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連載転職の失敗談から学ぶ!後悔しない転職成功術

転職を成功させるためのコツは?転職後に新たな不満が…と後悔しないための方法を解説

転職成功かと思いきや、転職後に新たな不満が発生してしまうケースは、転職の失敗談としてよく聞かれる話です。この記事では、こうした失敗を未然に防ぎ、納得のいく形で転職を成功させるためのコツを中心に解説します。また万が一転職後に不満を覚えてしまった場合の対処法もご紹介するので、最後までご覧ください。

【case】

転職成功かと思いきや、また新たな不満が生まれてしまいました…

仕事内容にあまり満足できず会社を辞めることを決意。「どうせ転職するなら!」と、以前から興味を持っていた分野に挑戦することにしました。しかし、いざ新たな業界で働いてみると、予想を上回る忙しさで給与が割に合っていないように思えてしまい、不満を感じ始めています。やりがいがあるといえばあるのですが…もう一度転職をしようか悩んでいます。

H.Nさん(26歳)

キャリアアドバイザーの助言

転職の目的を明確にすれば失敗は防げる

転職するうえで、「自分はどうして転職したいのか」「自分にとって何が大切か」をきちんと明確にすることが大切です。転職の目的がはっきりしていないと、結果として単に現職を辞めただけで、新しい職場にも満足できず、何度も転職を繰り返すことになってしまいます。

志望業界への転職が叶ったにもかかわらず、転職後に仕事の忙しさと給与のバランスに不満を感じるようになってしまった質問者さんの場合は、「仕事内容」に加えて「給与や働き方のバランス」も大事だったのでしょう。きちんと自己分析をすることで「給与や働き方のバランスも大事」と気づけていれば、意識的に転職先企業や業界の情報収集をすることができたかもしれません。今回の失敗は、自己分析が甘かったことによる情報収集不足に起因します。

軸を冷静に見つめ直すためにも、まずは一度立ち止まり、自分にとって何が大切かをきちんと明確にし、将来の目標を実現するための長期的な視点を持って転職活動を進めましょう。

詳しく知りたい

転職後に生まれがちな主な不満

いざ転職先で働き始めてから「転職しないほうがよかった」と思ってしまったときは、そう思う原因となった「不満」を洗い出すことが大切です。
不満の内容は人によってさまざまですが、主な例は以下の通りです。

  • ・給料が想定より少なかった
  • ・給料が前職よりも下がってしまった
  • ・想像以上に忙しかった
  • ・実際の仕事内容がやりたいことと違った
  • ・人間関係がうまく築けなかった

転職後に不満を覚えてしまった人は、例をもとに自分の不満がどれに当たるのか整理し、その内容をもとにさらに次の行動を考えましょう。

またこれから転職する人は、現職への不満を洗い出すのと同時に、転職後に出てくるかもしれない不満を考えたうえで、転職軸の整理や企業・業界に関する事前の情報収集を徹底しましょう。

転職に失敗してしまう原因

転職先に対して不満を感じてしまったり、転職を失敗だと感じてしまう原因について考えていきましょう。ここでは、転職失敗の主な原因4つをご紹介します。

自己分析が足りていない

自己分析によって、やりたいことや自分の長所・短所などの深掘り・言語化ができていないと、自分にどんな企業や職種が合っているか判断がしにくくなります。結果的に、自分に合っていない企業に転職してしまう可能性も高まるでしょう。
また、自分の能力を正しく認識できていないと、いざ転職してもそこで必要な能力が足りずに業務についていけなくなる恐れも。こうした失敗をしないためにも、自己分析はしっかりと行いましょう。

現職への不満を深堀りできていない

「転職して企業を変えることで現職への不満を解決できる」と思い込み、そこで思考が止まっていると、転職先でも別のもしくは同じ不満を抱えてしまう恐れがあります。
具体的に現職の何が不満だったのか、理由を根本から明確にし、その不満を解決するには何が必要か分析しましょう。そのうえで、転職することが解決に有効と判断できるのであれば、転職を視野に入れるとよいでしょう。

