1.仕事に行きたくない・仕事がつらい…と悩む社会人は多い
社会人なら誰でも仕事への不満がもとで「ああ、仕事に行きたくない…」と思ったことがあるのではないでしょうか。仕事への不満が転職につながっているケースはどれくらいかという調査があります。パーソル総合研究所の「転職に関する定量調査」では、転職経験者の約8割が「前職への不満」が原因と回答しています。
転職の理由
出典: パーソル総合研究所・中原淳「転職行動に関する意識・実態調査」
過去1年以内の転職経験者1,000人を対象
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2.仕事に行きたくない・仕事がつらいと感じる主な原因3つ
やりがい
仕事にやりがいを感じられていないのが原因の一つでしょう。今の業務に興味が持てない人や、そもそも好きな仕事ではないと感じている人もこのパターンにカテゴライズできます。成長できていない、ミスばかりで成果が出せないなどで仕事に前向きになれない人もやりがいが要因といえそうです。
働き方
マインドセット以前の問題で、働き方が合わないことが原因の人もいます。体力的に疲弊している人や、仕事量が極端に多すぎる・少なすぎる人は働き方が悩みに直結しがちです。ほかに結婚、出産、子育て、介護などライフステージの変化によるさまざまな事情で働き方を見直したいと悩んでいる人もいます。
社風や環境
社風が合わずに居心地の悪さを感じている人もいます。パワハラやセクハラ、上司や同僚との人間関係、裁量や自由度を認めない文化、多様性のなさなどもあります。
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3.仕事に行きたくない・仕事がつらいと感じたときの対処法
「仕事に行きたくない」「仕事がつらい」と感じる原因が人それぞれであるように、対処法もさまざまです。
話す:第三者に話して状況や気持ちを整理する
信頼できる上司や産業医、社内の相談窓口などに相談するのがおすすめです。社内の人に話しにくい場合は身近なパートナー、親、友人などに相談してみてください。あなたの仕事の環境や詳細を知らないとしても、第三者に話を聞いてもらうことで気持ちの整理が進みます。話をしながら、普段考えないことを考えてみると自己分析につながります。親しい友人に質問してもらい思いついたことをメモして、自分の考えを整理するのも効果的です。今のあなたの仕事や職場のことを知らない人と話すことで、自分の価値観やものの見方に気づける場合もあります。
書き出す:書くことで状況や気持ちを整理する
「仕事に行きたくない」「つらい」と感じる原因を文字にして書き出すと感情の整理がしやすいです。書くことで内面に隠れていた要望や不満が整理されれば、自分を客観視するのにも役立ちます。他人や環境の問題に意識がいくかもしれませんが、大事なのは自分と向き合うことです。納得がいくまで何度も繰り返して書き出してみてください。「仕事に行きたくない」とネガティブな気持ちになるのは何をしているときか、誰に対してか、それはなぜなのか、自分自身に深く問いかけて整理しましょう。
ただし原因の整理・言語化は実はそれほど簡単なことではありません。「仕事がつらい」という抽象的なモヤモヤを具体的な言葉に置き換えるのは、自分のことでありながら苦労するものです。何度も見直したり書き直したりして、やっと自分の心に気づけます。だからこそ転職エージェントに登録し客観的なプロの意見をキャリアアドバイザーからもらう人がいるのです。
行動する:悩みを解消するため転職活動も視野に行動に移る
原因が整理できたら次は行動です。例えば「やりがい」が原因なら、スキルアップのための勉強をすることで成長している実感が得られます。原因が「働き方」で、長時間労働などで疲弊しているなら、曜日を決めて早帰りをすることで改善につながる可能性があります。
そして社風や評価制度、常態化した残業、固定化した人間関係など、自分の努力で変えようのないことが悩みの原因だとしたら、転職しようと考えるのは正しい判断といえるでしょう。結果として転職しないで今の会社にとどまることになるかもしれませんが、「転職活動という行動」をしてみることが悩みの解消になることは十分にありえます。
転職活動をする際は、いきなりやみくもに応募するのではなく、できるだけ多くの求人に目を通すことをおすすめします。たくさん見ると「この求人がちょっと気になる」「応募してみたい」「この求人はイヤだ」など感想を持つでしょう。興味を持つ求人、イヤな求人の共通点を考えてみると、自分が今の悩みを解消して何を求めているのか見えてきます。このプロセスも、キャリアアドバイザーのサポートを受けるとスムーズに進められます。
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4.仕事に行きたくない・仕事がつらいと悩んだときの注意点
無断欠勤
急な退職
体調を崩すほどの
過度な我慢や無理
「仕事に行きたくない」「仕事がつらい」と悩んでいたとしても、無断欠勤をしたり後のことを考えずに急に仕事を辞めたりするのはおすすめできません。一時的に悩みから抜け出せるかもしれませんが、そのあとのリカバリに苦労することになって悩みがさらに大きくなってしまいます。また、自分の体や心に異変が現れるほど無理して我慢し続けたり、自分の心を無視して負の感情を抱え込んだりしていないでしょうか。体調不良の場合はその旨を伝えて休みを取り、まずは自分の心と体を大切にしてください。
5.キャリアアドバイザーとの対話で「仕事に行きたくない・つらい」の原因を探ろう
「仕事に行きたくない」「仕事がつらい」の原因を分解・整理・言語化するのが難しいと感じた人は、転職エージェントに登録してプロの第三者のサポートを受けてみませんか。
キャリアアドバイザーはあなたが何に悩んでいるのか、どういうときにイヤな気持ちになるのか、対話しながら一緒に考えを整理していきます。本当はどうしたいのか、ご自身で気づいて納得できるまでは無理に転職活動をすすめることもありません。もし「やりがい」が悩みの原因だとしたら、転職せずに今の仕事でかなえられないかというご提案もしています。
「仕事に行きたくない」「仕事がつらい」に悩んでいるなら、転職するかどうか決めていなくても大丈夫なので、キャリアアドバイザーに相談してみてください。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして4年間勤務。その後パーソルキャリア株式会社に入社し、キャリアアドバイザーとして営業職を中心に転職サポートを行う。モットーとしている「活き活き働ける方を増やす」ために日々のカウンセリングでは個々人が大切にしている価値観を引き出し、活躍できる場の提案に力を入れてサポートしている
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