連載転職の失敗談から学ぶ!後悔しない転職成功術
社風が合わないことがストレスに…解決方法や転職活動で失敗しないポイントは?
社風が合わずストレスに…条件は良いが入社後、会社になじめない…!
キャリアアドバイザーの助言
選考中にも社風を知る方法はある! 積極的に情報を取りに行きましょう
職場の雰囲気や同じ部署の人と合わないと悩む方は非常に多いです。社風や社内の人間関係は入社してみないと分からないと思われがちですが、実は工夫次第で企業の雰囲気をつかむことはできます。企業によっては社内を見学する機会を設けてくれたり、内定後の面談に対応してくれたりすることも。転職エージェントであれば第三者目線の情報を提供してもらえるでしょう。
同時に、覚えておきたいのは自分にピッタリ合う企業を探すことは難しいものだということ。自分に合う企業を探すことも大事ですが、受け身の姿勢ではなく、自分からその環境に合わせていくという積極性を持っておくことも大事です。
詳しく知りたい
転職活動中に社風を知る方法
入社後のミスマッチが起こるリスクを減らすためには、入社前の情報収集が大切です。選考中に企業の社風を知る方法を解説していきます。
企業の採用サイトなどをチェックする
求める人物像や企業理念、経営者のメッセージなどが掲載されている企業のサイトは、選考対策だけでなく、社風を知るのにも役立ちます。最近ではSNSに力を入れている企業も多く、サイトよりも社員の人柄や企業の価値観が見えやすいでしょう。ただし、サイトやSNSから見える企業の雰囲気は、あくまで企業側から発信されている情報です。実際に入社してみると、また異なる印象を覚える可能性もあると留意しておきましょう。
口コミサイトで情報収集する
転職情報サイトに掲載されている口コミは企業に対するリアルな声を探すのに便利です。口コミは各企業に在籍している、もしくは在籍していた社員によるものなので、企業発信では聞けない情報を効果的に集められるでしょう。
ただし、口コミはそれぞれの主観によって書かれており、客観的な意見とは限りません。場合によっては事実と異なるケースもあるので、完全に鵜のみにするのは避けましょう。
選考中に面接官に聞いてみる
面接は自身をアピールをするだけでなく、選考中の企業を知るための場でもあります。サイトや求人票からは読み取れないことを積極的に質問することが大切です。ただし質問できる時間は限られているため、事前に何が知りたいのか整理し、優先順位を決めておきましょう。また、会社の代表として向き合う面接官の雰囲気や話し方などからも、社風は読み取れる場合があります。
オファー面談を希望する
オファー面談とは、内定者と企業が入社に際しての不安や疑問を解消することを目的として行われる面談です。基本的には内定後に行われ、選考時よりも具体的な業務内容や部署の雰囲気などを聞くことができます。企業側としても、入社後のギャップを埋めるためにオファー面談を設定しているので、遠慮せずに質問しましょう。
ただし、面談の回数やそもそも実施されるかどうかは、企業によって異なります。
エージェントを活用しより深く情報収集する
選考中は、企業に対して気になることや疑問点があっても、人事担当者や面接官に直接質問しづらいこともあるでしょう。転職エージェントサービスを利用することで、エージェントを通して企業に質問が可能です。転職エージェントは多くの求職者・転職者をサポートしているので、企業側の担当者とは違った視点からの話が聞けることもあるでしょう。
選考中の企業の社風が自分と合うか判断するコツ
選考中の企業の社風が自分と合うか判断するためには、まず自分のことを知っている必要があります。企業の情報を調べるだけではなく、自己分析を繰り返し行うことで、自分に合うのはどんな社風の企業なのか整理することが大切です。さらには、職場の人間関係、仕事のスピード感や進め方など、どんな環境であれば自分が働きやすいのか一つずつ掘り下げて自分の働き方を明確にしておきましょう。また、近年ではリモートワークを導入している企業も多いです。働き方はもちろん、リモートワーク中のコミュニケーションの取り方なども確認しておくと安心です。
「社風が合わない」は転職の理由になる?
