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年代別転職のポイントも解説! コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】

  • #年齢・年代
  • #調査・データ

公開日:2021/2/22

2008年~2020年の期間に、dodaエージェントサービスを利用して転職したビジネスパーソン24万人の“転職年齢”を、職種や男女別に調査しました。転職成功者の年齢は、どのように変化しているのでしょうか? 新型コロナウイルスの影響はあったのでしょうか。また、年代別の転職のポイントとは?

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【転職成功者の年齢調査】平均年齢やコロナの影響、年代別のポイントは? 【転職成功者の年齢調査】平均年齢やコロナの影響、年代別のポイントは?

ザックリまとめると

  • 2020年に転職した人の平均年齢は32.0歳、男女ともに過去13年で最も高い
  • 35歳以上の割合は28.3%。コロナ禍でミドル人材の採用割合が増加
  • テレワークや非対面サービスの普及も影響? IT人材の転職年齢に変化
 

2020年に転職した人の平均年齢は32.0歳

2020年に転職した人の平均年齢は32.0歳、男女別では男性が32.9歳、女性が30.1歳でした。いずれも調査を開始した2008年以降で最も高い年齢です。また、前年の平均年齢と比べて、全体では31.7歳から0.3歳、男性では32.5歳から0.4歳、女性では29.8歳から0.3歳とすべてで上昇しています。

 

コロナ禍における“転職年齢”の変化

2020年の年齢層別の転職者の割合は、「24歳以下」が2019年の10.3%から0.9ポイント減の9.4%、「25~29歳」が2019年の39.4%から0.6ポイント減の38.8%でした。一方、「30~34歳」は23.2%から0.2ポイント増の23.4%に、40歳以上は14.3%から1.2ポイント増の15.5%に増加しました。つまり、2020年は「年齢層別の転職者の割合が29歳以下で減り、30歳以上で増えた」わけですが、これはコロナ禍によるものと考えられます。多くの業界で景気が後退したことで即戦力重視に傾き、経験豊富なミドル人材の採用が増えました。一方、未経験者を募集する求人は減少し、社会人経験の浅い20代の採用が減ったと考察されます。

転職成功者が増えた職種は「技術系(IT・通信)」

転職成功者の職種別の割合を2019年と2020年で比較したところ、すべての年代で「技術系(IT・通信)」で転職する人の割合が増加していました。具体的には、「24歳以下」で14.1%から2.7ポイント増の16.8%、「25~29歳」で15.2%から4.0ポイント増の19.2%、「30~34歳」で17.6%から2.4ポイント増の20.0%、「35~39歳」で20.2%から4.1ポイント増の24.3%、「40歳以上」で20.9%から7.2ポイント増の28.1%と、すべての年代でどの職種よりも「技術系(IT・通信)」が数値を伸ばしています。この背景には、コロナ禍で生じた「専門スキル・経験」を重視する傾向があります。また、非対面サービスの普及やテレワークに代表されるウィズコロナの働き方を支えるIT人材へのニーズの高まりも影響していると考えられます。

35歳限界説は本当? 転職できる年齢に限界はない

転職のタイミングや“転職年齢”の話題で時折、「35歳転職限界説」など特定の年齢以降は転職が難しいとする声を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、転職者の平均年齢は一貫して上昇傾向(2008年~2020年で3.0歳上昇)で、ミドル層の転職割合は増加しています。このようなデータは、“転職できる年齢には限界がある”という説を否定するものです。ただし、企業が人材に求める役割は年齢に応じて変化する傾向にあるため、年代に合った転職活動やアピール方法は存在します。そこで、ここからは「20代前半の転職」「40歳以上の転職」など、年齢層ごとに異なる転職のポイントをまとめました。

20代前半の転職

2020年、24歳以下(18歳、19歳、20歳、21歳、22歳、23歳、24歳)で転職した人のデータをもとに傾向と対策を練りましょう。

20代前半で転職した人の職種

18歳、19歳、20歳、21歳、22歳、23歳、24歳では「営業系」で転職した人が最も多く、前年から0.6ポイント増の26.2%でした。続くのが前年から2.9ポイント減少した「販売/サービス系」の21.2%でした。ほかの年代と比べて、20代前半は転職した人の中でこれらの2職種の割合が大きいです。前年と比べて増加幅が大きいのは「技術系(IT・通信)」で、2.7ポイント増加し、16.8%となりました。
20代前半では「営業系」「販売/サービス系」で転職する人が多いのは前年と同様ですが、2020年は「技術系(IT・通信)」の割合が伸びました。

