ビジネスパーソン15,000人に調査!仕事満足度ランキング201719業種・110職種 ビジネスパーソン15,000人に調査!仕事満足度ランキング201719業種・110職種
ランキング・データ・調査
今の仕事に満足している人が多い職種・業種は?ビジネスパーソン15,000人に、現在就いている職種に対する満足度を「総合」「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間(残業・休日など)」「職場環境(社風・周囲の社員など)」の5つの指標別に、100点満点中で何点か答えてもらいました。
15,000人の仕事満足度は63.7点!企画・管理系職種がランキング上位の半数を占める
ビジネスパーソン15,000人に聞いた仕事満足度ランキングの各指標の平均点は、100点満点中「総合」が63.7点、「仕事内容」が65.5点、「給与・待遇」が58.4点、「労働時間」が67.4点、「職場環境」が61.8点という結果に。5つの指標の中では「労働時間」に対する満足度が最も高く、反対に「給与・待遇」に対する満足度が最も低くなっています。今回、110職種の「総合」の満足度平均点を基にランキングにしてみると、上位20職種のうち、9つが企画・管理系職種となりました。
職種ランキング(TOP20)
満足度指数73.5
仕事
満足度指数73.5
- ・いろいろな知識を習得する機会、勉強になることが多い
- ・業務内容に比して給与、労働時間などは恵まれていると思う
満足度指数70.4
仕事
満足度指数70.4
- ・自分の得意領域を伸ばすことで会社の収益に貢献できる
- ・やりたかった職種を担当できており、仕事にやりがいがある
満足度指数69.5
仕事
満足度指数69.5
- ・裁量権を与えられ、チャレンジングな事案もあり、成長を実感
- ・人生にとっても役立つ知識、経験が得られる
6位データベース・セキュリティエンジニア(IT・通信エンジニア)
満足度指数69.2
仕事
6位データベース・セキュリティエンジニア
(IT・通信エンジニア)
満足度指数69.2
- ・労働時間を意識した取り組みを行っている
- ・専門的技術が日々身につく
満足度指数68.7
仕事
満足度指数68.7
- ・業務の量、質ともにバランスよい。仕事をやりとげた時の満足度が高い
- ・現場、内業、書類作成と変化に富んでいる。面白い
満足度指数68.1
仕事
満足度指数68.1
- ・資格が活かすことができ、自分の能力を発揮できる
- ・期限を守れば、自分のやり方が認められるのでよいと思う
12位英文事務アシスタント・通訳・翻訳(事務・アシスタント職)
満足度指数67.8
仕事
12位英文事務アシスタント・通訳・翻訳
(事務・アシスタント職)
満足度指数67.8
- ・仕事と家庭のバランスが取りやすく、子育てしながらでも働きやすい
- ・もともと就きたかった仕事で、自分の仕事にやりがいを感じる
12位営業企画(企画・管理職)
14位総務(企画・管理職)
満足度指数67.7
仕事
14位総務(企画・管理職)
満足度指数67.7
- ・やりがいもあり、みんなで意見を出し合いながら仕事ができる
- ・定時に終わることが多く、仕事以外の時間も有効活用できる
14位薬事(医療系専門職)
満足度指数67.7
仕事
満足度指数67.7
- ・将来性のあるサービスを任せてもらえて、やりがいがある
- ・自分の力が発揮できていて伸び伸びと仕事できている
満足度指数67.5
仕事
満足度指数67.5
- ・自分のやりたいことが仕事にできており、学ぶ環境が多くある
- ・福利厚生が充実しており、比較的休みを取りやすい
満足度指数67.3
仕事
満足度指数67.3
- ・仕事にやりがいがあり、ワーク・ライフ・バランスも取れている
- ・新たな業務改善を検討するなど前向きな仕事ができる
18位総合商社(営業職)
職種別にデータを見る
職種ランキングの傾向
~総合満足度1位は「融資審査・契約審査(金融系専門職)」で、73.5点~
110職種の中で総合の満足度が高いのは、1位が「融資審査・契約審査(金融系専門職)」、2位が「MR(営業)」、3位が「人事(企画・管理)」という結果になりました。
1位の「融資審査・契約審査(金融系専門職)」は5つの指標すべてで満足度が高く、どの項目も、110職種中上位5つに入るほどの満足度の高さです。回答者のコメントを見ても、「会社全体に対する貢献を感じられる」「成果に対する明確な報酬がある」など、仕事へのやりがい、年収に対する満足度が目立つ一方、「残業は少なめ」「有給を取りやすい」などワーク・ライフ・バランスを取りやすい環境であることがうかがえるコメントが多数あり、全体的なバランスが取れている結果が満足度にも表れていると考えられます。
2位の「MR(営業)」は仕事内容、職場環境の満足度も高かったのですが、給与・待遇の満足度が110職種中最も高い職種でした。平均年収ランキングからもわかるように、営業職の中でも給与が高い職種であることが背景にあると考えられます。 仕事内容に関しても、「人の生活を改善できる製品を扱っているから」「生命に関わる仕事に携わっており、使命感を持って取り組める」など、自身の仕事が人の健康や生活に影響を与えることに対してやりがいを感じるコメントが目立ち、満足度を高める要因になったといえるでしょう。
3位の「人事(企画・管理)」も全体的に満足度が高い中で、特に、給与・待遇の満足度が全110職種の中で3番目という結果に。平均年収ランキングを見ても、給与が特に高い、というわけではありませんが、会社の管理部門に深く関わっている職種のため、客観的な視点から「現在の仕事に見合った給与である」といった認識が芽生えやすいのが要因と推察されます。
今回の仕事満足度ランキングは、上位20職種のうち9つが企画・管理系職種となり、コメントを見ても、「希望通りの仕事ができている」「やりたかった職種に就けているから」という意見が目立ちました。企画・管理系職種は、やりたいこと・得意なことを仕事にしている人が多い傾向にあり、仕事内容に対する希望と現実のギャップが少なく満足度が高い結果につながっていると考えられます。
仕事満足度に最も影響するのは「仕事内容」
今回15,000人の回答からは、総合的な仕事満足度に最も影響する指標が「仕事内容」であることも分かりました。次いで「給与・待遇」「職場環境」「労働時間」が続きます。つまり、仕事内容に満足している人は仕事に対する総合的な満足度も高くなり、反対に、職場環境や労働時間に満足していても仕事内容に満足できていない人は、総合的な満足度が低くなる傾向が見られます。
働き方改革の影響か、「柔軟な働き方」を評価する声が目立つ
本満足度調査では、5つの指標の中で「労働時間」に対する満足度の平均点が67.4点と最も高い結果となりました。労働時間の満足度が高かった上位20職種のうち、半数以上が企画・管理系の職種であり、「残業、休日についての働き方の方針がある」「フレックスタイムかつ休みの希望が通りやすい」といった、メリハリのある働き方ができるというコメントが目立ちました。また、「働き方改革で残業削減に取り組んでいる」など、働き方改革が進む昨今、特に会社の管理部門に所属する職種では労働時間の改善に向けた取り組みの効果が感じられるコメントも多く見られました。企画・管理系の職種以外にも、職種を問わず、「フレックス、有給などをきちんと取るルールがある」「時間単位の有給取得などを積極的に採用している」など働き方改革に取り組んでいるといったコメントが見られます。メリハリを持って休めたり、柔軟に勤務スタイルが調整できたりすることが、労働時間に対する満足度の平均点がほかの4指標より高くなった要因だと考えられます。