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自己PRで「コミュニケーション能力」はNG?上手に言い換えて企業に強みを伝える方法

更新日:2023/1/30

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画像:自己PRで「コミュニケーション能力が強みです」と言うのは、なぜダメなのか?

「コミュニケーション能力」を強みとして伝えるときの注意点

リモートワークや非対面化など、働き方の多様化により、ビジネス上でのコミュニケーションの重要性がいっそう増しています。また、職務経歴が短い場合や未経験の職種へ転職する場合も、コミュニケーション能力を重視されるでしょう。

しかし、書類選考や面接でコミュニケーション能力の高さをアピールするには注意が必要です。なぜなら企業側からすると、漠然と「コミュニケーション能力がある」とアピールされても、抽象的すぎて良し悪しの判断がつけられないからです。
「コミュニケーション能力」は多くの人がアピールポイントにしているので、その中でも特に「あなたらしい強み」を掘り下げて伝える必要があります。

企業としては、自社に合ったコミュニケーション能力を発揮して、結果を出してくれる人材を求めています。コミュニケーション能力を強みとして伝えるときには、「応募先企業がどのような形でコミュニケーション能力を欲しているか」という点に着目して言い換えることが大切です。

3種類の「コミュニケーション能力」とは?

コミュニケーション能力とは、他者との意思疎通を円滑にするための能力のことです。人との関わりが一切なければ、コミュニケーションは不要ともいえます。ただし基本的に仕事は自分一人で完結させることができません。チームや組織として成果を出すためには、良好な人間関係の構築が必要不可欠なため、コミュニケーション能力が重視されるのです。

ひとくちにコミュニケーション能力といいますが、以下の3つに分けられます。自分がアピールすべきはどの能力なのか考えてみましょう。

・聴く能力

相手の話をしっかりと聞き、相手の伝えたいことを正確に理解する能力です。相手の話を最後まで聞くのはもちろんのこと、時には質問して、積極的に理解しようとする姿勢を示すことも重要です。聴く能力があると、相手に対する敬意が伝わりやすくなるため、スピーディーに信頼関係を構築できます。

・伝える能力

自分の伝えたいことを相手に正確かつ効果的に伝える能力です。内容を正確に伝えるためには、相手が理解しやすい表現で伝える工夫が求められます。相手のことを考えないと、話の前提を省略したり、特殊な専門用語を使ったりしがちなので注意しましょう。その表現で相手に正しく伝わるのかどうか、いったん頭で整理することが重要です。伝える能力があると、自分の意見や提案が通りやすくなるため、仕事の生産性が上がります。

・非言語能力

表情や声のトーン、身ぶり手ぶり、あるいは話の流れといった言語以外のコミュニケーションで、相手の思いをくみ取る能力です。「空気を読む」という表現をイメージすると分かりやすいでしょう。非言語能力が高いと状況を俯瞰しやすくなるため、臨機応変な対応ができるようになります。

「コミュニケーション能力がある」を具体的に言い換える

自分がどの種類のコミュニケーション能力が高いのか判明したら、次はそれを言い換えてみましょう。ポイントは応募先の企業に合わせて、「自社で活躍してくれそうだ」と思ってもらえる言い換えを選ぶことです。

・「聴く能力」の言い換え

「聴く能力」の言い換えとしては、例えば下記のものが挙げられます。

  • 相手の言外の要求をくみ取って、利害を調整できる
  • 相手の主張を受け止められる
  • 質問力や共感力が高く、相手の本音を引き出せる

・「伝える能力」の言い換え

「伝える能力」の言い換えとしては、例えば下記のものが挙げられます。

  • 目的や背景などを的確に伝えて、合意を得られる
  • 相手に合わせて説明方法を変えられる
  • 会話を通じて相手の興味を引ける

・「非言語能力」の言い換え

「非言語能力」の言い換えとしては、例えば下記のものが挙げられます。

  • 相手の反応・表情・声のトーンなど様子を見て、臨機応変に提案内容を変えられる
  • 相手が多忙な様子を把握して、業務を先回りしてサポートできる
  • 相手の心を開くために相手をよく観察し、それに合わせた対応ができる

これらの言い換えを一言で「●●力」といえる準備をしておくとよいでしょう。「私の強みは臨機応変な対応力です」「私の強みは相手に合わせた提案力です」「私の強みは傾聴力です」と一言で切り出すことで、より的確に伝えることができます。

なお、アピールする能力はひとつに限定する必要はありません。応募先の企業が求める人物像を描いて、複数の能力を組み合わせてもよいでしょう。

「コミュニケーション能力」をPRするときの4つのポイント

コミュニケーション能力をアピールしているにもかかわらず、面接時の自己PRが伝わりにくかったり説得力がなかったりすれば、本末転倒です。
ここでは、コミュニケーション能力をアピールするときのポイントを4つご紹介します。

