もくじ
面接を苦手に感じるのは自然なこと
面接を苦手に感じるのは決して特別なことではありません。初めて会う相手に対し、自分をアピールするのは簡単なことではないでしょう。たとえ社会人としての経験が豊富でも、転職経験があっても、面接という場面で緊張や不安を感じるのはごく普通のことです。
とはいえ、書類選考を通過できたからこそ面接に進めているので、まずは苦手に感じる原因を理解し、少しずつでも自信を持って面接に臨むことができるよう対策していきましょう。
面接を苦手に感じる原因
面接を苦手に感じる理由はさまざまですが、主に心理的な要因が大きく関わっています。特に、失敗を恐れすぎることや面接官の態度に対して一喜一憂してしまうこと、マナーや言葉遣いに自信がないこと、そして話し慣れていないことなどが挙げられます。
これらの要因が重なることで、面接に対する不安が増し、結果として苦手意識が強まってしまうのです。ここでは具体的な原因について詳しく解説していきます。
失敗を恐れすぎている
過去に面接で不採用になったり、質問に答えられなかった経験などがあると、今回こそは失敗したくないという気持ちから、自分に強いプレッシャーになりがちです。どれだけ準備を重ねても、不足しているのではと不安になる人もいるようです。
面接官の態度を気にしてしまう、値踏みされている感じが苦手
面接官の態度が威圧的に見えると、緊張が増し、萎縮してしまうことがあります。たとえ温和な雰囲気の面接官であっても、採用に値するか、値踏みされているのではないかと感じてしまう人もいます。
このようなケースでは、面接官の一言一句に敏感になりすぎて、自己アピールが難しくなります。面接中に自分の発言がどう評価されるかを気にしすぎることで、自然な会話ができなくなってしまうのです。
面接の受け答えや立ち振る舞いに自信がない
面接だからといって特別な立ち振る舞いや言葉遣いが求められることはなく、ビジネスパーソンとしてしっかり対応できていれば問題ありません。しかし、面接に慣れていないために、受け答えや立ち振る舞いに自信が持てず、面接に臨むことが難しいと感じる人が多いようです。
結果的に、自分自身のアピールポイントも自信を持って話せず、面接の結果につながらないケースが増えてしまうでしょう。このループが続くことで、面接への苦手意識がよりいっそう高まってしまいます。
話し慣れておらず、話すこと自体が苦手
コミュニケーションが苦手な人にとって、初対面の相手に自分のことを伝えるのは大きなハードルです。特に普段、社外の人とのコミュニケーション機会が少ない職種や部門で働いている人は、話すこと自体に慣れておらず、面接での会話を難しく感じることがあります。
面接では限られた時間の中で自分の強みや経験を伝える必要がありますが、思うように伝えられないと結果にもつながらず、面接への苦手意識が高まってしまうでしょう。
このように、面接を苦手に感じる原因は多岐にわたりますが、面接で緊張しやすいということも苦手意識をより強くしてしまいます。面接は緊張するものと捉えた上で緊張を和らげる方法を知って対策しておくことも苦手意識を軽減するひとつの手です。
面接での緊張を和らげる方法についてはこちらをご覧ください。
苦手意識の克服をするための対策7つ
ここでは、面接への苦手意識を和らげるための7つの対策をご紹介します。これらの対策を実践することで、面接への不安を軽減し、自信を持って臨むことができるようになるでしょう。
質問に備えて回答の準備や自己分析を行う
面接でよく聞かれる質問は、事前に回答を準備しておきましょう。まずは、一般的に聞かれる質問を把握し、それに対する回答を整理することが大切です。あいまいな答えにならないよう、自分の経験やスキルを具体的に説明できるように準備しましょう。
面接でよく聞かれる質問を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
面接に向けて自分の強みは何かを整理したい方は、dodaの「自己PR」発掘診断の活用がおすすめです。いくつかの質問に回答するだけで、自分の強みを客観的に診断してくれます。自己分析の導入として使用し、さらに自分で深掘りしていくことで、さらに自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。
