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月次転職マーケットの”今”を知る! 2019年9月9日発表

転職求人倍率レポート(2019年8月)

「転職求人倍率」は、dodaエージェントサービスの直近のデータを用いて、いまの転職マーケットを読み解く、dodaオリジナルのコンテンツです。業種、職種別に転職の難易度がわかりますので、転職活動の計画を立てるときに役立ちます。

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全体:求人倍率は2.79倍。職種別で「技術系(IT・通信)」「技術系(建築・土木)」の求人倍率が最高値を更新

2019年8月の転職市場の概要

・2019年8月の求人倍率は2.79倍(前月比+0.31pt/前年同月比-0.01pt)。
・求人数は前月比99.5%、転職希望者数は前月比88.5%。
・求人数は前年同月比109.6%、転職希望者数は前年同月比109.9%。

・業種別では、8業種(「その他」を除く)のうち「金融」「サービス」の2業種で求人数が前月比で増加。
前月比で求人の増加率が特に高かったのは、「金融」(前月比103.2%)、「サービス」(前月比101.6%)。
前年同月比で求人の増加率が高かったのは、「金融」(前年同月比137.1%)、「小売・外食」(前年同月比125.3%)。

・職種別では、11職種のうち「営業系」「技術系(電気・機械)」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「クリエイティブ系」「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」 の8職種で求人数が前月比で増加。
前月比で求人の増加率が特に高かったのは、「販売・サービス系」(前月比103.7%)、「技術系(電気・機械)」(前月比101.3%)。
前年同月比で求人の増加率が特に高かったのは、「技術系(建築・土木)」(前年同月比132.2%)、「事務・アシスタント系」(前年同月比129.5%)

2019年8月の転職マーケット

転職求人倍率・求人数・転職希望者数【グラフ】

8月の求人倍率は、前月から0.31pt上昇し、2.79倍となりました。求人数は前月比99.5%、転職希望者数は前月比88.5%と、ともに前月比で減少しましたが、例年同様お盆期間中に活動する人が減り、転職希望者の減少幅が大きかったことが求人倍率上昇の要因となりました。

前年同月比では、求人数は109.6%、転職希望者数は109.9%と、転職希望者数の増加幅が求人数のそれをわずかに上回ったため、求人倍率は0.01pt下降しました。求人倍率は高い水準で横ばいとなっており、転職希望者にとって転職先の選択肢が多い状況は続いています。

当月は、職種別にみると、「技術系(IT・通信)」の求人倍率が10.83倍、「技術系(建築・土木)」の求人倍率が6.04倍となり、ともに2014年4月以来の最高値を更新しました。これらの職種では、世の中の需要の増加により、技術者の増員を図る企業が多く、求人数の増加傾向が続く一方、転職希望者は横ばいのため、求人倍率が高騰しています。

業種別:最も求人の増加率が高かったのは、前月比、前年同月比ともに「金融」

業種 求人倍率 前月比 前年同月比 求人数 転職希望者数
全体 2.79   0.31   -0.01 - -
IT・通信 8.33   1.09   0.58 10+ 10+
メディア 2.25   0.21   -0.46 8 4
金融 1.99   0.31   0.39 10+ 6
メディカル 2.53   0.33   0.26 10+ 4
メーカー 2.17   0.22   -0.09 10+ 10+
商社/流通 1.23   0.08   0.09 6 5
小売/外食 0.98   0.09   0.13 10+ 10+
サービス 3.07   0.35   -0.04 10+ 10+
その他 1.27   0.14   -0.93 5 4

求人倍率は、前月比では8業種(「その他」を除く)すべてで上昇しました。前年同月比では上昇幅の大きな順に、「IT・通信」「金融」「メディカル」 「小売・外食」「商社・流通」の5業種で上昇しました。

求人数は、前月比では8業種のうち「金融」「サービス」の2業種で増加。
前年同月比では「メディア」を除く7業種で求人数が増加しました。

前月比で求人の増加率が特に高かった「金融」(前月比103.2%)では、格付け会社や生命保険で採用が活発です。
「金融」は、前年同月比でも最も増加率が高く、前年同月比137.1%となっています。

