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転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード

Vol.14

公開日:2018/10/29

技術職なのにゆったりした職場で不安…!最前線で働ける会社に転職したい

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技術職なのにゆったりした職場で不安…!最前線で働ける会社に転職したい

みどりかわ/27歳/男性/はじめての転職

学生時代に学んだ生産技術の仕事をするために、実家のある神奈川から地方の会社へ就職。安定志向の社風とのんびりとした環境で過ごす中、たまに東京の業界最先端で働く友人と話すたび、「自分だけ取り残されるのではないか」という不安に駆られ…。

医薬品メーカー 生産技術
精密機器メーカー 製品開発
  • 20代
  • 男性
  • 未婚
  • はじめての転職
  • 社風が合わない
  • 方針に疑問
  • UIターン
  • 成長・スキルアップ

みどりかわさん

地方での勤務を選択するも、ゆったりとした職場の雰囲気にモヤモヤ

——転職前は地方で勤務されていたんですね?

はい、ぼくは神奈川出身なんですが、大学で学んだことを活かせる地方の会社に就職しました。入社する前は、地方ってのどかで暮らしやすそう、くらいにしか思っていなかったんです。

——赴任してみてどうでした?

最初の1、2年は、仕事に慣れることに一生懸命で地方かどうかは関係なかったですね。ですが2年経って、ぼくが業界に少し詳しくなったせいもあるのだと思いますけど、ふと周りを見渡すと、「あれ? 何だかゆるい人ばかり?」と思い始めたんです。刺激がないというか、ネットニュースで知ったライバル社の話を同僚にしても「何それ?」みたいな反応だし、会社も生産性や利益を上げようとしてるとは思えなくて、もどかしかったですね。

——そうしたことが不安要素になっていったのですか?

ええ。この会社は異動が少なくて、定年までずっと同じ仕事なんです。このまま5年、10年と勤めたら、自分も「地方のんびり」に染まってしまうのでは…という不安もありました。同僚のみんなと話すことといえば、職場への不満ばかり(笑)。最新の技術の話とか、仕事の改善みたいな話をしても手ごたえがなくて、なかなか切磋琢磨する雰囲気にはなりませんでした。

第一線で働く友人の姿に焦り、首都圏の会社への転職を決意

——直接には何が転職のきっかけでしたか?

今思うと、同じグループの上司の異動がきっかけになったかもしれません。ぼくと同じように「仕事の刺激や改善が必要」と考えていた方で、「これからいろいろ新しいことにチャレンジしよう」と一緒に頑張っていたんです。でもその上司が部署異動になったことで、新たな波を作る仲間を失ってしまって。心の支えを失った感じでした。

——そのことで、ますます気持ちに焦りが?

たまに地元の神奈川に戻ると、東京で働いてる友人たちがいろいろな仕事を任されているというのを聞いて、第一線で活躍する姿にとても焦りましたね。「自分は3年経っても何も変わらない。彼らとどんどん差がついてしまう」と不安になりました。

地方勤務しながらの転職は大変だったけれど、最前線で刺激が得られる首都圏への転職に大満足

——地方から首都圏への転職活動はどうでした?

結構ハードル高いですよね。まず、移動に時間もお金もかかる。東京にいたら、仕事帰りに面接に行けますけど、地方だと丸1日休むことになりますからね。面接を受ける回数にも制限が出てきます。だからこそ、転職先の的を絞り込むことが大切だと思います。ぼくの場合は、切磋琢磨できる環境であることが第一優先。だから、最前線で刺激が得られる首都圏勤務であること、今後の成長が見込める業界、人を育てる教育制度に力を入れている会社に的を絞りました。

——実際には何社面接を?

3社受けて、今の会社に決めました。この間も、転職のモチベーションを保つのには気を使いましたね。地方はのんびりして居心地はいいので、かなり強く決心しないと難しいと思います。「面接に行くにも遠くてめんどくさい」となって、実際に途中で転職をあきらめてしまった先輩もいました。

——転職されて今の環境は?

技術や知識の面で取り残される?という焦りはなくなりましたね。教育制度にも満足していて、オンラインで体系的に技術が学べるし、その点でも前職と全然違うなぁと満足してます。毎年、海外研修があるので、受けられるかもしれないという楽しみもできました。

編集後記

「のどかな街でまったりと暮らしたい」という思いから地方勤務を選ぶ人もいるでしょう。しかし、みどりかわさんのように「やっぱり東京の会社で働きたい!」と思っても、地方から首都圏の会社への転職は時間もお金もかかりますし、面倒になって投げ出したくなることもあるでしょう。ですから、気になった求人に手当たり次第に応募するというわけにはいきません。「この条件だけは譲れない」というこだわりポイントを決めて応募先を探すことが特に大事になります。今回のみどりかわさんの場合は、「刺激が得られる環境」「成長する業界」「人を育てる会社」がポイントでしたが、「年収アップ」「残業が減って土日祝が休み」など人によって重視することはさまざまなはずです。こだわりポイントに沿った計画的な活動が成功のカギとなるでしょう。

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