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「転職したいけど悩む」本当に辞めるか決断するための2つの質問

更新日:2022/7/27

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社会人として数年でも働いた人なら、「もう辞めたい…」と思ったことが一度や二度はあるのではないでしょうか。でも、周りを見渡してみれば自分と同じ条件で頑張っている人もいるし…などと自分に言い聞かせて、現状維持を選んでいる人も少なくありません。しかし「辞めたい」という気持ちを抱えたまま、仕事を続けるのもつらいことです。そんなとき、もやもやした気持ちを整理できる方法があります。自分に対して2つの質問を投げかけてみてください。

画像:「転職したい」と思ったとき、本当に辞めるか決断するための2つの質問

Q1 10年後の自分は、今の会社でどんなふうに働いていそう?

今いる会社での10年後の自分を思い浮かべてみましょう。そこに「こうありたい」と思う自分の未来像が描けるでしょうか?希望通り、またはそれに近い働き方ができているでしょうか?

たとえ今「仕事を辞めたい」と思っていても、やりたかった仕事を始めて日が浅いためにうまくいかない場合や、将来高い確率で希望の仕事を任せてもらえそうな場合など、今の仕事や会社で経験値を積むことによって事態が良くなり、納得できる未来がイメージできるなら、まずはそこに向かって今の会社で頑張ってみることをおすすめします。

ただ、例えば自分の上司の姿を見て、仮に自分がそのポジションにステップアップできたとしても、その状態にワクワクしない、自分がやりたいことではないと思ってしまった場合。あるいは、今の会社の経営方針では、自分が「辞めたい」と思っている原因が取り除かれる可能性が見込めない、そう考えるなら、転職活動を始めたほうがよいでしょう。

Q2 今いる会社で「転職したい」原因を解決するのにかかる時間はどれくらい?

10年後を想像してみて、自分の働きかけがうまくいけば好転するかもしれない…そう考える人もいるでしょう。

例えば、自分を評価する直属の上司との関係が上手くいかず、修復できない状況に陥ってしまい、それが「辞めたい」につながっている場合。「もし、上司または自分が異動になれば、自分が再び活躍できるかも」と考えるかもしれません。

あるいは、希望の部署や新しい事業にチャレンジしたいと思って上司や周りに働きかけているのに、異動希望がかなわない、前に進めさせてもらえないことが、「辞めたい」気持ちにつながっている場合。「自分の頑張りが足りないのではないか」「もっと上手いやり方をすれば道が開けるのではないか」と、自分に厳しい人ならそう考えてもおかしくありません。

しかし、その問題を解決するのにいったいどれくらい時間がかかるでしょうか?

1年や2年で解決が見込める可能性が高いなら、それに向かって努力するのも一つの選択肢でしょう。しかし、人事異動は予測できないことがほとんどですし、新規事業にGOサインが出るまで、自分の努力だけではどうにもできないことがあります。

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転職で「時間を買う」という考え方がある

転職活動を始めるかどうかの判断は、「現状の『辞めたい』気持ちにつながっている問題を、時間がかかったとしても今の会社で解決する」のか、それとも「解決するまでの時間を惜しんでほかの会社に機会を求める」のか、概ねその二択になります。

今、抱えている問題に対して、自分の力で解決を図ろうとするのは、大切な姿勢です。ただ、解決に3年、5年という時間がかかりそうな問題や、解決できるかどうかもわからない問題を抱えている場合は、転職で「時間を買う」という考え方があります。

こじれた上司との関係修復が難しい状態や、希望と大きくかけ離れた仕事を続けながら人事異動を待って何年も過ごすよりは、転職して新しい上司と関係を築いたり希望に近い仕事を始めたりしたほうが、時間を無駄にせずに済むかもしれません。また、新規事業のプランが今の会社で受け入れられない場合は、受け入れられやすい風土の会社に転職したり、自分が手掛けたい事業をすでにやっている会社にジョインしたりする手もあるでしょう。

「転職活動をすること」と「転職すること」は違う

「転職活動」を始めたからといって、必ずしも「転職」に直結するわけではありません。仮に、自分の希望がかなう企業の求人があったとしても、そこに今のあなたが受け入れられるかどうかは、実際に選考を受けてみないと分かりません。

「転職」にはリスクが伴います。「時間を買う」つもりで転職したのに、入社を決めた転職先でその問題が解決できない可能性もあります。内定をもらったあと入社するかどうかは慎重に判断しなければなりません。

しかし、今いる会社で自分が望む未来が描けないとしたら、そこに居続けることも大きなリスクです。日々、「辞めたい」と思いながら過ごしても、成果が出ない、評価されない、体を壊すなどの悪循環に陥ることもあります。辞めるかどうかを迷うなら、まずは「転職活動」を始めてみて、自分の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。

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