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内定・退職

内定をもらったけど迷う、
やめたほうがいい?
後悔しないための対処法・判断ポイントを解説

小谷野 利菜/顔写真

監修:小谷野 利菜(こやの・りな) dodaキャリアアドバイザー

内定をもらったけれど、本当にこの会社に入社していいのか迷う方もいるでしょう。今後のキャリアを左右する転職だからこそ、後悔はしたくないですよね。

この記事では、内定を承諾するかどうか迷ったときに、後悔しないための判断基準と具体的な対処法を解説します。「ほかに良い会社があるかもしれない」「入社をやめたほうがいいのでは」といった不安を解消して納得のいく決断をしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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この記事でわかること

  • 内定を迷う原因は、「転職の軸があいまい」「比較対象が少ない」などさまざま
  • 内定をもらったけど迷う場合の対処法を4つのケースに分けて解説
  • 内定をもらったけど迷うときは「事実」と「感情」を区別して考える

内定をもらったのに迷うのはなぜ?

内定をもらったのにその会社に入社していいのか迷いが生じる背景には、いくつかの要因が考えられます。

自己分析が不足しており、転職の軸があいまい

特に多いのが、自己分析が不十分で転職の目的や軸が明確になっていないケースです。

多くの人は現職への不満から転職活動を始めますが、不満の解消だけに意識が向くと、「転職先で何を実現したいか」という本来の目的を見失いがちです。そのため、内定をもらっても自分の決断に自信が持てなくなってしまうことがあります。

比較対象がなく、判断基準を持てない

比較対象がないことも内定をもらったのに迷う理由の一つです。現職が忙しく複数社の選考を受ける時間が取れない場合や、比較しなくても決められると思って1社しか選考を受けない場合、いざ内定が出ても絶対評価で判断せざるを得ません。相対比較ができないため、内定を承諾するべきかの判断材料が不足し、焦りや迷いが生じやすくなります。

労働条件や入社後の働き方に不安がある

内定をもらったけれど提示された条件や働き方が満足のいくものではなく、迷ってしまうことも珍しくありません。例えば、リモート勤務ができなかったり通勤時間が延びたりといった働き方の制約、年収が減少することによる生活の変化などが挙げられます。

このように入社後の条件や働き方が転職活動を始めた当初の希望と異なっていたり、生活面への影響が大きいと感じたりすると不安が生じやすくなります。

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心理的な不安がある

内定をもらっても、心理的な不安から決断を迷うことがあります。たとえば、仕事内容にやりがいを感じられそうでも「本当に自分に務まるのか」「期待に応えられるのか」といったプレッシャーを感じるケースです。

新しい環境や人間関係に適応できるか、これまでの経験が通用するかどうかといった不安も内定を迷う理由になり得るのです。

次の章から、迷った場合の具体的な考え方をご紹介していきます。

内定を迷うときにまず整理したい3つの観点

内定をもらったけど迷うときに役立つのが、以下の3つの観点です。

これらを行うことで、内定を受けるべきか否かの判断基準が明確になり、納得のいく決断につながるでしょう。ここでは、それぞれの具体的な方法について詳しく解説します。

内定を迷っている理由を言語化する

まずは内定を迷っている理由を、すべて書き出してみましょう。言語化してみることで、頭の中が整理され、何に悩んでいるのか、何を考えているのかが明確になります。

具体的には、内定先に対して気になる点・気に入っている点を、それぞれ「仕事内容」「社風」「人間関係」「働き方」など、項目ごとに洗い出してみましょう。ポジティブな面とネガティブな面をそれぞれ書き出してみることで、内定を受けるべきか迷っている理由がより明確になるでしょう。

ありたい姿を「過去・現在・未来」で整理する

内定を迷っている理由を言語化する際、「過去・現在・未来」の時間軸でこれまでの意思決定の傾向や自分のありたい姿を整理してみることも有効です。

「過去・現在・未来」での整理の仕方

  • 過去:自分の意思決定の傾向を振り返る
  • 現在:どんな状況なら転職を考えなかったかを整理する
  • 未来:自分のありたい姿をイメージする

過去からは自分の意思決定の傾向を振り返り、現在からは「どんな状況なら転職を考えなかったか」を整理し、未来については「何年後にどうなりたいか」「キャリアの中で何を成し遂げたいか」といった具体的なイメージを描きます。

これらを整理することで、自分のありたい姿や、それを実現するために必要なことがより明確になります。さらに過去の傾向を振り返ることで、自分がどんなことで悩みやすいのかを理解でき、今の自分を俯瞰して冷静に判断できるようになるでしょう。

現在の転職理由や未来のありたい姿をさらに深掘りしたい方には、dodaの「転職タイプ診断」がおすすめです。あなたが仕事をする上で何を大切にするタイプなのかや、直近の仕事に対する満足度が分かります。

