Q.高卒で3年間働いたら第二新卒の扱いになりますか?
第二新卒は、社会人経験が2~3年くらいの若手を指すと聞いたことがありますが、高卒の場合も、3年間ほど会社員として働けば第二新卒の扱いになりますか?「第二新卒歓迎」と書かれた求人に応募しても問題ないでしょうか?(21歳/女性)
A.第二新卒に明確な定義はありません。積極的に応募するのがおすすめ。
もし、「最終学歴が大卒以上でないために第二新卒として扱われず、応募すること自体が無駄なのでは」と考えているのなら、その考えは改めていただいて大丈夫です。「第二新卒歓迎」「第二新卒募集」などと記載されている求人にも積極的に応募しましょう。
どのような経歴の人を第二新卒として扱うかは、求人を行っている企業によって異なります。当たり前のように使われている第二新卒という言葉ですが、実は明確な定義はないのです。「4年制大学を卒業したあとに新卒で2~3年間、正社員として働いた人」と考えている企業もあれば、「最終学歴にかかわらず、2~3年間の会社員経験を持っている人」を第二新卒として扱う企業もあります。
もし、応募した企業が、第二新卒という言葉に「大卒以上」という意味を含めている場合、確かに選考通過は難しくなるかもしれません。しかし、「大卒以上」と明記されている求人で、高卒の人が合格するケースも少なからず存在します。応募すること自体にデメリットはないのです。高校卒業後に社会人として経験してきたことや、身につけたスキルが、企業の求める人物像に合致していれば、ライバルに打ち勝って合格を勝ち取ることができるかもしれません。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。