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連載 ホンネの転職白書

転職活動のために有給休暇(有休)は取った?時間の捻出の仕方を調査

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【1】在職中に転職活動を行った人が8割

Q1. 内定を獲得した時の状況は?

内定を獲得したときの転職活動者の状況は、在職中が78.8%、離職中が21.2%という結果となり、約8割の人が在職中に転職活動を行い、内定を得ていることが分かりました。

それでも、離職中の転職活動にはいろいろとリスクが付きもの。仕事が決まらない期間が長引いてしまうと、気持ちや金銭的な余裕がなくなり安易に内定に飛びついてしまったり、企業側から見るあなたへの評価が下がってしまう恐れもあります。特に、目覚ましいスピードで発展する先端技術に関わる業界や職種などでは、最新の動向についていけなくなるといった心配もあるでしょう。離職中の転職活動が絶対にいけないというわけではありませんが、まずは会社を辞めることのリスクにしっかりと目を向け、その上で自分に一番適した活動スタイルを考えてみましょう。

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【2】仕事がある日も転職活動は行った?有給休暇(有休)は取った?忙しい人はどうやって時間を捻出したのか?

Q2. 履歴書・職務経歴書の準備や求人応募は、どんな時間に行いましたか?(複数回答)

Q2. 履歴書・職務経歴書の準備や求人応募は、どんな時間に行ないましたか?(複数回答)

応募書類の準備や求人に応募した時間は、多い順に「休日休暇」が65.2%、「会社の就業時間後」が35.0%、「出社前」が15.2%、「会社の昼休み」が12.7%、「通勤中・移動中」が9.4%、「勤務時間中」が8.9%でした。集中して時間を確保できる休日休暇の活用が最多ながらも、次いで会社の就業時間後や出社前など、出勤日にも並行して転職活動を進めた人は少なくありません。中には、通勤中・移動中や会社の昼休みなどの仕事の合間時間を上手に利用したり、勤務時間中に転職活動をしているといったツワモノも!外回りの営業職のように勤務時間中も一人で行動する時間が長かったり、スケジュールの調整を自分でつけやすい仕事の人たちなのかもしれません。限られた時間の中で内定を獲得するためには、相応の工夫が必要というのは確かに頷ける話ですが、くれぐれも現職でのトラブルを招かないように注意しましょう。

Q3. 転職活動中は1カ月にどのくらい残業をしていましたか?

Q3. 転職活動中は1カ月にどのくらい残業をしていましたか?

転職活動中の1カ月あたりの残業時間は10時間未満が39.3%、10~20時間未満が31.0%、20~40時間未満が17.5%、40~60時間未満が7.1%、60時間以上が5.1%という結果となりました。月に20時間以上の残業を行いながら、並行して転職活動を進めた人が全体の約3割に上ることが分かりました。

Q4.1カ月の残業が20時間を超えていた多忙な人たちに聞きました。転職活動の時間を確保するために工夫したことは?

転職活動の時間を確保するために工夫したことトップ3

1. 休日休暇を活用・会社を休む 18.6%
2. 睡眠時間を削る・早起きする 15.7%
3. 合間時間(通勤中・外回り中など)を活用 10.0%

そのほか

「残業する日としない日をはっきりさせる」(27歳、男性)、「友人の誘いを断る」(27歳、男性)、「気合いと強い思いで乗り切る」(30歳、男性)、「人材紹介会社を利用」(34歳、女性)、「昼休憩の時間を削る」(42歳、男性)

休日を転職活動のために費やしている人が多い一方で、「とにかく寝ない」など睡眠時間や体力を削って活動する人も。その他にも、工夫してメリハリのある働き方を行ったり、プライベートな予定を入れないようにしたりと、仕事と並行して転職活動を進めた人たちの中には、「内定先が決まるまでは転職活動を最優先に頑張る!」といった覚悟を持って臨んでいた人が多く見られます。

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【3】有給休暇(有休)などの休みを取った人は約60%? 出勤日にどうしても転職活動を優先しなければならなくなったら?

