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職務経歴書が長くなる人のための、力の入れどころ、抜きどころの見極め方

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自分を良く見せよう、採用担当者の関心を引こうとして、あれもこれも伝えなくてはと書いているうちに、職務経歴書がどんどん長くなってしまう…そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。職務経歴書を簡潔にまとめるには、力の入れどころと抜きどころの見極めが肝心です。

画像:「自分に合う仕事が見つからない」という人のための求人の探し方

実績のアピールよりも、キャリアの全体像を伝えるのが先

まず、職務経歴書の役割を確認しておきましょう。採用担当者は、職務経歴書からどのような情報を得たいと思っているのでしょうか。それは、あなたのキャリアの全体像です。人は、物事を理解するときに、全体像から把握しようとするものです。

例えば、「Aさんは、所属していた野球チームでエースピッチャー(投手)の座を勝ち取り、ある大会で全試合を完投してチームを優勝に導いた」という情報があるとします。一見、良さそうに見える実績ですが、少し考えると疑問点がいろいろ出てきます。

  • Aさんが所属していたチームには何人のメンバーがいたのか
  • チームに投手は何人いたのか
  • 印象的な仕事はありましたか?
  • 完投して優勝した経験は過去にもあるのか
  • 打者としての成績はどうだったのか
  • 投手以外の守備もできるのか
  • いつの話か

Aさんが「3軍まである、選手層の厚いチーム」のエースだったのか、それとも「1軍のみで補欠が数人程度のチーム」だったのかによっても評価は変わりますし、「打者としてもチームに貢献した」のか、「打者としての出場機会はなかった」のかという情報によっても印象はずいぶん異なるでしょう。また、「前に所属していたチームでは、ショート(遊撃手)を守っていた」という話があったら、守備を強化したいチームのスカウトマンの目に留まるかもしれません。しかし、その話が「小学生のときの話」だったとしたら、そもそもそんな昔話には耳を傾けないでしょう。

職務経歴書もこれと同じです。採用担当者が転職希望者を評価する際には、まず、キャリアの全体像を把握したいと考えています。そのため、職務経歴書に書くべき情報はほぼ決まっています。

  • どの会社・部門で
  • いつ、どのくらいの期間働いたか
  • その会社の事業内容
  • 組織の規模(人数構成)
  • あなたのポジションと仕事内容
  • 成果とその成果を出すために工夫したこと

所属した企業・部署ごとに、これらの基本的な情報を抜け漏れなく伝えて、全体像を把握してもらうのが、職務経歴書の基本的な役割になります。

相手にとって重要なことを強調して伝える

職務経歴書は一般的に、20代なら2枚程度、30〜40代で社会人経験が長くなると3〜4枚程度にまとめるのが望ましいとされています。

これは極論ですが、採用企業にとって重要な情報“だけ”が書かれているのであれば、どんなに長い職務経歴書でも問題ではありません。ただ、読んでみないと重要かどうか分からないような文章の塊が目に入ってくると、それだけで読み手は「長い」「分かりにくい」と感じてしまいます。

大事なのは全体の長さではなく、採用担当者にとって重要な経歴について十分な情報が書かれていること、さほど重要でない経歴についてはコンパクトにまとまっていること。つまりメリハリがはっきりしていることです。

どうすればメリハリのある職務経歴書を書けるのでしょうか。具体的な方法としては、最初はどんなに長くなってもいいので、自分のこれまでの経歴を思いつく限りすべて書き出してみることです。その上で、「ここは重要なので残す」「この部分は重要でないので削る」といった判断をしながらまとめていくとよいでしょう。

あなたは「何畑」の人?

では、力を入れて書くべき「採用担当者にとって重要な経歴」とは何でしょうか?

一つは、あなたの職務経歴の中で「コアとなる経歴」です。よく「私はずっと経理畑(けいりばた)でやってきまして」などという言い方をしますが、あなたが「何畑」かということです。ほとんどの場合、キャリアの中で、相対的に長く経験してきた仕事が「コア」になります。

例えば、営業を6年やってきて人事へ異動して1年という人の「コアとなる経歴」は「営業」でしょう。今後転職して、営業職としてやっていきたい人はもちろん、まだ経験の浅い人事の方向で今後のキャリアを築きたいという人も、コアとなる経歴は省略したり手を抜いたりしてはいけない部分です。

ただ、「コアとなる経歴=長く経験してきた仕事」なだけに、その長い経歴を最初から最後まで書くと、結局長くなってしまいます。その場合は「直近の仕事」、あるいは「難易度の高い仕事」に絞って、重点を置いて詳細を書くようにしましょう。

求人のポジションに活かせそうな経験を強調する

「採用担当者にとって重要な経歴」かどうかを判断するもう一つの要素は、募集しているポジションに活かせる経験かどうかです。

採用担当者は、職務経歴書を読んで「こんな経験があるなら、今回募集しているポジションでもその経験を活かしてもらえるだろう」という想像をします。ですから、職務経歴書を書くほうとしては、応募する求人の内容をよく読んで、どんな経験を書いたら採用担当者に「今回募集しているポジションにマッチする」と思ってもらえるかを考える必要があります。

営業職から営業職への転職、企画職から企画職への転職なら、転職先の仕事にそのまま応用できるような経験が多いでしょうから、それほど迷うことはないかもしれません。同じ職種でも、例えば営業なら、「売る商品の価格帯が近い」「営業先の顧客層が似ている」といったように、自分の経験と募集ポジションとの共通点をできるだけ多く見いだして伝えられると、よりいっそう採用担当者に「マッチする」と思ってもらいやすくなるはずです。

ただ、先に挙げた例のように「営業を6年やってきて人事へ異動して1年」という人が、人事のポジションに応募する場合、1年間の人事経験だけでは「マッチする」と思わせるには少し足りないかもしれません。コアな経歴は営業職としての6年間のほうですが、その中でも人事に活かせそうな経験がないか、記憶をたどって探してみる必要があります。

例えば、営業でチームリーダーをした経験から、「こんな工夫をしてメンバーの育成に力を注いだ」とか、「メンバーのスキルや個性を把握して、それぞれに合った担当顧客を割り当てて売り上げを向上させた」というような、人事に通じるような経験や成果があれば、それを書くとよいでしょう。

採用担当者は、個別の実績や成果が大きいか小さいかよりも、まず、募集ポジションとどれだけ重なる経歴の持ち主なのかを大枠で把握しようとしています。そのため、「活かせそう」と思える要素が多いほど、採用担当者は「面接で話を聞いてみよう」と思うはずです。そのために必要な情報は残し、それ以外は思い切って削る。これが、「長い」と思われない職務経歴書を作成するポイントです。

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