「サービス」(前月比101.6%)では、技術者派遣に強みを持つ人材サービス会社や、不動産仲介など建築・不動産関連の企業で特に求人数が増加しました。

前年同月比で「金融」に次いで求人の増加率が高かったのは「小売・外食」(前年同月比125.3%)でした。

「小売・外食」では、外食チェーンの店長職や、インターネット通販、携帯キャリアの販売代理店などで求人数が増加しています。

業種別の転職求人倍率【グラフ】

職種別:最も求人の増加率が高かったのは、前月比では「販売・サービス系」、前年同月比では「技術系(建築・土木)」

職種 求人倍率 前月比 前年同月比 求人数 転職希望者数
全体 2.79   0.31   -0.01 - -
営業系 2.61   0.36   -0.08 10+ 10+
企画・管理系 2.19   0.18   0.04 10+ 10+
技術系(IT・通信) 10.8   1.10   1.12 10+ 6
技術系(電気・機械) 4.94   0.65   -0.25 10+ 8
技術系(メディカル) 1.92   0.22   -0.33 4 2
技術系(化学・食品) 1.54   0.20   0.08 5 3
技術系(建築・土木) 6.04   0.55   0.87 10+ 4
専門職 7.91   0.92   0.60 10+ 2
クリエイティブ系 1.90   0.20   -0.53 7 4
販売・サービス系 1.20   0.22   -0.11 10+ 10+
事務・アシスタント系 0.31   0.02   0.03 5 10+

求人倍率は、前月比では11職種すべてで上昇しました。「技術系(IT・通信)」「技術系(建築・土木)」では、求人倍率が2014年4月以降の最高値を更新しました。
前年同月比では上昇幅の大きな順に、「技術系(IT・通信)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「技術系(化学・食品)」「企画・管理系」「事務・アシスタント系」の6職種で上昇しました。

求人数は、前月比では「営業系」「技術系(電気・機械)」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「クリエイティブ系」「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」 の8職種で増加。

前年同月比では11職種のうち「企画・管理系」「技術系(IT・通信)」「技術系(電気・機械)」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」の8職種で増加しました。

前月比で求人の増加率が特に高かった「販売・サービス系」(前月比103.7%)では、店舗での販売スタッフの求人数が大きく伸びており、携帯キャリアの代理店がショップスタッフの採用に力を入れていることが増加の要因となりました。

「技術系(電気・機械)」(前月比101.3%)では、機械設計や回路設計のエンジニアの求人数が増加しています。自動運転に関する開発やIoT(Internet of Things)の推進などを背景に自動車や電気製品関連の求人が増えています。

前年同月比で求人の増加率が特に高かったのは、「技術系(建築・土木)」(前年同月比132.2%)でした。施工管理の求人が引き続き多く、再開発やリノベーションのため、建築系、設備系、土木系いずれの分野も増加しています。また、プラントの保守、管理系のエンジニアの求人も伸びています。
「事務・アシスタント系」(前年同月比129.5%)では、一般事務、営業事務のほか、総務アシスタントや法務アシスタントの求人で採用が活発化しています。

職種別の転職求人倍率【グラフ】

2019年9月以降の転職マーケット

9月以降の転職マーケットは、下半期に採用予定の求人が出始める一方上半期で採用が充足した求人が終了になることが予想され、求人数は横ばいとなるでしょう。世界経済の先行きが不透明なため、製造業などを中心に採用をやや慎重に行う動きがみられるものの、全体としては自社に必要な経験を持つ人は積極的に採用を行う方針の企業がほとんどです。
転職希望者は、9月ごろから年末の退職を目標に転職活動を始める人が増えるため、増加するでしょう。 そのため求人倍率は年末にかけて下降が続く見込みです。

転職希望者にとって、転職先の選択肢が多い市況は続いているものの、求人によっては、経験者重視の採用になっている、競合となる応募者が多いといった理由で、内定の獲得が以前よりも難しくなっています。希望の仕事へ転職するためには、これまでの経験を活かせる仕事へ応募することや、選考前に応募先の企業についてよく調べるなど、事前の準備を念入りに行うことが必要となっています。

転職求人倍率の定義

「転職求人倍率」は、dodaエージェントサービスの登録者1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です(小数第三位を四捨五入)。

【算出式】転職求人倍率=求人数(採用予定人数)÷転職希望者数

【求人数】①当月中に新たに登録された新規求人数(採用予定人数)と、②前月からの繰越求人数(採用予定人数)の合算。

【転職希望者数】 ③当月中に新たに登録した新規登録者数と、 ④前月から継続登録している繰越登録者のうち当月1件以上の求人に応募した登録者の数を合算。

※求人数、転職希望者数ともに、dodaエージェントサービスに登録された求人、登録者を算出対象としています。
※繰越登録者数は、当月からさかのぼって6カ月以内の新規登録者数です。
※転職希望者の「業種」「職種」は、希望する業種・職種ではなく、直近の仕事の業種・職種です。

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