20代前半の転職は第二新卒などポテンシャル重視

18歳、19歳、20歳、21歳、22歳、23歳、24歳は第二新卒などポテンシャル採用が多く、専門的なスキル以上にビジネスパーソンとしての基礎が重視されます。コロナ禍により即戦力採用が主流ですが「自分には実績や経験がない」と焦らず、仕事の姿勢やプロセスでアピールできる点はないか、ていねいにキャリアの棚卸しをしてみましょう。行き詰まってしまった場合は、キャリアアドバイザーに相談してみると道が開けるかもしれません。

<まとめ>20代前半の転職

・「営業系」「販売/サービス系」で転職した人の割合が大きい
・2019年と比べて「技術系(IT・通信)」の割合が増加した
・ポテンシャル採用が多く、実績よりも仕事に向かう姿勢やプロセスも評価されやすい

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20代後半の転職

2020年、20代後半(25歳、26歳、27歳、28歳、29歳)で転職した人のデータをもとに傾向と対策を練りましょう。

20代後半で転職した人の職種

25歳、26歳、27歳、28歳、29歳では「営業系」で転職した人の割合が最も多く、前年から1.3ポイント減少し25.3%でした。2番目に多いのが「技術系(IT・通信)」の19.2%で、前年から4.0ポイント増加しています。「技術系(電気/機械)」「技術系(建築/土木)」の割合も増加し、それぞれ9.2%、5.2%に。一方、「販売/サービス系」は1.9ポイント、「事務・アシスタント系」は1.0ポイント減少しました。
20代後半では「技術系(IT・通信)」が大きく割合を伸ばし、「営業系」「販売/サービス系」「事務・アシスタント系」は減少傾向が目立ちました。

20代後半の転職はポータブルスキルが大切

25歳、26歳、27歳、28歳、29歳はポテンシャル重視の20代前半とは違い、一定のビジネススキルが求められます。その中でも身につけておきたいのが、課題を解決する力、人と関わる力など、業種や職種が変わっても持ち運びできる「ポータブルスキル」。コロナ禍で即戦力採用の傾向が強まっていることもあり、これまで以上にポータブルスキルをアピールすることが20代後半の転職では重要です。

<まとめ>20代後半の転職

・「営業系」「技術系(IT・通信)」で転職した人の割合が大きい
・2019年と比べて「技術系(IT・通信)」「技術系(電気/機械)」「技術系(建築/土木)」の転職者の割合が増加した
・持ち運びできるポータブルスキルをアピールすることが重要

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30代前半の転職

2020年、30代前半(30歳、31歳、32歳、33歳、34歳)で転職した人のデータをもとに傾向と対策を練りましょう。

30代前半で転職した人の職種

30歳、31歳、32歳、33歳、34歳では「技術系(IT・通信)」で転職した人の割合が最も多く、20.0%でした。前年からの増加幅もこの職種が最大で、2.4ポイント増加。前年転職した人が一番多かった「営業系」を追い越しています。2番目に多いのは「営業系」の19.2%で、こちらは1.9ポイント減少しています。ほかの年代と比較すると、「クリエイティブ系」(3.2%)、「企画・管理系」(12.6%)の割合が20代から伸びる傾向が見られました。

30代前半の転職は論理的にスキル・経験を語ろう

30歳、31歳、32歳、33歳、34歳では、ビジネスマナーやポータブルスキルはもとより、専門スキルへの精通やチーム全体へ貢献する意識も重要になります。自身のスキルや経験がいかに転職先で役立つのかを論理的に説明する練習をしておきましょう。また、結婚・出産・子育てなどライフイベントが増えてくるのもこの年代。総合的にキャリアについて考えるのがベターです。

<まとめ>30代前半の転職

・「技術系(IT・通信)」で転職した人の割合が最も多く前年からの増加幅も最大
・20代と比べて「クリエイティブ系」「企画・管理系」で転職する人の割合が伸びる傾向
・自身のスキルや経験がいかに転職先で役立つのかを論理的に説明することが重要