・結論から話す

結論から話すことはすべての会話において大切なポイントですが、ビジネスシーンにおいては特に重要です。なぜならビジネスでは、正確性と時間が非常に重視されるからです。結論から話すと、シンプルかつ明確に相手に伝わる上に、短時間で相手に必要なことを伝えられます。自己PRを伝える際は結論から話せるよう準備しましょう。

・5W1Hで具体的に話す

コミュニケーション能力をアピールする際は、面接官から聞かれる前に自分なりの言葉で事例を交えて具体的に表現することが重要です。

その際に意識したいのが「5W1H」。いつ(When)・どこで(Where)・だれが(Who)・なにを(What)・なぜ(Why)・どのように(How)の6つの情報伝達のポイントです。5W1Hはシンプルですが、それゆえに職種やアピールしたい能力を問わず、具体性を持って伝えられるでしょう。

・新しい仕事でどのように活かすかを話す

熱心な自己PRだとしても、ただ過去の事実を述べるだけでは、面接官も実際に働いている姿のイメージが湧かないでしょう。コミュニケーション能力をアピールする際は、その能力を活かして、実際にどのような貢献ができるのか話すことも重要です。例えば、「前職のコンサルティング業で培った相手の本音を聞き出す能力を活かして、顧客のニーズを読み取り、売り上げアップに貢献したい」というように、自分を採用することのメリットについても言及しましょう。

・背伸びをして過大に伝えようとしない

コミュニケーション能力は、背伸びをして伝えようとしたところで、面接時の言動である程度分かってしまいます。職務経歴書に書いた自己PRと落差が激しいと、面接官からの印象も悪くなるため、誇張せずに等身大の自分のコミュニケーション能力をアピールすることが重要です。
また面接官は、応募者の面接での話しぶりや表情などからコミュニケーション能力の有無を判断します。相手の目を見て笑顔で話すなど、対人印象を意識することを忘れないようにしましょう。

自己PR「コミュニケーション能力」の事例

ここからは、「コミュニケーション能力」を自己PRした事例を3つご紹介します。
自己PRを書く際の参考にしてみてください。

【ソフトウェア製品の営業職に応募した例】

私の強みは『傾聴力』と『相手に応じた伝え方ができる伝達力』です。前職では開発とクライアントの間に入り、真摯な姿勢で聴くことに注力しながら信頼関係を構築し、互いの要望や意思疎通が図れるよう尽力してまいりました。SEの説明は専門用語が飛び交う難しいものでしたが、言い換えで質問を繰り返し、自身も用語の勉強をするなどして製品についての知識を深めました。クライアントに質問をされた際も難しい専門用語を相手に伝わる言葉に言い換えながらの回答を意識したことで、「信頼できる」というお言葉を頂けました。自身の受注数もさることながら他社を担当するメンバーから説明を依頼されることも多々ありました。
御社でもこの強みを活かして製品の特長を正確に理解し、クライアントに伝わる言葉を選ぶことで販売につなげたいと考えております。

【提案型営業に応募した例】

私の強みは「相手の悩みを引き出す能力」です。前職では会計コンサルタントとして、顧問先企業の経営戦略に関わる提案などに尽力してまいりました。経営者の方とお会いするときは、私の方が年下であるケースが圧倒的に多く、信頼してもらうのは非常に大変でした。ですが、私は相手の悩みを引き出すために、経営者の方に寄り添う形でのヒアリングを繰り返しました。結果として、多くの経営者の方から信頼を得ることができ、昨年は5件の契約更新に成功しました。御社でもこの強みを活かし、お客さまの悩みを引き出すことで要望に沿う商品提案につなげ、売り上げに貢献したいと考えております。

【小売業の営業事務職に応募した例】

私の強みは、「状況を把握する能力」です。前職では50人規模の販売会社の営業事務として、請求書や資料作成などを行ってきました。営業スタッフは常に多忙で外出も多かったため、以前は請求書の発行ミスなどが多発していました。そこで私は、全営業スタッフの1週間ごとのスケジュールを把握し、予定がたてこんでいるスタッフには、私から声を掛けてサポートを行うようにしました。その結果、営業部から感謝されるだけでなく、取引先からのクレームも前年比で70%削減させることに成功しました。御社でもこの強みを活かして、営業の方々の生産性を上げられるサポートをしていきたいと考えております。

自分の強みを具体的な言葉で伝えることが重要

強みが言語化できたら、応募先企業でその力をどう発揮できるのかイメージしましょう。その企業が自分の能力を評価してくれそうなのか、客観的に見極めることも大切です。また、自分の強みが評価されそうだと判断しても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。具体的なエピソードも用いて、説得力のあるPRを作成しましょう。

前述のとおり、「コミュニケーション能力が高い」というアピールは漠然としているため、「特に強い力はこれ」と落とし込んで説明するとアピールすることが重要です。その強みを活かして、入社後に貢献できる部分まで具体的に説明できれば、魅力的な自己PRになるはずです。

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