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大学院卒の履歴書はどのように書く?正しい書き方・注意点を紹介

大学院で培った専門知識や研究経験は、関連する職種に転職する際に強みになります。しかし、履歴書を書くときに大学院の経歴をどのように書けばよいか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

本記事では、大学からそのまま大学院に進学した場合や大学院の在学中に休学・転学した場合など、状況別に適切な書き方と記入例を紹介します。あわせて注意点や大学院の経験をアピールする方法も見ていきましょう。履歴書の項目ごとの書き方はこちら。

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【記入例あり】学歴欄に大学院のことを書くときの書き方

履歴書の学歴欄には、各学校の入学・卒業・修了の時期を時系列で明確に記載します。この基本は大学院の経歴を書くときも同様です。ここでは、以下の6パターンに分けて具体的な書き方を見ていきましょう。

それぞれ学歴欄の記入例もセットで紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

履歴書の書き方 完全ガイド~サンプル見本・作成のコツ・テンプレート~

履歴書の学歴・職歴欄の正しい記入法

大学卒業後にそのまま進学した場合

学士課程を修了してそのまま大学院へ進学したケースの書き方は以下のとおりです。入学・修了の年月と研究科・専攻名を略さずに正しく記載します。

修士課程まで修了した場合は修士課程の入学・修了を、博士課程まで修了した場合は修士課程・博士課程それぞれの入学・修了を書きます。

履歴書に学位を書く欄があるときは、「博士(工学)」や「修士(理学)」のように取得した学位を書きましょう。

転学した場合

大学院の在学中に別の大学や研究科へ転学したケースでは、転学時期と転学先を書きます。転学元・転学先両方の大学院での在籍履歴を時系列順に書けばよく、転学理由は不要です。

上記のように書くことで、いつ・どこに転学したのか明確になります。

休学・留学した場合

留学や休学した場合は、その期間と理由を簡潔に記載します。具体的には、以下のように書くとよいでしょう。

中途退学した場合

修了前に退学した場合は、中途退学した事実とその時期を以下のように明記します。

書き方は定型文を利用すればよく、履歴書の学歴欄に中途退学した理由を書く必要はありません。ただし、面接で質問される可能性が高いため、「インターンシップに参加してそのまま就職しようと考えたため」など、説明できるようにしておきましょう。

修了後に学位を取得できなかった場合

大学院の全課程を修了したものの、論文審査に通らなかったなどの理由で学位を取得できないケースもあります。留年して再挑戦せず、そのまま退学した場合は、以下のように「単位取得退学」と記載します。

上記のように書くことで単純な中途退学ではなく、所定の単位を取得してから退学していることを示せます。

社会人になってから大学院に入学した場合

社会人になってから大学院に通うために会社を休職・退職した場合は、学歴と職歴の両方に関わるため、在職期間と大学院入学・修了の両方を書きます。学歴・職歴それぞれの書き方は以下のとおりです。

大学院に進学した事実は学歴に、企業に就職・退職した履歴は職歴に書きます。大学院に進学するために退職したケースでは、退職理由は「一身上の都合」に該当します。

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大学院の学歴を履歴書に書くときに注意すべき2つのポイント

履歴書に大学院の学歴を書くときには、いくつか意識しておきたいポイントがあります。とくに意識したいポイントは、以下の2つです。

それぞれどのように書けばよいか、注意したい点は何かを紹介します。採用担当者が誤解しないようにするためにも、きちんとチェックしておきましょう。

研究科や専攻を正確に書く

大学院や研究科・専攻の名称は省略せずに正確に書く必要があります。履歴書を書くときには正式名称を確認しておきましょう。

例えば「理工学研究科」を「理工研」などと略すのはNGです。日常会話では略称がよく用いられるため、そのまま履歴書に書かないように注意する必要があります。

また、名称に誤字があると信頼性を損ないかねません。変換ミスなどで誤字が発生するリスクがあるため、書き終えたら一通り見直してから提出してください。

適切な用語を使用する

履歴書を書くときに使用する用語には、混同しやすいものや間違いやすいものがあります。それぞれどのような意味があるのかきちんと理解し、適切な用語を使用しましょう。混同しやすい用語の例は以下のとおりです。

