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連載5分で分かる!転職成功ノウハウ

忙しくて転職活動の時間がない人が、やってはいけない3つのこと

更新日:2022/7/27

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転職したいけれど、毎日の退社時間は22時を過ぎることがしばしばで、転職活動に時間を割けない。まずは今の会社を退職してから転職活動をしたほうがいいのではないか――そう考える人もいるかもしれません。でも、そんな時は一度考え直してみてください。退職してから転職活動をすることにはデメリットも多く、そうせざるを得ない場合の最後の手段です。
今回は、今の仕事が忙しくても辞めずに、最低限の時間で効率よく転職活動を進めるためのノウハウを紹介します。

転職活動ってどれくらいの時間がかかるもの?

画像:忙しくて転職活動に時間をかけられない人が、やってはいけない3つのこと

そもそも転職活動には、どれくらいの時間が必要なのでしょうか。一般的に、転職活動を始めてから内定を得るまでに2~3カ月程度かかると言われます。その期間中、週に一度は面接に行く時間が取れ、さらに毎日1時間程度は転職活動のための時間を割けるというのが、最低限、必要な時間の目安です。毎日の1時間は、求人情報を探して企業研究したり、応募書類作成や面接準備をしたりするための時間になります。

時間の融通が利きやすい人の場合は、いろいろな求人に応募して何度か面接を受けながら、「この会社は求めるものと違ったので、次はこういう会社を探してみよう」というふうに、じっくり時間をかけて自分に合う仕事・合う会社を見つけていくことができます。しかし、転職活動をする時間が限られる人の場合は、そのような“試行錯誤”ができません。できるだけ無駄を省いて転職活動を進めなければならないのです。

1.「どこかいい会社ないかな」と求人を探してはいけない

転職は恋愛と似ていて、自分がどんなタイプの人間で、どんな人を好きかがはっきりしていないと、いい出会いにつながりません。「誰かいい人いないかな」というスタンスでは、仮に相性のいい人に出会ったり、人から紹介してもらったりしたとしても、ピンとこなくて進展しないことがほとんどでしょう。転職でも同じように、本当は希望の条件に合っていたのに面接でのアピール不足が原因でお見送りになってしまったりして、後になってから「あの会社が良かったのに」と後悔するということが起こり得ます。

そのため、転職を思い立ったらまずすべきことは、「なぜ自分は転職をしたいのか」「転職した先に何を求めているのか」を明確にすることです。自分の向かう方向性が見えれば、自ずと応募する求人は絞られてきますし、何を優先して入社する企業を決めるのかという、転職の「軸」が定まってきます。自分ひとりでは方向性が定まらない場合は、転職をしたことのある知人や家族、キャリアアドバイザーなど信頼できる人に相談して客観的な意見をもらうことも一つの手です。

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2.気になった求人に1社ずつ応募してはいけない

一方で、時間がないことを言い訳に、“とりあえず気になった企業”に1社ずつ応募して、結果を待ってダメだったら次、という転職活動の仕方をしてしまう人がいます。そうすると、仮に選考が進んで内定が出たとしても、ほかの企業と比較検討ができないまま内定を承諾するか否かを判断しなければならず、結果として決めきれずに転職活動が長引いたり、あとあと後悔したりすることになるのです。

転職の「軸」を決めたら、同時期に複数の求人に応募するのがよいでしょう。時間が足りないのにいくつも受けて、うまく進められるか不安に思えるかもしれませんが、比較検討しながら選考プロセスを進むことができるため、「軸」に沿っているかどうかを判断しやすくなります。dodaエージェントサービスを利用して転職する人は、平均して一人4~5社と面接して、そのうちの1~2社から内定が出るか出ないか…というのが標準的です。書類選考の平均的な通過率は2~3割であることを踏まえて、20社程度に応募しています。

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3.面接の日程調整を企業に任せっきりにしてはいけない

求人探しや企業研究、応募書類の作成は、例えば休日や、会社から帰った後に、自分の時間で進めることができます。しかし面接だけは相手の予定もあることであり、調整が必要になります。平日の一般的なビジネスアワーはどうしても会社から出られない人は、そもそも面接に行けるのか不安になるのではないでしょうか。

基本的には、ビジネスアワーで面接する(9~18時スタート)企業が多く、有休がある程度思い通りに使えるのであれば、有休を取って面接を受けに行くことになります。ただ、企業側も、転職者が現職で時間がないことはある程度考慮していますので、ビジネスアワーの前後、例えば朝8時から、あるいは夜19時以降に面接時間を調整してくれることも少なくありません。特に、一次面接は人事担当者や現場担当者が面接官であることが多く、調整してもらいやすいでしょう。

二次面接以降は、事業部長や役員、場合によっては社長との面接になるため、ビジネスアワー外での調整が難しいことがほとんどです。そのため、転職活動に使える有休の日数が限られている場合は、二次面接以降で有休を取るようにしたほうがよいでしょう。また、有休が取れたら、その日に複数社の面接に行けるよう調整することも、転職活動の効率化につながります。

基本的な考え方として、面接の日程調整は、仕事のアポイントメントを取るのと同じことです。企業側から提示された面接日時候補で都合がつかない場合は、自分の都合のつく日時をいくつか挙げて物事が前に進みやすくなるよう配慮と工夫が必要です。そうした調整力や交渉力といったビジネススキルがあるかどうかを、面接日程調整の場面で企業から見られていることも意識しておきましょう。

転職活動を上手く進める人の中には、一次面接で企業に多忙であることを伝えて、その場で二次面接の約束を取り付ける人もいます。面接での手応えがよい場合や、次の選考に進む可能性が高い場合でないとできないことですが、時間的な制約がある中でも目的を果たせるように、主体的にスケジュールをコントロールする姿勢が重要です。



ホンネの転職白書「転職活動、仕事とどう両立していた?」では、転職経験者500人に調査を行い、「履歴書・職務経歴書の準備や求人応募は、どんな時間に行ないましたか?」「転職活動のために、有給休暇などの休みを取った回数は?」といった質問に答えてもらいました。人によって繁閑の差はありますが、多くの人が仕事をしながら活動をして転職を成功させています。ぜひ参考にして、限られた時間の中で効率的な転職活動を進めてください。

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