転職活動が佳境に差し掛かると、面接の予定が重なってしまうことも増えるため、頻繁に会社を休まなければならなくなるケースもあるでしょう。法律の上では有給休暇を取る際にその理由を伝える義務はありませんが、それでも休みの申請が続いてしまった場合などは身近な上司や同僚に対して何か言い訳をしなければ…という考えになることは少なくないはず。ここでは実際に転職を経験した人たちが、どんな理由で、何回くらい転職活動のための休暇を取っていたのかを見ていきましょう。

Q5.転職活動のために、有給休暇などの休みを取った回数は?

Q5.転職活動のために、有給休暇などの休みを取った回数は?

転職活動のために休みを取得した回数は、0回が41.1%、1回が19.5%、2回が17.8%、3回が9.6%、4回が2.8%、5回が3.0%、6回以上が6.1%でした。
転職活動のための休みを1回も取らなかった人が41.1%と最も多く、次いで1回の取得、2回の取得の人の割合が高い結果になりました。仕事が休みの日に面接を設定することができたなど、スケジュール調整がうまくいった人が多かったようです。

Q6. 転職活動のための休みを取る際に、会社や上司にどのように理由を伝えましたか?

Q6. 転職活動のための休みを取る際に、会社や上司にどのように理由を伝えましたか?

転職活動のために休みを取る際に伝えた理由は、私用が47.4%、体調不良が26.3%、家庭の事情が22.4%、通院が10.8%、旅行が4.7%、冠婚葬祭が4.7%、正直に「転職活動で面接」と伝える人が8.2%、何も言っていない人が10.8%となりました。
そもそも有休取得の際に理由を説明する必要はないのですが、正直に「転職活動で面接」と伝えて会社を休んでいた人が、8.2%もいたことが分かりました。職場に事情を分かってくれる人がいることは確かに心強いことですが、話す相手や状況を間違えてしまうと不本意な引き留めにあったり、現職での仕事がしづらくなったりといったトラブルの原因になってしまうケースもあります。無理にうそをつく必要はありませんが、周りに何をどこまで伝えるべきかは、慎重に見極めるようにしましょう。

Q7. 会社を辞める際に、退職理由はどのように伝えましたか。

Q7. 会社を辞める際に、退職理由はどのように伝えましたか。

最後に、退職理由の伝え方を見てみましょう。最も多かったのは「転職することまでは伝えたが、詳細は秘密にした」(47.2%)。次いで、「何も言わなかった」(38.2%)、「内定先の社名などを詳細に伝えた」(13.0%)、「その他(1.6%)」という結果でした。

退職理由の伝え方も上司や同僚との関係性によるところが大きいため、一概にどうすることが正解とは言い切れませんが、内定した会社名をオープンにしたことでその会社に関する話題を耳にする機会が増え、その結果、不安がどんどん膨らんでしまう可能性も。中には引き留めるための手段として、内定先の雇用条件や就業環境に関する悪いうわさを故意に伝えてくるケースもあるかもしれません。せっかく前向きな気持ちで向き合おうと思っていた新しい会社へのモチベーションが、うそか本当かも分からないうわさ話で下がってしまっては意味がありません。円満退職をかなえるためには、「話すか話さないかで迷うくらいなら、話さない」と割り切る潔さも必要なのではないでしょうか。

まとめ

今回の調査結果で明らかになった転職活動における“みんなの傾向”は、あなたがイメージしていた転職活動の進め方と同じでしたか?異なっていましたか?一人ひとり最適な転職活動の進め方は異なるため、多数派だから正解、少数派だから不正解ということではありませんが、ひと足先に転職を成功させた人たちの活動の実態を知ることで、あなたの不安や迷いも少しは晴れたのではないでしょうか。ぜひ今回の調査結果を、ご自身の転職活動を考える際にも参考にしてみてください。

調査概要

転職活動はおおっぴらに話せないことも多いだけに、その内情を知ることはなかなか難しいもの。周りの人には聞けないけれども本当は気になる、そんな“転職活動の実態”をdodaがあなたに代わって調査してみました。「みんなはどんな風に活動を進めて、新しい職場に入社したのか」を知ることは、きっとあなた自身の転職をスムーズに進めるためのヒントにもつながるはずです。

【対象者】半年以内に転職を経験した、20歳~64歳のホワイトカラー系職種の男女

【雇用形態】正社員

【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査

【実施期間】2014年10月

【有効回答数】500件

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