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「転職の軸」を再確認する

内定に迷いが生じたら、改めて転職活動を始めた理由は何だったのか思い出し、「転職の軸」を整理してみましょう。

転職の軸とは「転職先を選ぶ際に譲れない条件」を指します。明確にすることで、自分にとっての理想的な働き方を実現しやすくなります。

転職の軸とは?面接での回答例も!こだわり条件を整理して優先順位をつけよう

軸になり得る項目は、給与や待遇、具体的な業務内容、キャリアパス、働き方(ワーク・ライフ・バランスやリモート可否)、企業文化や社風、スキルを磨ける環境、新たな挑戦の機会など多岐にわたります。これらのうち、自分にとって何が大切かを順位付けてみましょう。

転職活動を始めたころの転職の軸と今の考えに変化があっても問題ありません。むしろ、これまでと現在の気持ちの違いをすり合わせることで、より納得感のある判断軸を持てるようになります。

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【タイプ別】内定後に迷う場合の対処法

内定後の迷いは人によって原因が異なるので、万能薬はありません。まずは自分の迷いの正体を見極め、そのタイプに合った対処をすることが鍵です。

ここでは、内定をもらったけど迷う場合の対処法を4つのケースに分けて解説します。

直感のまま転職活動を進めた人

このタイプの人は、選考過程で「任される仕事が面白そう」「面接官の印象が良かった」「オフィスに活気があった」など、目の前の事象を直感的に判断して転職活動を進めてきた傾向があります。

直感は大切ですが、その場の雰囲気や印象に左右されやすく、いざ内定が出てもこの先ずっと働く自分が具体的にイメージできず、急に迷いが生じるケースも少なくありません。

対処法

こうした不安の背景には、上述した転職の軸が整理できていないことがあります。

対策としては、一度立ち止まって「なぜ転職するのか」「何を大切に働きたいのか」を整理してみましょう。

次に、その企業の特徴が自分の転職軸にどれくらい当てはまっているか整理します。このとき、直感的に惹かれた部分以外の特徴も踏まえて、総合的に考えることが大切です。

何かしらの意思決定をする際は、直感的な判断も時には重要ですが、判断軸を言語化することで、より納得感の高い判断ができます。

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情報を整理できていない人

転職活動は、ほとんどの人が複数の企業を同時進行で受けるので、同じタイミングで複数の会社から内定をもらうケースが出てきます。どの会社も一長一短があるため、情報が整理できていないと、複数社から内定が出たときに、どの企業に入社すべきか決めきれずに悩んでしまう人も多いでしょう。

また、このパターンの人は自分の中の判断軸があいまいなケースが多く、必要な情報をうまく集められず、整理がつかないまま決断を迫られることも少なくありません。

対処法

効果的な対策は「採点表」を作ることです。転職理由や転職軸を基準にしながら、年収、勤務時間、成長機会、社風など自分が重視する項目を明確化し、各社を点数化します。

情報不足を感じる場合はオファー面談の際や人事担当者に確認し、不明点を残さず整理することが納得感のある決断につながるでしょう。

  年収 理念 仕事内容 企業規模 合計
A社 12
B社 14
C社 16

◎:5点 ○:3点 △:1点 ×:0点

周囲の意見に流されやすい人

このタイプの人は、親やパートナー、友人など身近な人の意見をそのまま受け入れやすく、時には「内定を受けるかどうか」の決断そのものを委ねてしまう傾向があります。

自分の選択に自信が持てないときに、他者の意見に頼ることで一時的な安心を得ますが、入社後のミスマッチが起きた際に後悔や不満につながりやすい点が特徴です。

対処法

周囲の意見は参考になりますが、最終判断は自分でしたほうが後悔は少なくなります。転職の目的や大切にしたい価値観に立ち返って、内定先がどれくらい自分にマッチしているか振り返ってみましょう。

周囲の意見を参考にしつつも、最終的には「自分で決める」という姿勢を持つことで、後悔のない決断につながります。

また、転職エージェントを利用している場合はキャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。転職のプロに相談することで、より中長期的な目線でのアドバイスを受けられます。その際は自身の考えを事前に整理してから相談することで、より有益な助言が得られるでしょう。

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シミュレーション不足の人

転職活動で、今後起こり得る状況を十分にシミュレーションできていないと、内定をもらっても判断に迷うことがあります。

例えば、複数社の選考を同時に進めている場合、第一志望の結果を待たずに第二志望から内定が出ることもあります。事前に対応を考えていないと、回答期限に追われて冷静に判断できなくなる恐れがあります。