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30代後半の転職

2020年、30代後半(35歳、36歳、37歳、38歳、39歳)で転職した人のデータをもとに傾向と対策を練りましょう。

30代後半で転職した人の職種

35歳、36歳、37歳、38歳、39歳では「技術系(IT・通信)」で転職した人の割合が最も多く、24.3%でした。増加幅も4.1ポイントで、30代後半における他職種の増加幅の中で最大です。続くのが「企画・管理系」の15.5%。30代前半までと比較してこの2職種の割合が高まり、その分「営業系」「販売/サービス系」が少なくなっています。前年から最も割合が減ったのは「技術系(電気/機械)」で、1.6ポイント低下し10.9%となりました。
30代後半では最も転職者が多かった「技術系(IT・通信)」の割合が前年からさらに増加し、「技術系(電気/機械)」の割合が減少しました。

30代後半の転職はリーダー候補としての意識が必要

35歳、36歳、37歳、38歳、39歳では、マネジャー・リーダー候補として見られる割合が高まります。これまで以上にチームやプロジェクトを牽引した経験やまとめるスキルが重視されるということは覚えておきましょう。大切なのは、豊富な経験・知識により構築された自身の仕事術を活かして、プレーヤー・管理職両方の立場から企業に貢献する姿勢と実績です。

<まとめ>30代後半の転職

・「技術系(IT・通信)」で転職した人の割合が最も多く前年からの増加幅も最大
・「技術系(IT・通信)」「企画・管理系」で転職した人の割合が30代前半と比べて高まる
・プレーヤー・マネジャー両方の立場で豊富な経験を活かして会社に貢献する姿勢が重要

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40歳以上の転職

2020年、40歳以上で転職した人のデータをもとに傾向と対策を練りましょう。

40歳以上で転職した人の職種

40歳以上では「技術系(IT・通信)」で転職した人の割合が最も多く、28.1%でした。前年から7.2ポイント増えており、年代別で比較しても増加幅は最大です。ほかに前年から割合を伸ばした職種は、0.3ポイント増加した「技術系(建築/土木)」のみでした。ほかの年代と比較すると「技術系(IT・通信)」「企画・管理系」「技術系(建築/土木)」の割合が大きく、「営業系」「販売/サービス系」は小さい傾向が見られます。
40歳以上は「技術系(IT・通信)」で転職する人の割合が大幅に増加し、「技術系(建築/土木)」以外の職種は軒並み割合を減らしました。

40歳以上の転職は会社全体への貢献が求められる

経験・知識ともに豊富な40歳以上の転職では、会社全体に影響を与えられるような人材となることが期待されます。そのため、ポータブルスキルや個人の業績だけでなく、チーム・会社全体のことを考えてプロジェクトを進めた経験や、人材育成・マネジメントのスキルが求められます。これは、前職で務めていた役職に関わりません。ぜひ該当する経験や事例の棚卸しに取り組んでみてください。あわせて、これまでに築いたキャリアと志望先の求める人材像との間の接点を見いだし、具体的な体験談とともにアピールすることを意識してみましょう。

<まとめ>40代以上の転職

・転職した人の割合・前年からの増加幅の両方で「技術系(IT・通信)」が最大
・他年代と比較して「技術系(IT・通信)」「企画・管理系」「技術系(建築/土木)」が多く、「営業系」「販売/サービス系」が少ない
・チーム・会社全体のことを考えた業務やマネジメント、チームビルディングの経験が重要

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編集後記

「転職成功者の年齢調査【最新版】」のまとめ

新型コロナウイルスという世界規模の災厄に見舞われた2020年の転職市場。転職成功者の平均年齢は32.0歳という2008年の調査開始以来の最高値を記録しました。コロナ禍によりポテンシャル採用よりも即戦力採用を重視する風潮が生じたことが原因と考えられます。
年代別の転職成功者の職種割合では、20代前半・20代後半・30代前半・30代後半・40代以上のすべてで「技術系(IT・通信)」が割合を伸ばしました。これには、新型コロナウイルスがもたらした経験重視の傾向や、企業のデジタル活用の加速が影響しています。
2008年以降の13年間で転職という選択肢はどんどん当たり前のものとなり、どんな年代の方でも多様な選択肢を選べる可能性が広がりました。本記事でご紹介したデータや転職のポイントを、ぜひご自身のキャリア形成にご活用ください。

調査概要

2008年1月~2020年12月の間に、dodaエージェントサービスを利用して転職したビジネスパーソン約24万人のデータをもとに算出
※データのご利用について:出所が「転職サービスdoda」であること、本ページのタイトルを明記し、本ページへのリンクを掲載のうえで、利用してください

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