用語 意味
修了 所定の課程を終えたこと
卒業 学校の全課程を終えたこと
修了見込み 今後所定の課程を終える見込みであること
単位取得退学 所定の単位をすべて取得してから退学したこと
中途退学 所定の単位を取得する前に退学したこと

ほかにも、「修了」と「終了」のような単純な誤字にも注意が必要です。書くときに注意するだけでなく、書き終わった後にも間違いやすいポイントであることを意識して注意深く見直すことをおすすめします。

学歴欄以外で大学院での経験をアピールする2つの方法

大学院での学びをアピールできるのは、学歴欄だけではありません。学歴欄だけでは書ききれない場合は、以下のように各所でアピールするとよいでしょう。

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履歴書の自己PR欄で応募企業に関連する研究内容を紹介する

大学院での研究が応募職種に直結する内容である場合は、その内容と実績、得られたスキルを簡潔にまとめます。自己PR欄を書くときのアピールポイントのひとつとして活用しましょう。あわせて、論文を発表した経験や共同研究の実績も盛り込むと効果的です。

ただし、転職でよりアピールしたいのは、社会人経験とそこで培ったスキルです。そのため、これまでの職歴をメインとしつつ、応募した職種と関連性がある大学院での研究経験を補足的にアピールするとよいでしょう。

自己PRの例文と書き方|履歴書・職務経歴書・面接で使える書き方・伝え方を解説

職務経歴書に学生時代の研究内容を記入する

応募する企業の事業内容や業務内容に、自身の研究テーマが関連している場合には、履歴書とあわせて提出する職務経歴書に研究内容を記載すると効果的です。とくにバックグラウンドを活かす職種への応募や、社会人経験が浅い場合は、学生時代の経験も記載することで、ポテンシャルの高さや知識の深さのアピールが有効な場合があります。修士・博士で内容が異なる場合は、それぞれ記載しましょう。職務経歴書への記載方法は「論文・特許・学会発表」「学生時代の研究」といった見出しを追加し、下記の記載例のように伝えると伝わりやすいです。

■論文・特許・学会発表
・「論文テーマ」〇〇年〇〇学会、〇年〇月
・「論文テーマ」〇〇年〇〇学会、〇年〇月

■学生時代の研究:
・所属:○○研究室
・テーマ:
・概要(3~4行程度の文章):
・成果:
・身につけた 知識・経験(学問や、分析・実験手法、企業とのやり取り、使用機器、必要知識・スキルを、箇条書きで記載する):

大学院の学歴を書くときのよくある質問

履歴書に大学院のことを書こうとすると、いくつか疑問が浮かぶことがあります。ここでは、よくある疑問として以下の2つを紹介します。

大学院での研究内容を活かせる求人に応募したい。卒業から年数が経っていても記載すべき?

卒業から年数が経っていても、研究内容が応募職種に関連するなら積極的にアピールしましょう。

研究の具体的な内容と成果、そこで学んだこと、習得したスキルを具体的に書くのがおすすめです。あわせて、その経験を転職後にどのように活かせるかも伝えましょう。

修士課程と博士課程の両方を書く必要はある?

博士課程を修了しているなら、修士課程と博士課程の両方を記載します。学歴欄の書き方は以下のとおりです。

一般的に修士課程を修了してから博士課程に進む流れであるため、上記のような書き方になります。

履歴書には大学院の経験を正確に記載しよう

大学院の経歴は専門性が高く、実務でも活用できる経験やスキルといえます。関連する職種に応募する場合はとくに、履歴書に正しく記載することでアピールポイントのひとつになります。

とはいえ、経験やスキルを正確にアピールするのを難しく感じることもあるでしょう。dodaではスムーズに履歴書を作成できる「履歴書作成ツール」を用意しているため、ぜひこの機会に利用してみてください。

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また、dodaエージェントサービスでは、経験やスキルを発揮できる求人の紹介や、履歴書・職務経歴書のアドバイスなど、さまざまなサポートを提供しています。これから転職しようと考えている人や転職活動中の人は、一度ご相談ください。

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