転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード
ハッジ/41歳/男性/転職3回目
大学院で専攻していた経営管理の能力を活かしたい、と最初の転職に臨み、順調に経験を積んだハッジさん。しかし、さらなるスキルアップのための2回目の転職は、提示された条件と入社後の実態が違っていました。妻と子どもがいる41歳という年齢で、入社初日にやむなく退職を決意し、3回目の転職をする窮地に立たされました。
- 前
- 機械メーカー 営業・経営企画(内部統制)
- 今
- 電子部品商社 内部監査
- #40代
- #男性
- #既婚(子どもあり)
- #転職回数多い
- #方針に疑問
- #家族の事情
仕事内容も業績も、入社前に聞かされてたものと違う…
——過去3社を経験しているハッジさん。今回4社目に転職された理由は?
3社目への転職が決まって、入社の初日に2種類の名刺が用意されてたんです。経営企画の部署で内定が出たはずなのに、「メインの業務は営業、経営企画はサブ業務」と言われて、愕然としました。ガバナンスや組織風土の問題から、存続が危ぶまれるほどに業績悪化していたことも隠されていたし、そこを知らされずに採用された人がほかに何人もいて、ということはたんなる言い忘れや聞き違いじゃなくて隠す意図があったということですから、不信感が募りました。
——「話が違う!」ですね。それはショックですね。
ほかの条件ならまだしも、私は経営企画の仕事がしたくて転職したのですから、「それはサブで」と言われると転職した意味がないですし、サブでだってやらせてもらえるかどうか怪しいぞと。それで入社初日にもかかわらず「辞めよう。3回目の転職だ」と思いました。実際に今の4社目に入社したのは11カ月後なわけですが…。
——実際に転職活動を始めて不安でしたか?
一番の不安は、私の職種が一貫していないことでした。1社目が「コンサルタント」、2社目が「事業企画」、3社目が「内部統制」で、職種名で書くと一貫したキャリアがないように見える。さらに年齢的にも41歳での短期離職…転職に不利な条件しかないなと思いました。
守りたい大切なものがある…!家族一丸となって、この大ピンチを乗り切ろう!
——入社初日に退職を決意して、すぐご家族に相談されましたか?
相談というか、事の次第を妻に話して「辞めて転職先を探す」と言いました。まあ怒られましたね。「あなたの見立てが悪かったんでしょ?」と、もうぐうの音も出ませんでした(笑)。
——その後は奥様の理解や支援は受けられた?
はい、面接の予定が入ったら、妻が面接官役を買って出てくれて練習したんです。「転職理由は?」「なぜ前の会社を辞めたのですか?」「やりたいことは何ですか?」と本番さながらの受け答えをして、変な緊張感がありました。子どもまで「志望動機ください」とか、覚えちゃったみたいで(笑)。家族一丸で私の転職活動に取り組むプロジェクトでした。それまでの2回の転職のときはこんなになりふり構わず準備をしたわけではなくて「なんちゃって」だったな、と思うほど。次の転職は悪条件が重なった背水の陣だと思って、できることは全部やりました。
仕事内容だけでなく家族のことも考えて転職活動
——そして、今度の会社は何を基準に決めましたか?
恥ずかしい話、3社目までは家庭への影響を考えずに転職活動をしてました。自分のやりたい仕事・自分のキャリアプランということだけで、家族との生活のバランスなど一切考えていませんでした。
——ご家族の反応は?
「今の会社に入ってからイライラしなくなったし、小さいことでクヨクヨしなくなったし、人間的には成長したんじゃない?」と妻に言われました(笑)。自分でも、ちょっと丸くなった気がしますね。僕は、理屈が先に立つ人間だったんですけど、変わりました。荒波にもまれて丸くなった石みたいな感じですかね。
編集後記
年齢が上になるにつれ転職に及び腰になる人や、転職回数が多いことで消極的になってしまう人は少なくありません。ですが、年齢や転職回数だけで不利になるわけではありません。たとえ部門や職種が違っていても、ハッジさんのように「経営企画や内部統制など本部機能に関する仕事をしたい」といった軸を見つけて、これまでの経験を説明できるように考えてみましょう。
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