これまで、「転職先の社風が合うか」を確認するためのポイントをお伝えしてきましたが、そもそも、今の職場で社風が合わなくて転職を考えている場合、「社風が合わない」は転職理由になるのでしょうか?結論として、
社風が合わないことを理由に転職するのは問題ありませんが、伝え方に気を付けましょう。選考で転職理由を聞かれた際に「社風が合わない」と答えては、選考を受ける企業から「また同じ理由で転職するのでは」と思われてしまう恐れがあります。社風が合わないと感じる理由は何だったのか、根本的な原因をしっかりと掘り下げて言語化しておくことが大切です。その上で、ポジティブな印象になるよう、前向きな言葉で転職理由を伝えましょう。
「社風が合わない」と感じた場合の対処法
社風が合わないという理由で転職すること自体は問題ではありませんが、転職をするかの判断は慎重に行う必要があります。入社後、社風が合わないと感じた場合は、まずどのように対処したらよいのか見ていきましょう。
「合わない」と感じる原因を洗い出す
社風が合わないと感じたら、まずは具体的に何が合わないのか洗い出してみるのがおすすめです。社風はそれ自体に良し悪しがあるというよりも、自分に合うか合わないかが問題です。例えば、仕事の進め方や、人間関係、評価や習慣といった要素一つひとつを、自分の性格や価値観と照らし合わせて、検討してみましょう。自分にはどんな社風が合うのか、合わないのかが見えてくるはずです。
一人で抱え込まずに相談する
職場になじめない場合は、同僚や友人、家族など身近な人もしくは転職エージェントに相談するのも良いでしょう。人に相談することで、漠然としていた悩みが整理されます。また、第三者から客観的な意見を聞くことで、社風以外の原因が見えてくる場合もあるでしょう。一人で悩み続けるよりも視野が広がり、新しい気づきや解決策が見つかるかもしれません。
チームや部署の異動を希望する
合わないと感じているのは、必ずしも企業全体の社風ではないかもしれません。所属している部署やチームの雰囲気、特定の上司や同僚の態度が原因の場合は、異動を希望してみましょう。企業内の特定の環境や人と合わないのであれば、必ずしも転職する必要はないかもしれません。社風が理由の転職は問題ないとはいえ、働きながら選考を進めるのには労力が必要です。まずは異動も視野に入れて考えてみましょう。
時間で解決できないか考える
転職したばかりの時期は、慣れない環境や仕事のせいで「想像と違う」と感じやすいものです。まだ、社員や会社のことをよく知らずに「合わない」と感じているだけの可能性もあります。時間が経ち、新しい環境に慣れれば、だんだんと居心地が良くなっていくかもしれません。「合わない」と感じた原因を見つめ直し、職場や業務に慣れることで解決できる問題なのか、冷静になって判断することが大切です。
悩みを解消するため転職という選択肢を考える
合わないと感じる原因を整理しても、現状改善が難しく、自分の努力で変えようのない場合は、転職という選択肢も視野に入れましょう。特に、眠れない、気分が落ち込むなど、社風が合わないことによるストレスで心身の健康に影響があり、現在の職場での改善が難しい場合は、我慢せずに転職を考えることも大切です。早期退職になることを懸念するかもしれませんが、筋の通った退職理由を説明できれば、企業側もネガティブな印象を覚えることはないでしょう。
社風が合わない原因を掘り下げよう
転職後に社風が合わないと感じてしまう場合、選考中に自己分析や企業の情報収集が不十分だった可能性があります。あらかじめどんな社風が自分に合うのかを明確にした上で、企業の社風についてしっかりリサーチし、入社後に感じるギャップを減らせしましょう。自己分析や企業の情報収集など、一人で行うのが大変な場合はdodaのエージェントサービスを利用してみてください。あなたが何に悩んでいるのか、どういうときに合わないと感じるのか、対話しながらいっしょに考えを整理してくれるので、これから自分に合う社風を見つけたい方はもちろん、今、社風が合わなくて悩んでいる方も、一度、キャリアアドバイザーに相談してみてください。
入社後に「こんなはずじゃ…」とならないために、
転職のプロに相談しよう
- あなたに合った働き方や企業風土を
知って転職活動に活かしましょう - キャリアタイプ診断を受ける
- あなたは何を大切にするタイプ?
診断で適職探しのヒントを見つけよう - 転職タイプ診断を受ける
この記事を監修したキャリアアドバイザー
坂本 真衣(さかもと まい)
【経歴】
2008年に株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に入社し、個人側のキャリアアドバイザーを経験。産休・育休も経験しながら、累計2,500人以上の方を担当してきました。
【メッセージ】
「働く」ということは人生で大きなウエイトを占めていると思います。だからこそ、転職活動では一人ひとりの目指す姿やかなえたい未来の実現に近づける転職活動のご支援ができればと思っております。より良い転職活動より良い転職活動をいっしょに目指しましょう。
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