さらに、入社後の働き方や生活を具体的にシミュレーションしないまま選考を進めると、いざ内定をもらっても決断しきれず、不安が大きくなるケースもあります。

対処法

転職活動の早い段階から複数のシナリオを想定しておくのがおすすめです。複数社から内定をもらった場合どこに入社したいか、相対評価ではなく絶対評価で気になる点はないかなど、事前に内定後を見据えて情報を整理しておきましょう。選考スケジュールができるだけそろうように可能な限り調整しておくのも大切です。

また、入社後のシミュレーションを行うことも重要です。例えば通勤時間や業務の大まかな流れなど、求人票の内容やこれまでの面接で得られた情報から、入社後の働き方を想定してみましょう。想定給与や福利厚生から家計を試算することも有効です。

入社後の働き方や生活を具体的にシミュレーションした上で、不明点や気になる点があれば、人事担当者に、またはオファー面談の場で直接質問しましょう。より有益な情報を得られ、納得のいく判断につながります。

内定を迷ったときに意識したい2つの考え方

これまでの自己分析や情報整理、タイプ別の対処法を試しても、内定承諾の決断に迷いが残る方もいるかもしれません。

ここでは、内定を承諾するかどうか迷ったときに効果的な考え方を2つご紹介します。

迷っている理由が「事実」か「感情」か整理した上で対処する

内定を受けるかどうか迷ったとき、その原因が客観的な事実に基づくものなのか、それとも主観的な感情によるものなのかを切り分けることが大切です。

例えば、給与や勤務地、残業時間など労働条件への不安は「事実」に基づいた迷いなので、企業への質問や情報収集によって迷いを解消できます。

一方で、「なんとなく不安」「転職先で活躍する自信がない」といった理由は「感情」による迷いです。そういった感情に支配されてしまうと、冷静な意思決定をすることが難しくなってしまいます。

しかし、新しい環境に飛び込むとき、誰もがプレッシャーや不安を感じるものです。もし内定先の志望度は高いのに不安が付きまとっているという状況であれば、今の不安な気持ちをいったん受け入れ、思い切って一歩踏み出してみることをおすすめします。

事実と感情を整理することで、不要な不安に振り回されず、納得できる選択につながるでしょう。

「正解」を求めるのではなく「納得」できるかで考える

転職活動の選択で、絶対的な「正解」は存在しません。どんな企業にも魅力と課題の両面があり、完璧な条件を満たす選択肢はほとんどないからです。

重要なのは「他者から見た正しさ」ではなく、自分自身が「その選択に納得できるかどうか」です。自ら考え抜いて選んだという納得感は、入社後に迷いや不安を感じたときにも自分を支えるよりどころになります。他人の意見や口コミサイトを参考にすることは悪いことではありませんが、最終的に「自分で決めた」と思えることが大切です。

それでも内定に迷う場合は?

自己分析や転職の軸の確認、シミュレーションなどを行って迷いを整理しても、最終局面でどうしても判断がつかない場合もあるでしょう。

どうしても迷いが消えない場合は、内定先の人事担当者(転職エージェントを利用している場合はキャリアアドバイザー)に回答期限の延長ができないか相談するのも一つの手段です。

ただし、同時期に選考が進んでいる応募者がいて企業側が選考を急ぐ場合や入社意欲を重視している場合などは回答期限の延長が認められず、そのまま内定取り消しになる場合もあり得ます。回答期限延長の交渉を行う場合は、そういったリスクを踏まえた上で慎重に行うようにしましょう。

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まとめ

内定後に迷いが生じるのは、多くの人が経験する自然な感情であり、真剣にキャリアを考えている証しでもあります。大切なのは漠然とした不安を言語化し、転職の軸と照らし合わせて整理することです。条件や制度といった事実なのか、印象や不安といった感情なのかを切り分ければ、論理的な判断基準が生まれます。

最終的に重要なのは「正解」を探すことではなく、自分自身が納得できる選択かどうかです。その納得感こそが入社後の困難を乗り越える力になります。もしどうしても迷いが解消できないときは、一人で抱え込まず第三者に相談するのもよいでしょう。

dodaのエージェントサービスなら、あなたの希望やキャリアの軸を整理しながら、内定に迷った際もスムーズに相談できます。これから転職活動を始める方や、転職活動を仕切り直ししたいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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【要注意】労働契約上の「内定」とは?

本記事内では「企業から採用条件通知書が発行されたタイミング」を内定と呼んでいます。 しかし、労働契約上は採用条件通知書が発行されただけでは「内定」とはなりません。

企業から「採用条件通知書」が送付され、求職者が求人企業に対し、入社日・年収等重要な条件を踏まえ、就業することの意思表示をした状態が労働契約上の内定となります。
ですから、退職交渉の開始や他社選考の辞退は、労働契約が成立してから 行ってください。
dodaエージェントサービスを利用している場合は、キャリアアドバイザーに相談しながら、慎重に進めてください。また、ご自身で企業と直接やり取りしている場合は、エビデンスが残る形で進めていただくのが安全です。

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