Q.離職してブランク期間がある場合の注意点は?
前職を辞めてからしばらくブランク期間があったため、そもそも自分を受け入れてくれる会社があるのか不安です。もしあったとしても条件が悪いのではないかと思ってしまいます。離職後、ブランクがある場合の注意点などがあれば、教えてください。(36歳/男性)
A.ブランク期間で得た気づきをポジティブに伝えましょう。
ブランク期間があると確かに不利に働くことが多いですが、伝え方とブランク期間中の気づきがポイントになります。休養期間であっても、転職活動期間であっても、ブランク期間を作ってしまったというマイナスポイントを認めつつ、その中で気づいたことなどを伝え前向きな姿勢を示しましょう。
ブランク期間に限らず、ネガティブな要素を抱えているときの伝え方のコツは、ネガティブな内容は隠さず話すものの、全体的な話の流れを前向きな内容にすることです。「休養期間中、確かにスキルアップはできませんでしたが、自分自身に向き合うことで整理ができ、本当にしたいことに気づけました」など、ブランク期間によるマイナス点を一旦受け入れてください。その上で、休養期間があったから気づけたことや感じたことをアピールすると、採用担当者にプラスの印象を与えられるでしょう。
実際にブランクの期間が長くなればなるほど、受け入れてくれる企業が少なくなってしまうことは事実で、受け入れてもらえても望んでいる条件をすべて満たす企業ではないかもしれません。しかし、まずは入社して再出発することが重要だといえます。職場の条件より経験を積めることを優先して考えるべきです。とにかく仕事がしたいという意欲を採用担当者にもしっかり伝えましょう。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。