面接での受け答えや立ち振る舞いのポイントを押さえる
面接では、受け答えや立ち振る舞いも評価されるポイントです。とはいえ、特別な対策が必要なわけではなく、ビジネスパーソンとして基本的なことを押さえておけば問題ありません。例えば、以下のような点に注意しましょう。
- 時間を厳守する
- 清潔感のある身だしなみにする
- 適切な敬語を使用する
- ていねいなあいさつを心掛ける
- 姿勢を正して座る
面接の受け答えや立ち振る舞いについてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
声に出して何度も練習する
実際に声に出して練習することも重要です。自分の言葉で話し、耳で聞くことで、本番でよりスムーズに話せるようになります。話し方やトーンを確認するために、動画に撮って見返してみるのも効果的でしょう。また、自分の姿を客観的に見ることで、改善点も見えてきます。
練習を重ねることで、自然な話し方が身につき、自信を持って面接に臨むことができるようになるでしょう。
複数の相手と練習をする
一人での練習も大切ですが、複数の相手と練習することも重要です。実際に対面で練習することで、「相手に伝える」という感覚がつかめます。練習する際は、毎回同じ相手とだけ行うのではなく、できるだけ多くの人と練習することで、さまざまなフィードバックを受けることができます。
模擬面接を行うならdodaエージェントサービスの利用がおすすめ。キャリアアドバイザーのアドバイスを受けながら練習することができるので、面接対策を効率的に進められます。
面接官も一人のビジネスパーソンだと考える
面接官を特別視しすぎないことも大切です。面接官も応募者と同じビジネスパーソンであり、緊張している場合もあります。他の部署の社員や取引先の担当者と話すようなイメージで接することで、リラックスして話せるでしょう。
「回答」ではなく「会話」という意識を持つ
面接では、質問に的確に「回答」することも大切ですが、一番重要なのは相手と「会話」をすることです。相手の話をしっかりと聞き、伝えるべきことを伝え、コミュニケーションを取ることが求められています。
面接官もあなたのことを知りたいと思っているので、一問一答のような回答ではなく、会話を楽しむ意識で臨みましょう。これにより、緊張や恐怖が軽減され、より自然な形で自分をアピールすることができます。
面接を選考通過しなくても否定されたわけではないと考える
たとえ面接に通過しなくても自分が否定されたと考える必要はありません。合否は企業側の都合や面接官との相性、タイミングなど、さまざまな要因から判断されます。通過しなかった面接も経験のひとつと捉えて、次の面接に活かすことが大切です。
どうすれば通過率が上がるか知りたい方は、ぜひdodaエージェントサービスでご相談ください。キャリアアドバイザーがあなたの強みや改善点を見つけ、次のステップにつなげるためのサポートをします。
面接が苦手ならキャリアアドバイザーと面接の準備をしよう
面接を苦手と感じているなら、dodaエージェントサービスでキャリアアドバイザーに相談してみるのもひとつの方法です。キャリアアドバイザーは、あなたの強みや弱みに応じて、面接での受け答えのアドバイスを教えてくれます。具体的には、想定される質問に対してどのように答えるべきか、どのように自己PRを行うかなどを一緒に考え、練習することができます。
面接対策だけでなく、求人情報の提供や応募書類の添削など、多岐にわたるサポートを行っているので、転職活動に不安を感じている方はぜひ一度ご相談ください。効率的な転職活動であなたに合った転職先を見つけましょう。
この記事を監修したキャリアアドバイザー
国家資格キャリアコンサルタント
【経歴】
5年半のメーカー法人営業職を経て、1996年人材業界へ。以来、「個人のお客さまの今後のキャリアに向けてのサポート」と「法人のお客さまの採用課題の解決」に従事。並行して自社の採用面接にも長く携わる。2014年からdoda面接アドバイザーとして、面接準備のご支援を担当。
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