Q. 仕事が長続きしません。在籍期間が短い転職のコツは?
3カ月前に転職したばかりですが、また転職を考えています。すでに2回転職しており、「仕事が長続きしない人」と思われそうなのですが、1社の在籍期間が短い場合の転職のコツなどありますか?(26歳/男性)
A.まずは、在籍期間が短くなってしまった原因と転職の目的を明確にし、その上で条件に合う企業を積極的に応募しましょう。
転職をする際には「次の会社では長く働きたい」という思いで転職する方がほとんどだと思います。そんな中、短期間で転職活動を繰り返してしまうことに悩んだり、不安を感じたりもしますよね。
次の転職先こそは長く勤めたい、と思っているのであれば、まずは、過去の転職理由と転職の目的を振り返ってみましょう。条件・仕事内容・職場の風土など、何が合わなかったのか、また、なにを実現したくて転職をするのかを明確にし、その上で条件に合う企業を積極的に応募しましょう。
在籍期間が短い場合、相対的に書類選考の通過率は低くなってしまいます。「キャリアアップのためにいろんな経験を積みたくて…」と前向きに伝えようとしても、採用する企業からすると、半年程度、あるいは半年未満の在職となると本当に経験が積めているのか疑問に思います。また、そもそも前回の転職活動でなにを実現したくて転職をしたのか、短期で転職するとはビジネスパーソンとして考えが甘いのではないか…など、考え方や働き方に懸念を抱かれる可能性が高いからです。
ですから、在籍期間が短い転職の場合、できるだけたくさん応募することが最大のポイントになります。応募の際には、短い期間ではあるが再度転職しようと思った理由を正直に伝え、次は長く勤めたいという思いをしっかり伝えましょう。もし、つっこんだ質問をされることがあっても、率直に反省の意を込めながら説明をしましょう。
なお、業界や会社によって「短い」「短すぎる」と捉える在職期間はそれぞれ異なります。2年3年で短いと判断する会社もあれば、1年くらい勤めていれば良いだろうと判断する会社もあります。3カ月~半年となるとよほどの理由がない限り「うちでも長続きせず辞めてしまうのでは?」と思われてしまいます。できれば、最低でも1年は現職で頑張ってみることをおすすめしますよ。
「仕事を辞めたい」と思った時…仕事の不満度チェックで後悔のない判断を
(キャリアアドバイザー 上杉 真由)
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