件に合致する求人があれば転職したいと長期で活動している人が多く、前月から転職活動を行う方が引き続き多く見られました。求人数は17カ月連続、転職希望者数は8カ月連続で、ともに調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しています。転職希望者数の増加幅が求人数を上回ったため、求人倍率は下降しました。

〈業種別〉
「サービス」では、不動産、人材サービスで特に求人数が増加しました。不動産では、住宅着工戸数が伸びているため、受注が好調な企業を中心に営業職や施工管理などの技術職を増員しています。加えて、介護やリフォームなどでの事業拡大を図る企業も見られ、それらも求人数の増加の一因となっています。人材サービスでは、企業の高まる人材需要を受け、人材派遣会社や人材紹介会社を中心に求人数が増えています。

「メーカー」では、自動車、電機、電子部品メーカーなどを中心に、4月に今年度の採用活動を始めた企業が多かったため、求人数が増えました。海外での売上拡大や、IoT(モノのインターネット化)を活用したサービスの拡充を狙い、多くの企業で前年実績を上回る採用計画が立てられています。

〈職種別〉
「技術系(電気/機械)」では、機械設計や回路設計で特に求人数が増加しました。自動車の自動運転や安全支援システムなど、IoTを中心に新たな技術開発に力を入れる企業が増えています。メーカーだけでなく、技術者の派遣に強みを持つ人材派遣会社でも求人数が増加しています。

「技術系(建築/土木)」では、新築の着工戸数だけでなく、リフォームや修繕、ビルメンテナンスなどの案件も増えていることから、施工管理や設計に加え、設備保守や監理技術者の求人数も増加傾向にあります。

5月以降の転職マーケット

5月以降も求人数は引き続き増加見込みで、6月から本格化する新卒採用の影響はほとんど見られません。社外のノウハウを取り込もうと中途採用者数の割合を増やす企業は増えており、求人のバリエーションが拡大しています。そのため、高い専門性やマネジメント経験を持つミドル・シニア層の転職事例も増えていくでしょう。

全体傾向として、転職希望者は売り手市場となっていますが、人気の高い企業や職種では、求人への応募が数多く集まる状況となっており、転職の難易度は上昇しています。内定を勝ち取るためには、「転職後にこれまでの経験をどのように活かせるか」を具体的にアピールし、他の転職希望者と差をつけることが重要になってくるでしょう。

年/月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2008年 1.29 1.21 1.30 1.29 1.29 1.18 1.20 1.23 1.12 1.15 1.11 1.12
2009年 1.02 0.90 0.73 0.68 0.69 0.70 0.68 0.74 0.73 0.74 0.77 0.86
2010年 0.80 0.84 0.83 0.92 0.96 0.98 1.01 1.02 1.08 1.12 1.13 1.28
2011年 1.20 1.28 1.30 1.20 1.12 1.12 1.11 1.18 1.25 1.24 1.29 1.36
2012年 1.28 1.23 1.23 1.31 1.29 1.32 1.34 1.39 1.39 1.35 1.46 1.56
2013年 1.38 1.40 1.37 1.31 1.28 1.22 1.24 1.30 1.28 1.28 1.27 1.30
2014年 1.22 1.20 1.21 1.19 1.20 1.17 1.15 1.16 1.17 1.20 1.18 1.29
2015年 1.18 1.18 1.24 1.26 1.21 1.19 1.19 1.26 1.21 1.18 1.17 1.21
2016年 1.11 1.10 1.10 1.07
転職求人倍率・求人数・転職希望者数【グラフ】

業種別:「メーカー」で求人倍率が上昇。前年実績を上回る採用数を見込む企業が増加

求人倍率が最も高かったのは「IT/通信」で、2.72倍でした。3月の年度末で募集が終了した求人があったため、求人数が前月比99.0%で微減し、求人倍率は前月から-0.07ptとなりました。求人の減少は一時的なもので、今後は増加に転じると予想されます。

求人倍率が上昇したのは「メーカー」で、前月比+0.01ptの0.71倍でした。求人数は前月比103.6%となり、調査開始以来の最高値を更新しました。転職希望者数は前月比102.6%でした。4月に今年度の採用活動を開始した企業が多く、前年実績を上回る採用計画が立てられています。

求人数が多いのは機械系の自動車、電機、電子部品メーカーですが、化学系の素材、食品、消費財メーカーの求人数も増加傾向で、中には業界未経験者がチャレンジできる求人も見られるようになっています。

業種 2016年4月求人倍率 前月差
全体 1.07 ▲ 0.03
IT/通信 2.72 ▲ 0.07
メディア 0.84 ▲ 0.01
金融 0.67 0.00
メディカル 1.34 ▲ 0.14
メーカー 0.71 0.01
商社/流通 0.28 ▲ 0.03
小売/外食 0.41 ▲ 0.04
サービス 1.25 ▲ 0.01
その他 0.59 ▲ 0.06
業種別の転職求人倍率【グラフ】

職種別:IoT推進の波を受け、「技術系(IT/通信)」「技術系(電気/機械)」の採用ニーズが高まる

求人倍率が最も高かったのは「技術系(IT/通信)」で、前月から横ばいの3.29倍。求人数は前月比101.1%、転職希望者数は前月比101.0%となりました。IoT、AI、ビックデータなどを活用し、生産性向上や新たなビジネスチャンスを探る企業が増えており、ITエンジニアの中途採用は引き続き活発です。

求人倍率が最も上昇したのは「技術系(電気/機械)」で、前月比+0.08ptの2.01倍。求人数は前月比106.8%、転職希望者数は前月比102.7%でした。自動車の自動運転や安全支援システムなど、IoTを中心に新たな技術開発に力を入れる企業が多いため、機械設計や回路設計、組み込み・制御設計などの職種では求人倍率が4倍を超え、経験者は応募する求人を数多くの中から選べる状態です。

職種 2016年4月求人倍率 前月差
全体 1.07 ▲ 0.03
営業系 1.04 ▲ 0.01
企画・事務系 0.74 ▲ 0.02
技術系(IT/通信) 3.29 0.00
技術系(電気/機械) 2.01 0.08
技術系(メディカル) 1.36 ▲ 0.24
技術系(化学/食品) 0.37 ▲ 0.02
技術系(建築/土木) 1.73 ▲ 0.01
専門職 1.88 ▲ 0.01
クリエイティブ系 0.89 ▲ 0.06
販売/サービス系 0.49 ▲ 0.06
事務・アシスタント系 0.09 ▲ 0.01
職種別の転職求人倍率【グラフ】
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