今の仕事に満足している人が多い職種・業種は? 仕事満足度ランキング2019
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公開日:2019/9/9
今の仕事に満足している人が多い職種・業種は? ビジネスパーソン15,000人にアンケートを行い、現在就いている職種に対する満足度を「総合」「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間(残業・休日など)」「職場環境(社風・周囲の社員など)」の5つの指標別に、100点満点中何点かで答えてもらいました。
ザックリまとめると
- 15,000人の仕事満足度は64.7点
- 118職種で満足度が最も高いのは「内装設計・インテリア(建築/土木系エンジニア)」。 昨年首位のMRは2位に。
- ランキング上位には、技術職や企画・管理職などの専門性の高い職種が並んでいる
15,000人の仕事満足度は64.7点! 「労働時間」の満足度が昨年から7.1点アップ
ビジネスパーソン15,000人に聞いた仕事満足度ランキングの各指標の平均点は、すべての指標で昨年を上回る結果となりました。100点満点中「総合」が64.7点(昨年62.2点)、「仕事内容」が69.2点(昨年64.2点)、「給与・待遇」が62.6点(同56.5点)、「労働時間」が73.6点(同66.5点)、「職場環境」が66.9点(同60.3点)という結果に。特に、「労働時間」に対する満足度が5つの指標の中で最も高く、昨年に比べて7.1点アップし、働き方改革がより浸透してきたというコメントが多く見られました。 今回調査した118職種の「総合」満足度の平均点を基にランキングにすると、上位20職種のうち、企画/管理系職が7つ、技術職が6つ、専門職が3つ、営業職が2つ、事務/アシスタントが1つ、販売/サービス職が1つという内訳となりましたが、ランキング上位職種以外にも、全体的に「ワーク・ライフ・バランスが保たれるようになった」「有給休暇が取得しやすくなった」という意見が多く見られました。
職種ランキング(TOP20)【総合】
※()内は昨年の順位を表しています。
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4位(11)セールスエンジニア・アプリケーションエンジニア・FAE (モノづくり系エンジニア)
満足度指数71.8
仕事
満足度コメント
- ・管理職でなくとも年収1000万円以上が可能だから
- ・もう少し創造的な仕事はほしいものの、裁量が与えられているのはうれしい
-
5位(42)研究/開発(素材・化学・食品・化粧品・その他)(素材/化学/食品系エンジニア)
満足度指数71.7
仕事
満足度コメント
- ・ある程度時間に自由が利き、働きやすい
- ・周りと比較して待遇が良いので
-
7位(78)品質管理/品質保証(モノづくり系エンジニア)
満足度指数70.9
仕事
満足度コメント
- ・自分の能力が認められて、必要とされているから
- ・客先・仕入れ先・社内といろいろな人と接することができて面白い
-
8位(56)アプリケーション・ミドルウェア・デバイスドライバ・ファームウェア(モノづくり系エンジニア)
満足度指数70.8
仕事
満足度コメント
- ・自分の経験を発揮でき、やりがいを感じる
- ・良い意味で好き放題で、仕事に没頭できる
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16位(64)教育/スクール/研修/塾講師/専門学校/英会話学校(販売/サービス)
満足度指数68.5
仕事
満足度コメント
- ・利用者だけでなく、自身も勉強になるから
- ・次世代育成にやりがいを感じる
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17位(87)データベース/セキュリティエンジニア(IT/通信系エンジニア)
満足度指数68.2
仕事
満足度コメント
- ・仕事に自分でメリハリをつけられるので
- ・多くの知識を身につけられる
その他の職種の満足度も見る
職種ランキングの傾向
~総合満足度1位は「内装設計・インテリア(建築/土木系エンジニア)」で、73.5点~
118職種の中で総合の満足度が高いのは、1位が「内装設計・インテリア(建築/土木系エンジニア)」、2位が「MR(営業職)」、3位が「英文事務(事務/アシスタント)」という結果になりました。
1位の「内装設計・インテリア(建築/土木系エンジニア)」は、職場環境以外の4つの指標で満足度が平均70点を超えました。特に仕事内容に対する満足度が高く、「お客さまのインテリアを考えるのが楽しい」「回転が速く、飽きず、やりがいがある」など、仕事そのものを楽しんでいるコメントが多く見られました。
2位の「MR(営業職)」は、昨年1位、一昨年2位と、高い満足度を維持している職種です。5つの指標すべてで70点を超える高い満足度となっており、中でも給与・待遇と労働時間が満足につながっているようです。回答者のコメントでは、「他業種と比べて十分」「今の業務に対して満足できる年収」など、給与・年収に関して言及している人が多く見られました。一方、「自身の裁量に任されているのでコントロールしやすい」「忙しいこともあるが休みも十分」など、仕事とプライベートがバランス良く保てる職種であることがうかがえます。
3位の「英文事務(事務/アシスタント)」は総合、仕事内容、労働時間、職場環境の4つの指標で満足度が高く、特に職場環境の満足度が全118職種の中で2番目。「同業他社・同僚に良い人が多く、仕事がしやすい」「上司にも意見を言える環境」などのコメントがあり、人間関係の良さも満足度に影響しているようです。
昨年は企画・管理系職種が上位10位のうち5つ占めていましたが、今年は技術系職種が上位10職種中5つ。この5つの職種で満足度が特に高いものは労働時間となっており、「技術職なので、ある程度自主性を重んじてくれる」「フレックス制で在宅勤務だから、自由度が高い」など、会社が厳しく管理しないことへの満足度がコメントに表れていました。
総評
・「総合」の満足度が高い職種は「給与・待遇」にも満足
15,000人の回答からは、仕事満足度「総合」が高く出ている職種は「給与・待遇」の満足度も高いことが分かりました。給与・待遇の満足度が平均より高い人は「仕事内容に見合っている」「結果による評価で相応の待遇を得ている」というコメントが散見され、自分の仕事や働きぶりにあった給与が払われていると感じると満足度につながるといえます。
・働き方改革は「休み方」と「業務・仕事量の調整」をセットで
また、昨年に引き続き、5つの満足度指標の中で「労働時間」に対する満足度の平均点が73.6点と最も高い結果となりました。「フレックスタイム」「有給休暇取得促進」「在宅勤務」「ノー残業デー」など、会社側が率先して残業や働きやすさを推進してくれたとのコメントが多数見られました。しかし一方で「休みが増えた分、仕事量が増えた」「残業がNGになったが、終わらないので持ち帰っている」「有給休暇の義務化で、夏季休暇と年末年始休暇は有休消化になった」など、そもそも制度として機能していないコメントも見られました。働き方改革をうたっていても、結果的にしわ寄せがくることも。会社は「休み方」とセットで「業務・仕事量の調整」を行う必要性も感じられました。
編集後記
今回の15,000人の仕事満足度は平均64.7点で、昨年より2点以上アップしていました。ご自身の仕事を振り返り、昨年と今でどれくらい満足度が上がったか下がったか考えてみるのもいいかもしれません。また、「満足」という言葉は解釈が人によって違います。「ほどほどに休んで仕事したい」という人もいれば「とにかく仕事が好きでずっとやっていたい」という人もいるでしょう。いま一度、ご自身が仕事やプライベートで大事にしていることを考えてみて、今の働き方と合っているかを考えてみてはいかがでしょうか。
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【雇用形態】正社員
【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースを元に実施、doda会員登録の状況については不問)
【実施期間】2019年7月
【有効回答数】15,000件
※調査方法・集計方法は年によって異なります
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