転職先企業の情報収集が足りていない

これから働くことになる可能性のある企業の情報収集は必要不可欠です。自分が大事にしていることが明確になったら、それを実現できる会社なのかどうか、という点を中心に情報収集をしておきましょう。情報収集の際は、転職先の企業の方針や業務内容はもちろん、自分がそこで何ができるのか、どのように活躍できるのか、給与や休日などの待遇面はどうなるのかについても確認しておきましょう。

将来のビジョンが描けていない

現職を辞めること、転職することが目的になってしまっていると、転職した先でどうなりたいかがイメージしづらくなります。転職先企業でどんな業務をしたいのか、何を達成したいのかが明確になっていないと、転職直後はよくても、長期的にみて再び不満を覚えてしまう恐れがあります。
一度、将来描きたいキャリアを言語化したうえで、転職後の自分の姿が具体的にイメージできるかを考えてみましょう。

転職後すぐに再転職してもよい?

転職理由が明確であり、今の会社での改善が難しい場合は無理せず再転職も視野にいれることは問題ありません。しかし、あまりにも短期間で転職を繰り返すことは、今後の転職活動に不利に働く可能性が高いです。転職先で不満を覚えた場合、まずは原因を分析して解決する方法を探ってみましょう。

短期で転職を繰り返していると、転職の軸が定まっていない、自己分析が不十分だと思われてしまいます。原因を把握していること、改善を試みたが難しかったことなど、分析したうえで今後の対策を説明できると面接官に納得感を与えられます。

転職を成功させるためのコツ

後悔しない転職をするためには具体的にどのようなステップを踏んでいけばよいのでしょうか。ここでは、転職を成功させるための3つのコツを解説します。

転職の目的をはっきりさせる

まず明確にしておきたいのが転職の理由です。転職の軸を定め、条件に合う企業を探すために、現職の何を解消したいのか、どうなるために転職するのか言語化しましょう。

同時に、仕事内容、やりがい、給与、職場環境など「自分にとって何が大切か」もきちんと明確にし、優先順位もつけておきましょう。

自分の強みを理解する

いくら企業について分析や情報収集を行っても、自分の強みを理解していないと、能力を適切に活かした働き方ができません。選考において適切な自己アピールを行うためにも、自分は何が得意なのか言語化しておきましょう。

言語化に当たっては、自分の過去の経験や実績をもとに、その行動をとった考えの軌跡を整理してみるとよいでしょう。同時にその時の「感情」にも目を向け、自分の価値観を把握しておくと、企業選びに役立ちます。

自己分析に合わせた企業選びを行う

企業規模、待遇など、希望条件を明確にすることは大切ですが、条件にこだわりすぎると選択肢が狭まってしまう恐れがあります。なかには応募の時点ではそこまで志望度が高くなくても、面接で話を聞くなかで、入社意欲が高まるというケースもあります。
自己分析をもとに自分にとって譲れない条件を整理して、最低限それに合う企業のなかから、実際に選考を受けるなかで絞り込んでいく方法がおすすめです。自分に合う企業か判断するためにも、選定した企業はそれぞれ情報収集を徹底しましょう。

不満を正しく言語化して、転職を成功させましょう

転職後に生まれがちな不満は、言語化してその原因を整理することで、次の転職での成功につながります。もちろん、転職前に現職に対する不満を整理できていれば、転職後に失敗したと感じる確率も減るはずです。「転職の目的をはっきりさせる」「自分の強みを理解する」「自己分析に合わせた企業選びを行う」という3つのコツを押さえて、転職活動を進めていきましょう。

転職の成功とは入社することが目的ではなく、それまでの不満や課題を新しい会社で解消し、中長期的な目標を実現できるかです。将来を見据えたうえで長期的な視点を持って臨みましょう。

転職を成功させるためには、キャリアにおける強みなど自分を客観的に知ることが大切です。dodaでは、自己分析、キャリア分析にぴったりな診断ツールや、悩みを相談できる転職エージェントサービスをご用意しています。ぜひあわせてご検討ください。

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